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別冊☆大阪百科☆ニュース6

1021名無しさん:2015/02/11(水) 20:59:34 ID:pXQyB0JI0
今日のおかずは「フクシ」 「くじら食堂」オープン
2015年2月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150208/20150208086.html

 西淀川区役所に1軒の食堂が開店した。その名も「くじら食堂」。ただ、そこで出されるのは、焼き魚定食でもカレーライスでもなく、「福祉」一品のみ。区内で生活保護業務にあたる職員と市立淀商業高校(同区野里)の福祉ボランティア科に通う生徒が福祉について思いをぶつけ合う場としてオープンした。「今日のおかずはフクシです!」。さて、おなかは満たされたかな?

「くじら食堂」は6日の午後1時半に開店。店主役を務めたケースワーカーの大里祥さんは「福祉や生活保護は厳しさばかりが伝えられがち。高校生と交流する中で一方的ではなく、仕事への思いを伝えたい」と開店理由を明かす。店名は、区の形がくじらに似ていることから付けた。

■いただきます!
 店内は、高校生36人と区内で生活保護を担当するケースワーカー10人で満席だ。

 「1品目は福祉に関わった今の気持ち」。大里さんがメニューを発表すると、各テーブルで「いただきます!」と声が上がった。

 「介護施設に実習に行った時、相手に何を言っても『違う』と言われて、コミュニケーションの難しさを感じた」と男子生徒。対する職員は「生活保護の仕事では、びっくりするような人とも出会うけど、どの人の人生も尊いものだ」。真剣な表情で生徒たちは話に聞き入っている。

 2品目は「ほかの人の話を聞いてどう思ったか」。女子生徒は「クラスメートでも話すことがない内容で、いろんな気持ちを聞けてよかった」と笑顔を見せたが、「現実は厳しいなと思った」とも。

■ごちそうさま!
 府内の公立高校で唯一の福祉科を持つ淀商高では介護施設などでの実習も盛んだが、生活保護については教科書で制度内容を習う程度。同校の木野大輔教諭は「生活保護をどういう理由で受けるのか、実態を聞くことが勉強になる」と話す。

 将来は、介護士か保育士か進路に迷う門脇由実さん(17)は「福祉は汚くきつい仕事だと思っていたが、やりがいのある仕事だと教えてもらった。もっと勉強を頑張りたい」。一方で、高校生との“食事”はケースワーカーにも貴重な経験になった。門戸麻奈さんは「仕事をしていると嫌なことも暗い部分もよく見る。今日は原点に立ち返れた」。その表情はともに明るかった。

 「くじら食堂」は今後も営業を予定。大里さんは「福祉の仕事はゴールが見えず、地味な仕事だが、一つ一つの出会いにやりがいを感じながら仕事していることも伝えたい」と意気込む。


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