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352ハンドールネームでお願いしますx:2009/05/20(水) 01:56:11 ID:3EuH1Evo
中国国家海洋局第三海洋研究所の周秋麟研究員によると、今後中国の沿海部では海面上昇が急激に進み、2030年には10-40センチメートル、2050年には30-60センチメートル、2100年には40-90センチメートルも海面が上昇すると予測されている。

2009年ワールドオーシャンデー(6月8日)活動の一環として、国家海洋局が主催し、海洋出版社も協賛する「海洋知識学内普及活動」が先日北京大学でスタートした。周秋麟氏の発表した論文『世界気候変動と海洋生態系』では、温暖化がもたらす海面上昇の実態がデータで示されている。

「この50年間、中国の海面上昇率は世界の平均を上回っています。海面上昇が進む事により我が国にもたらされる社会的、経済的損害は非常に深刻です。中でも、渤海周辺地域及び長江デルタ地帯、珠江デルタ地帯の被害が最も深刻です。」

周氏によれば、海面上昇により暴風・高波の被害が頻発しているという。広東省沿岸地域で発生した高波被害はここ10年で1.5倍に、また長江デルタ地帯では2.5倍に増加している。

更に、海面上昇は海岸侵食も引き起こす。現在、中国の砂質海岸の約70%で侵食が発生しているが、海面上昇により侵食の速度が更に早まっているという。遼東湾の東側海岸では1年間で15メートルも汀線が後退、山東龍口から煙台地域の海岸線も毎年6.65メートルのスピードで後退している。海南省海口市の新海郷では1998年から2002年までの4年間で、80メートルも後退した海岸線があるという。「このペースで海岸侵食が進めば、地域住民の移転問題や海岸地域の破壊、住居の倒壊や防風林の消失など、様々な影響が予想されます。」

海面上昇の影響から、海岸整備工事における安全基準も引き上げざるを得ない状況にある。周氏によると、20世紀中に行った海岸整備工事では、すでに高波による被害を防げなくなってきており、以前、天津で強風・高波が発生した際、港の貨物置場が海水に覆われしまった事もあるという。

また、海面上昇は土壌の塩性化も引き起こす。海水が浸入することで、淡水内の資源が破壊されるという現象も発生している。周氏は資料を元に、渤海周辺地域や山東、河北、天津沿海部で、1970年代中期からすでに地下水に海水が浸入し始めており、近隣住民の生活を脅かしている実態を明かしてくれた。

「‘海洋’は中国の経済が継続的に発展していく上で非常に重要な役割を果たします。海に関する意識や関心の低さは、中国が海洋事業を発展させていく上でも軽視出来ない問題となっています。ですから、海洋学分野の研究者をしっかりと育成することが大切です。海洋文化をより深く学び、海洋に関する知識を広め、人々の関心を喚起していかなくてはなりません。」と周氏は語っている。




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