したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

仙台すげー良かったよ 67

737名無し@良識派さん:2018/02/12(月) 19:17:27
仙台「商都」の正念場
2018/2/12 日経 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO26695990Y8A200C1ML0000/

◆仙台は初代仙台藩主の伊達政宗が基礎をつくった街だ。政宗は城下に町人町を整備し、商業を振興した。年月を重ねるとともに「商都」として繁栄し、東北の中心都市に発展した。東日本大震災の試練を経ても、その立場は揺るがない。

◆2017年度の基準地価でも、仙台市の商業地は前年から8.7%上昇。最高価格地点は同11%余り上昇し、1平方メートルあたり300万円を記録した。東京などからの投資マネー流入も加速しているという。「商都」の証しともいえる現象だ。

◆そんな仙台市中心部の商業地で“異変”ともいえる事態が相次いでいる。仙台駅西口に面し、最高価格地点の向かいにある「さくら野百貨店仙台店」は、17年2月末に運営会社が経営破綻。約半年前にはすべてのテナントが移転を終えた。空き家状態が続く土地・建物は所有者間の調整が進まず、再開発の見通しは立たない。同じ西口では老舗ホテルが09年末で営業を終了。跡地は暫定的に商業施設として利用されているが、こちらも本格的な再開発計画は見えていない。

◆経営破綻や撤退の理由は一言でいえば競争の激化だろうが、街の発展に新陳代謝は欠かせない。再開発が進まないようでは、一段の発展に暗雲が垂れこめかねない。複雑な権利関係や、再開発を巡る関係者の思惑の違いなどがネックになっているとされる。

◆東北全体を見渡せば、人口減少が進み、活力の低下が指摘される。東北の将来像を考えると、中心都市である仙台のけん引役としての役割が一段と重要になる。立ち往生した感のある事態を打開するためには、関係者の努力が欠かせない。

◆まずは仙台市が中心となって街の具体的な将来像を描き、関係者が一丸となって目標に進む土台をつくることだろう。先の事例にしても、関係者間の調整や、呼び水となる優遇策をまとめるなど、行政が先頭に立つ対策はあるはずだ。歴史ある「商都」がさらに歴史を重ね発展できるか。今が正念場かもしれない。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板