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別冊☆大阪百科☆ニュース6

1234名無しさん:2015/12/05(土) 20:26:06 ID:pZheQUA60
堀野さん ほんの一例ですが、特定の色が見えない「色覚障害」について、啓発活動を行っているNPOから相談がありました。

かつては小学校で検査をしていたのですが、今はなくなっていて、大人になるまで障害に気づかない人も多いんですね。軽度から重度まで含めると、男性では20人にひとりとも言われています。そうすると、就職時の健康診断で初めて判明し、パイロットや運転手の内定が取り消されるといったケースが相次いだり。

こういった声を受けて文部科学省は、2016年度からの色覚障害検査の再開を決定したんです。ただし、現場では十数年ぶりの再開なので、やり方がわからないという先生もたくさんいる。あるいは、判定を受けた子どもが、変な誤解からいじめられるかもしれないという懸念もある。

YOSH ただ再開すればいいというわけではないんですね。いろんなことが付随的に起こりうる、と。

堀野さん 私自身「そんなこともあるのか」と、いつも勉強させていただいている感じです。

例えば、色覚障害の人にとっては信号のLEDは見えにくいそうなんです。環境に優しいLEDが普及すればするほど、ある人たちには住みにくい社会になっている。そういうトレードオフは、気付かないところでたくさんあって。

ただ、技術も進化してきているので、今までにない新たな解決方法もありえます。色覚障害でいうと、既に補正レンズが開発されました。そのメガネを掛けて「生まれて初めて、桜のピンク色が見えた」というお子さんを見て、あるお母さんは号泣して喜んでいました。

YOSH 素晴らしいエピソードですね。

堀野さん このように、NPOだけでなく、先端的な研究を行っている大学や企業からも、大阪NPOセンターにはたくさん相談がきます。そこで、さまざまな人たちをマッチングしていくのが、私たちの大切な役割なんです。

将来ビジネスになりそうなアイデアが行き交っているので、感度の高い経営者の方ほど、「ここに来ると楽しい」とおっしゃっていただいています。

お金を儲けるということ

YOSH ビジネスの話で言うと、グリーンズもNPO法人ですが、NPOとしてどうお金を稼いでいくのか、誰もが悩むテーマだと思うんです。そういう質問に、堀野さんはどのように答えていますか?

堀野さん 禅問答みたいで恐縮ですが、最初から儲けようと思わないことですね(笑) そういう思惑って、困っている人や地域の人は敏感に感じ取るんです。

それよりも「社会をよくしよう」と活動していくと、いい出会いが広がっていくので、そのことに意味を見出した方がいい。そうするとビジネスモデルさえしっかりしていれば、企図せずとも仕事が舞い込んで、結果的に儲かるのではないでしょうか。

YOSH 確かに、greenz.jpのライターさんにも、そうやって仕事の幅を広げている方は多いですね。


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