ニュースの出所は国連人口基金(UNFPA:UN Population Fund)によるもので、AFPには書いてないが分析の元のデータはベトナム政府によるものなので、ベトナム政府の意図に反してUNFPAが指摘したというような意味合いはない。
AFPによると、UNFPAが今回指摘した背景には、今年が亥年、つまり中華圏では縁起の良い豚年(猪年)で男児が生まれることが望まれることが示唆されている。日本ではあまり報道されていないが、猪年のこうした呪術的な傾向は韓国や中国でも顕著で、結婚ブームもあった。
男児が選別される背景には、中華圏特有の男尊女卑的な文化的要素がありそうにも思えるが、直接的には人口抑制策があるらしい。