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別冊☆大阪百科☆ニュース6
1138
:
名無しさん
:2015/05/07(木) 11:54:32 ID:zCNjF7qc0
小説『婚活刑事』じわり人気 ドラマ化期待の声も
2015年5月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150506/20150506088.html
ほれた男はみんな犯人-。という特異体質の女刑事・花田米子(よねこ)の大阪を舞台にしたドタバタ劇を描いた小説『婚活刑事』(TO文庫)が、登場人物の描写が丁寧で、かつ読みやすいと評判だ。著者は安道(あんどう)やすみちさん(34)。大阪府箕面市に住んでいるが、出身は鳥取県智頭町ということもあって、作品には大阪の地名のほか“鳥取ネタ”も随所に。ただならぬ郷土愛を感じる作品だ。
同作品は昨年8月に発行されたデビュー作。安道さんは「女性にとって『婚活』『30歳』というのは人生の一つの転機。女性だけでなく男性にもわかるように伝えたかった」と狙いを語る。
作品には大阪で有名な待ち合わせスポットや自身も行き付けという串カツ屋など大阪の地名が数多く登場する。大阪独特のテンポの良い掛け合いもあり、感情移入しやすい作品に仕上がった。4月には最新第2巻も発売され、女性向けの書籍を多数扱う梅田の書店では百数十冊が完売するほど。読者の中には早くもドラマ化を期待する声もあり、ひそかなブームとなっている。
デビューまで約12年かかった。もともとミュージシャン志望で、高卒後は京都にある音楽の専門学校に通った。周囲の熱に当てられ1年で挫折したが、幼い頃から続けてきた「物語を書く」分野で再起。小説家や声優などを育てるアミューズメントメディア総合学院大阪校(大阪市淀川区)に入り直し、腕を磨いた。
学校の同期が次々とデビューする中、「負けてられるか」とバイト生活をしながらようやく日の目を見た。女性の共感を得やすい婚活をテーマにした作品だが、「それだけじゃない」。鳥取県の産業や人口などの情報を登場させながら地方と都会を取り巻く昨今の社会情勢を指摘する場面もある。「都会は地方からいろんな物を持っていく。エンターテインメントの中から何かを感じ取ってもらえれば」と話す。
安道さんは現在、小説を書く傍ら、母校の同学院で講師として後進の育成にも励んでいる。「長年苦労した分、書けない、と苦しむ生徒の気持ちは分かるつもり」。紆余(うよ)曲折のデビューに「いい経験をさせてもらった」と振り返る。
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