① 大阪府は府下の全市町村(堺市を含む、しかし大阪市を除く)を統合させ、「新大阪市」(仮称)のもとに政令指定都市を形成。「新大阪市」は現行の自治単位を可能な限り存続させ、また必要とあれば合併させ、各単位を区へ「昇格」させる。市長は区長へ、市議会は区議会へ(その実体を変更せずに)「昇格」させる(例:大阪府岸和田市→大阪府「新大阪市」岸和田区)。同時に、次項の措置を可能にするための構造改革特別区とさせる。
② 「新大阪市」は、大阪市がかねてより構想する「スーパー指定都市」を全面的に承認
し、徴税権を大阪市に委譲し、大阪市内にある公共施設の管理を同市に一任し、市長・市議会を委託する(独自の市長・市議を断念)。しかし、その見返りとして、大阪市に「新大阪市」住民の大阪市長・市議会選挙権を承認させる。
③ しかし、ここで選出された大阪市長は実質的には大阪府副知事と変わらないため、かくして「スーパー指定都市・大阪市」は大阪府に解消される道を歩み出す。