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災害に強いまちづくり 三鷹市

3太宰治@走れメロス:2009/12/26(土) 12:26:52 ID:PQBcsFyg0
公園が防災拠点に変身 かまどベンチ、マンホールトイレ
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200912220197.html
ベンチの支柱のふたを外すと、かまどに変身する=新宿区の富久さくら公園
http://www.asahicom.jp/national/update/1222/images/TKY200912220213.jpg
マンホールを開けると下水に直結した便器があらわれる=東京都新宿区の富久さくら公園
http://www.asahicom.jp/national/update/1222/images/TKY200912220212.jpg
  
 ベンチが炊き出し用のかまどに、マンホールが仮設トイレに――。一見何の変哲もない公園が、ひとたび災害が発生すると救援拠点に姿を変える。そんな公園が都市部を中心に増えてきた。小さな公園でも助成を受けられるようになり、関連設備の売り上げも伸びている。

 この春、東京都新宿区の公務員宿舎跡地に、約70メートル四方の「富久(とみひさ)さくら公園」が開園した。近くの住民約30人の声をくんで設計。震災があったときの一時避難場所を想定している。

 公園のベンチは、腰掛ける部分の木製の板を外すと二つの金属製の支柱がそのまま2基のかまどになる。9月の防災訓練ではここで200人分のコメを炊いた。同区富久町中町会の遊佐和男さん(81)は「木造家屋が多い地域だから、地震が怖い。こういう公園ができて安心です」。

 公園で子どもたちを遊ばせていた主婦の中島実和子さん(34)は「普通のベンチじゃないんですか? 全然気づきませんでした」と話した。

 仕掛けはほかにも隠れている。マンホールを開くと、仮設のトイレに。水道が止まっても井戸水が用意されている。街灯は停電の時も使えるソーラー式だ。

 千葉県市川市の工場跡地にある「大洲防災公園」は旧都市公団の整備事業で作られ、2004年に開園した。

 サッカーグラウンド4面分の広さがあり、受け入れを想定する1万人の飲料水3日分(100トン)を地下の貯水タンクに蓄える。滑り台つきの遊具施設やあずま屋にテントシートを張ると、仮設の救護所に変身。「かまどベンチ」も点在し、マンホールトイレは40基を備える。同市はこの公園を参考にして別の地域にも同様の防災型公園を建設中で、来春完成する。

 防災型公園は、1995年の阪神大震災の教訓から生まれた。余震による家屋の倒壊を恐れて公園に避難した住民たちからの「煮炊きができない」「トイレが使えない」「雨風がしのげない」といった声をヒントにした。

 国は大型公園の防災設備費を半額助成することで整備を促進。地域防災計画に基づいた「防災公園」と認定されたものだけで全国で3700カ所完成(08年)し、その多くに貯水槽やかまどベンチなどの防災設備が整えられている。同計画外だがこうした設備をもつ公園はその数倍ある。今年度からは、1ヘクタール未満の小さな公園でも都市部で条件を満たせば助成金がつくようになり、普及に弾みがついた。

 公共いすメーカーのコトブキ(東京都千代田区)は01年からかまどベンチを販売している。最新作は、かまどになる脚部をカバーで覆い、普段は普通のベンチに見えるようにデザインした。鍋二つが使え、90分で300人分の豚汁を調理できる。

 営業担当者によると、発売当初は売れ行きが芳しくなかったが、「ここ数年は中越沖地震や岩手・宮城内陸地震と続いたこともあり、自治体の関心が高まってきている。マンションや団地の敷地に、このベンチを置く例も増えています」。今年度は災害を想定した関連商品が前年度の2倍の売れ行きという。

 日本公園施設業協会は「自治体の財政が厳しい時代に、安全のための設備は遊具よりも予算が通りやすい。その流れでメーカーも開発に力を入れている」と話している。


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