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南アフリカニューススレッド

4虹の国・SouthAfrica:2003/12/13(土) 00:01
中国マフィアは金やダイヤモンドの密売や、南アの海岸沿いに生息するアワビの密漁、
偽物や模造品を安く中国から仕入れて南ア国内で売りさばいたり、アイボリーや絶滅危惧
(きぐ)種の密売などにも手を広げている。中国マフィアは台湾人や韓国人とも手を組む
ことも知られているが、地元の人間と手を組むことは少ないようだ。こうした犯罪組織は
ほとんどの場合、合法的なビジネスを行うなど表の顔を持っており、警察としても摘発が
なかなか容易ではない。

 外国人による犯罪のまん延は、一つには内務省(移民局)の管理体制の問題が挙げられる。
内務省の広報担当官も書類管理システムが侵入され易いものであることを認めており、内務省
内部の役人が犯罪組織に買収されるなど、犯罪者に対する入国管理が甘くなっている現状が
見受けられる。

 一方、南アの現地人による犯罪グループは外国人グループと比べるとさほど組織化されておらず
、犯罪内容としては車の乗っ取りや現金輸送車強盗が多いことが分かった。暴力が伴う凶悪犯罪が
多いことも特徴の一つだ。警察に届け出られる犯罪全体に対する暴力犯罪の割合は米国が15%、
英国が6%であるのに比べ、南アフリカでは33%。三件に一件が殺人や傷害など暴力的内容を持つ
犯罪だ。

 殺人を例に挙げれば、南アフリカ警察が今年九月に発表した〇二―〇三年の犯罪統計によると、同国では
十万人に四十七・四人の割合で殺人が発生している。これは日本の四十三倍、米国の八倍とかなりの高率だ。
車のハイジャックも毎年一万五千件前後を記録。日に四十台以上の車が強奪されていることになる。

 なぜ南アフリカが世界でも犯罪最多発国となっているのか、その原因を特定するのは容易ではないが、
いくつかの要因が考えられる。第一にはアパルトヘイト(人種隔離)下で、政治的目的の達成のため暴力が
正当化されていたという過去があること。アパルトヘイト政権は、黒人を中心とする国民層を抑圧し、
治安維持の名の下に反政府国民には公然と暴力を行使した。

 一方で一部の反アパルトヘイト活動家らには、「自由」「解放」を獲得するためには暴力的手段も
いとわないという風潮がまん延した。そうした過去の延長から、目的が政治的なものから個人へと
シフトしても、目的達成のためには暴力も正当化できるという意識が国民の中に根強く残っているのでは
ないか、と治安調査機関のリポートは指摘する。

 共産主義が黒人解放と結びついて浸透したこともあり、「目的達成のための暴力の正当化」は犯罪者に
とって非常に都合のいい「理論」となっているわけだ。現に、アパルトヘイトで白人から抑圧された
黒人系国民の中には、裕福な白人から富を強奪し、分け前をもらうことくらい当然、という意識が一部には
あり、犯罪意識が薄いことも厳然たる事実である。


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