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別冊☆大阪百科☆ニュース6
1055
:
名無しさん
:2015/03/16(月) 20:06:01 ID:ycIobyNM0
http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/150316/clm15031605010001-n1.html
【正論】信時潔に「建国」への思い馳せる □文芸批評家 都留文科大学教授・新保祐司
≪深刻な日本人の「国家意識」≫
2月11日の「建国記念の日」の本紙に載っていた「日本が建国された日を知っている日本人は2割未満」という記事には、深く考えさせられた。それに対して、国内在住の外国人は、中国で100%、米国やカナダで9割超が「自国の建国・独立の日」を正しく答えている。掲載されたグラフを見てもフランスは80%を超えているしドイツも8割弱である。イタリアも7割くらいに達している。
(中略)
その記事には、約4割が「日本の建国に関する歴史を学んだことがない」と回答していると書かれているが、これも異様な数字である。2月22日の本紙には「校長ブログ」問題が掲載されていたが、「建国記念の日」を知っているが認めないという日本人がかなりいることを示している。こちらの方が問題の根は深いともいえる。
フィンランドには、シベリウスという作曲家が生まれて、民族の魂を19世紀に蘇(よみがえ)らせた。フィンランドという国は、実に幸福であった。では、日本には、シベリウスのような作曲家が出現したか。幸いにして、現れたのである。それが、私が度々触れている「海ゆかば」の作曲家・信時潔(のぶとき・きよし)に他ならない。そして、北原白秋の作詞したものに信時が作曲したのが、神武天皇の御東征を題材にした交声曲「海道東征」なのである。
この「戦後民主主義」の中で封印されてきた傑作が、戦後70年、信時没後50年の
今年、信時が生まれた大阪で11月20日の夜、全曲演奏される。
人間は、歴史的事件というべきものに一生のうちに滅多(めった)に出会えるものではない。この演奏会は、戦後日本における正に歴史的事件になるに違いない。その演奏の大音響の中で、日本の精神の真髄は垂直に立ち昇るであろう。そして、それを聴き取るとき、建国へと思いを馳せ、愛国の真情は油然(ゆうぜん)と湧き上るのである。(しんぽ ゆうじ)
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