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食の都、大阪
1016
:
よっさん
◆yQclIeGV9A
:2012/07/23(月) 22:07:52 ID:uKpiKV5A0
>>1015
・ナポリピザの生地を超える存在
どうすればこんなにも美味しいピザが作れるのか? どうすればそのスキルを会得できるのか? そのあたりは店主のブログを読んでもらうとして、「食べる人」の視点で「とうして美味しいのか?」を分析するとしよう。
まず生地だが、モッチリとしていて一般的なナポリピザの生地よりも弾力がある。その弾力はときとして「ナポリピザっぽさ」を打ち消してしまう存在になることがあるのだが、『ナポリピッツァ ガレリア』の生地は逆に「ナポリピザの生地を超える存在」になってしまった。
・絶妙な生地の弾力と香ばしさ
生地のフチの部分が山のようになっており、まるでパンのようフワフワとしている。その断面を覗いてみると、やや大きめの気泡が空気の層となって幾十にも重なり合い、つぶしても力強く反発する弾力を作りだしている。
生地の表面はザラついており、完全に乾燥しておらず所々にオイルが浸透。具とともに口へと運べば、生地の香ばしい小麦の味がオイルと混ざり合って絶妙な二重奏を奏でる。この時点で、口に入れてから0.5〜0.8秒が経過。その後、チーズとトマトソース、そして大量のオリーブオイルの洪水が口の中を占拠して「ウマミのオンパレード」。
・どうして『生ハムとルッコラのピザ』が美味しいのか
筆者が特にオススメしたいのが『生ハムとルッコラのピザ』。マルゲリータも美味しいが、さらに衝撃を受けたのが『生ハムとルッコラのピザ』なのである。どうして美味しいのか? その理由は非常にシンプル。
ここまで説明したとおり「徹底した店主によるピザ生地と具へのこだわり」が下地としてあることをふまえて話すが、生ハムとルッコラとチーズが自分勝手に自己主張せず、全員が歩幅を合わせて同レベルの味を出している。つまり、究極のバランスを持ったピザになっているのだ。
・生ハムが他の食材に違和感なくとけこんでいる
どんなに有名なピッツェリアでも、『生ハムとルッコラのピザ』が異様にまずいことがある。そのまずさの理由は「生ハムが塩辛い」ことから生まれる味の違和感。これは本場イタリア・ナポリでもよくあることで、筆者はそれを避けるため『生ハムとルッコラのピザ』をあえて注文しないことが多々ある。
だが、『ナポリピッツァ ガレリア』の『生ハムとルッコラのピザ』は絶妙なバランスで味と食材の量が保たれており、生ハム本来の美味しさをチーズとルッコラが盛り上げることに成功しているのだ。
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