“ハイパーループ“というこの次世代交通機関の構想は、2013年、イーロン・マスクによって初めて公表された。目下開発が進められており、初となるフルスピードでの本格試験走行が年内に予定されている。
ハイパーループ・テクノロジーズ(Hyperloop Technologies)のブローガン・バンブローガンCTOが、4月中旬にデトロイトで開催されたSAE(自動車技術者協会)の会議&見本市SAE World Congressで同社の取り組み内容について語った。
バンブローガンがSAE World Congressを訪れたのは、世界最大の交通技術者の集まりで創業15か月の自社の取り組みについて説明し、現在140人の開発チームの増員を図るためだ。彼自身はクライスラーでエンジニアとしてのキャリアをスタートし、カリフォルニアに移り、マスクが設立した宇宙船の開発・製造大手SpaceXで10年以上経験を積んだ。