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【健康・安全】狂牛病・BSE・CJD

1ヤコブ病患者の筋肉からも異常プリオン検出:2003/11/08(土) 12:39
狂牛病・BSE・CJD についての記事が多くなり、また
「【疫病】SARS以外」と「食の安全に関する情報」の両スレに
分散してしまってきたのでスレ立てしました。

末永くご利用下さい

2...:2003/11/08(土) 16:13
>>1
「末永くご利用下さい 」
謹んで訂正させて頂きます。

『「BSE」が無くなる日を祈って』と

3牛は昔の鯨・全て利用:2003/11/08(土) 16:51
「外国産牛(英国産以外)由来物を含有する製品」より抜粋
平成8年4月厚生省

インスリン、グルカゴン、ゴオウ(五黄)、コンドロコイチン硫酸ナトリウム
チトクロームC、トロンビン、プロトロンビン、ヒアルロニダーゼ、トリプシン

4専門家はきちんと考えていた:2003/11/08(土) 17:01
>>食の安全に関する情報 25
5.牧草等(専門家的には可能性0だろうが、プリオンの環境耐性の強さから何でもあり?
      牧草の輸入は多量にある。牧場に牛糞の残りは多い )

古い文献発見「スローウィルス感染とプリオン」(山内一也、立石潤監修、近代出版)
に「証明された経路および可能性の高い経路」として

羊スクレーピー →「スクレーピーに汚染した牧草及び餌」 →ウシ海綿状脳症、ヘラシカ慢性疲労病

羊スクレーピー →「汚染牧場及び牧草(胎盤及び胎児膜)→羊と山羊のスクレーピー

5古典に学ぼう:2003/11/08(土) 17:15
>>4古典を読み直していての発見 第2号
「ウェスターン・ブロット」法命名の由来

タンパク質やペプチドタグを同定するために抗体を利用する方法

DNAの同定をサザン法、RNAの同定をノーザン法というのに対し付けられた名前

6古典に学ぼう 第3号:2003/11/08(土) 17:39
動物飼料禁止後の英国での狂牛病発生

86年11月 病理学的BSE発見
88年4月 サウスウッド調査委員会発足
88年7月 禁止(反芻動物由来蛋白混入飼料の使用禁止)
89年11月 SBO禁止令
88年   9786頭
89年   7455頭
90年   1428頭
91年    61頭
92年     8頭
93年     1頭 

96年3月20日英国ドレル保健相の発表「BSEとCJDの関連性は否定できない」
96年4月16日 日本で飼料の輸入、使用禁止のはずだった(当時の厚生大臣 菅 直人 氏)
どこでどう狂ったのだろうか?

7古典に学ぼう 第4号:2003/11/08(土) 18:01
北大教授 近藤喜代太郎 氏の意見(1996年)

羊のクズ肉を飼料にしてミンク脳症が発生するのは経験済みなのに、狂牛病を発生させたのは残念だ。
狂牛病とヒトのCJDには「種の壁」があると言われているが、それは希望的観測に過ぎない

「種の壁」を言い続けてきた有力専門家とは全然違いますね

8古典に学ぼう 第5号:2003/11/08(土) 18:22
小林大輔 千葉工大教授(東大名誉教授)「コンクリートが危ない」(多分岩波新書)

コンクリートの製造法が変わったために、バブル期以後のコンクリート建造物が危険である
普通心配される「アルカリ骨材反応」や海砂の利用による塩害ではなく、コンクリートそのものが壊れる

狂牛病も、肉骨粉の製造法の変化が主な原因であり、とても似ていると思う

他にも何かありそうでコワイです!!

9古典に学ぼう 第6号:2003/11/08(土) 18:36
1980-96 英国からの汚染可能性飼料輸出先・・主にアジアに(経由して日本にも?)
インドネシア60万t、タイ18.5万t、台湾4.5万t、フィリピン2万t

10古典に学ぼう 第0号:2003/11/08(土) 18:40
古典に学ぼう 第1号〜4号
「狂牛病のすべて ファクトブック」(あの)日経BP
 日経メディカル、日経バイオテク、バイオテクノロジージャパン共同編集

11古典に学ぼう 第7号:2003/11/08(土) 20:22
>>6
ナゼか英国での発生頭数は毎年8−10月に集中

別のページで全然全く違う数字が出ている(そちらの方が正しい理由がある)ので
再調査中です

12古典に学ぼう 第7号:2003/11/08(土) 20:39
英国におけるBSE発生頭数
(OIE資料。1988年7月に飼料禁止になったことに注意)
〜1987:446
1988: 2514
1989: 7228
1990:14407
1991:25359
1992:37280
1993:35090
1994:24438
1995:14562
1996: 8149
1997: 4393
1998: 3235
1999: 2301
2000: 1443
2001: 1202
2002: 1144

13古典に学ぼう 第8号:2003/11/08(土) 20:46
厚生労働省
一部報道に1996年に英国産の肉骨粉の輸入を禁止したとあったが,これは間違いで,厚生労働省は1996年3月以降,「輸入禁止」ではなく「輸入自粛」を指導しただけにとどまっている。この辺の対応の甘さが今回の狂牛病騒ぎを呼んだ。
 『厚生労働省は,1996年3月以降英国産の牛肉及び加工品の輸入自粛を指導しています。2000年12月に農林水産省が,EU諸国等からの牛肉等の輸入の停止措置 (2001年1月1日実施)をとったことをうけ,2001年2月15日,牛肉,牛臓器及びこれらを原材料とする食肉製品について、EU諸国等からの輸入禁止措置をとりました。』

農林水産省
 2000年12月になってやっと,EU諸国等からの牛肉等の輸入の停止措置 (2001年1月1日実施)をとった。イギリスで狂牛病が猛威をふるってからすでに数年が経った後のあまりにも遅すぎる対応だった。
 武部勤農相は2001年9月23日,記者会見で,肉骨粉が牛の飼料として使用されていた点に関して,「行政指導が徹底していなかった」と農水省の指示が徹底していなかったことを認めた。
 なぜ禁止措置をとらなかったのかという問題に関しては,加工業者など既存の産業を保護するためでないかとの見解がある。
http://www.kyo-sin.net/kyougyu.htm

14古典に学ぼう 第9号:2003/11/08(土) 20:51
1 英国におけるBSE発生を踏まえた対応(1986〜1995年)
   英国でBSEの発生が1986年に確認され,88年に国際獣疫事務局(OIE)総会で新疾病として発生報告.英国では88年に肉骨粉の反すう動物への使用禁止,89年11月に脳,脊髄などの特定臓器の食用禁止措置,ついで90年9月に特定臓器を動物の飼料に使用することも禁止.
 EUとしての肉骨粉使用禁止措置が加盟国全体で実施されたのは94年.
 92年にはOIEの国際動物衛生規約にBSEの章が設定.
 このような国際的情勢の変化に対して,農林水産省は[1]BSE発生国からの生きた牛の輸入停止,[2]BSE発生国から輸入する肉骨粉への加熱処理条件の義務づけなどを措置.しかし,加熱処理条件の実態について,現地調査等積極的な対応がとられる必要があった.
日本獣医師会 http://group.lin.go.jp/nichiju/info/05504/05504_5b.htm

15古典に学ぼう 第10号:2003/11/08(土) 21:05
>>13 歴史的事実と違う(農林省、反対派ともに都合の悪い(良い?)事実)

農林水産省通知 1996年3月27日

我が国は英国に対し3月27日から当分の間、今まで輸入が可能であった次の畜産物資等の輸入禁止(家畜衛生条件の効力を停止)を決定し、・・・

対象国 英国本島、北アイルランド 
対象物 反芻動物由来の肉骨粉等

16国産牛の背骨も食用禁止に:2003/11/14(金) 21:54
国産牛の背骨も食用禁止に BSE対策で厚労省

 牛海綿状脳症(BSE)問題で、牛の背骨の規制策を検討していた厚生労働省の対策部会は14日、国産牛を含むBSE発生国の食肉の販売時に背骨を取り除き、エキスの原料にもしないなど、食用への使用を禁じる規制策をまとめた。
 厚労省は同日、各都道府県などに通知。規制の施行は来年2月中旬となるが、厚労省は「規制前でも使用自粛が望ましい」としている。
 規制により、背骨を原料とした「牛骨エキス」「牛骨油」や、これらを使った加工食品の製造、販売が禁じられる。国産牛のTボーンステーキも販売できなくなるが、もともと国産牛のTボーンステーキはほとんど売られていないという。
 他のBSE発生国からのTボーンステーキやエキスなどを使用した加工食品は既に輸入禁止になっている。
 今回の規制はBSE発生国のものに限られ、非発生国のオーストラリアや米国などは対象外。(共同通信)[11月14日12時54分更新]

17del:del
del

18...:2003/11/15(土) 00:32
↑なんかどうも怪しげでクリックできないのでつが

19...:2003/11/15(土) 01:31
【狂牛病】肉骨粉肥料「BSE感染の危険性は低い」と製造・出荷を解禁…食品安全委
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1068733679/

20アルカリ処理液状肉骨粉:「BSE感染の危険性は低い」:2003/11/15(土) 21:30
>>19★肉骨粉:「BSE感染の危険性は低い」 内閣府食品安全委

 BSE(牛海綿状脳症)の病原体を含む恐れがあるため01年10月に出荷が禁じられた
牛の肉骨粉が原料の液状肥料について、内閣府食品安全委員会は13日、「BSE感染の
危険性は低い」との結論をまとめた。
 同委の評価によると、液体にする過程の「アルカリ処理」によって、病原体の異常プリオン
たんぱくはアミノ酸に分解されるため、危険性はごく低くなるという。
 農水省は今後、在庫(約1000トン)も含め、牧草地に使わないなどの注意付きで
製造・出荷を解禁する。  毎日新聞

21オパーリンの説・高校生物:2003/11/15(土) 22:00
>>20
・オパーリン
 1922年、ソ連(当時)のオパーリン(A.I. Oparin)が講演で発表。
1924年「生命の起源」で展開。
第1段階:生体の基本となる窒素誘導体(アミノ酸、核酸など)が、
メタンがアンモニアと反応して合成
第2段階:アミノ酸が集まり、タンパク質を合成
第3段階:タンパク質を中心とする集合体が、外界と物質代謝をする

22...:2003/11/15(土) 22:04
>>21
どこかに「狂牛病は異常プリオンの生成する中間物質が引き起こす」という有力な説がありました。
アルカリ処理でその物質は消滅するのでしょうか?
理由1。「説」だから気にしない?
  2.狂牛病になっても異常プリオンができなければ、伝染しないのでOK?
  3.アルカリ処理は強力だから大丈夫?

23厚労省 BSE関係ホームページ:2003/11/16(日) 15:51
厚生労働省「牛海綿状脳症(BSE)関係」ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse.html
(ウェスターン・ブロット法の写真もあります)

最近の情報
<牛海綿状脳症(BSE)の検査結果、確定診断結果等>
○2003/11/11更新 牛海綿状脳症(BSE)の検査結果について11/11
○2003/11/05掲載 牛海綿状脳症(BSE)の確定診断の結果について11/05
<牛海綿状脳症(BSE)の検査に係る専門家会議>
○2003/11/04掲載 第14回牛海綿状脳症(BSE)の検査に係る専門家会議の開催について11/04
<薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会伝達性海綿状脳症対策部会>
○2003/11/14掲載 「牛せき柱を含む食品等の管理方法」に関するQ&A」(PDF 98KB)11/14
○2003/11/14掲載 伝達性海綿状脳症に関する食品等の安全性確保について11/14
<対応状況、対策、Q&A等>
○2003/11/14掲載 「牛せき柱を含む食品等の管理方法」に関するQ&A」(PDF 98KB)11/14

24<牛海綿状脳症(BSE)関係リンク集>:2003/11/16(日) 15:55
<牛海綿状脳症(BSE)関係リンク集>
農林水産省 BSE関係プレスリリース、BSE関係Q&A
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm

農林水産省 動物検疫所 トピックス掲示板 リンク切れ

独立行政法人農業技術研究機構動物衛生研究所(旧農林水産省家畜衛生試験場)
牛海綿状脳症(BSE)のページ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/bse-s.html

経済産業省 :牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)関連中小企業者対策について
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0001941/ (平成13年10月)

日本医師会 :クロイツフェルト・ヤコブ病と狂牛病
http://www.med.or.jp/kansen/jakob.html

25人獣共通感染症(Zoonoses)講義:2003/11/16(日) 16:02
人獣共通感染症(Zoonoses)講義
東大名誉教授の山内(一也)先生が1995年から現在までまとめられた人獣共通感染症に関するものを講義録として収録しております。エボラ出血熱、狂牛病等ヒトと関連の深い動物の伝染病について、分かり易く解説しておられますので許可を得てここに掲載します。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/
第150回目講義 伝達性海綿状脳症:「事実またはフィクション」
第140回目講義 : 追加分
第140回目講義 シカの慢性消耗病の現状, シカのプリオン病
第138回目講義 BSE安全対策のルーツを振り返る
第136回目講義 BSEに関する3つの話題:BSEの起源、変異型CJDの輸血による伝播、変異型CJDのサル・モデル
第133回目講義 ゼラチンのBSE安全性についての研究
第132回目講義 新刊書「なぜ牛は狂ったのか」
第131回目講義 BSE(狂牛病)の原因としての有機リン説と自己免疫説
第129回目講義 新刊書「プリオン病の謎に迫る」と「ウイルス学事典」
第128回目講義 BSE(狂牛病)と食品の安全に関する国際会議
第127回目講義 牛乳の安全性 (BSEとの関連から)
第126回目講義 新刊書:狂牛病(BSE)・正しい知識
第123回目講義 (修正) 第117回, [ BSE(狂牛病) 清浄化のための国際的枠組み]の一部修正
第122回目講義 プリオン病とはどんな病気か?
第121回目講義 BSEの原因としてスクレイピーの可能性
第120回目講義 動物のプリオン病の最前線
第118回目講義 プリオンの高感度検出法(および117回一部修正)
第117回目講義 BSE(狂牛病) 清浄化のための国際的枠組み
第115回目講義 (追加分) プリオン病の診断キットの開発競争: 追加
第115回目講義 プリオン病の診断キットの開発競争
第112回目講義 米国でBSE牛が見つかった場合の緊急対策シナリオ
(もっとあります)

26...:2003/11/20(木) 11:55
【食の安全】 背骨付き食肉の販売禁止 厚労省が方針 【BSE】
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1068777962/

印象に残る書き込み
115 :名無しさん@4周年 :03/11/19 20:50 ID:Iq8NG+VR
>113
HACCAPって中毒だした逝キ印のDQN工場も基準満たしてた
やつだからね・・信じたい人は信じるといいよ

27病原体プリオンの毒性部分を解明:2003/12/04(木) 05:40
異常プリオンの細部構造を、岐阜大医学部の桑田一夫・助教授らが解明した。神経毒性をもつとされる部分の特徴が判明、治療薬の開発につながりそうだ。1日付の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。
 正常プリオンはらせん状の部分が多く、異常プリオンでは板状の部分が多いことは知られているが、細かな構造は不明だった。
 桑田さんらは神経細胞を殺す作用があるとされる部分を対象に、核磁気共鳴(NMR)で構造を調べた。その結果、計8本の原子の鎖が強固な板状構造をつくっていることが分かった
 桑田さんは「毒性部分の構造が分かれば、毒性を抑える物質を設計したり探し出したりすることができる」と。 (12/02 11:53) ttp://www.asahi.com/science/update/1202/001.html

28病原体プリオンの毒性部分を解明:2003/12/04(木) 05:51
>>27
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.2433563100
要約は以下の場所。全文PDFは会員のみ(又は1本10$)
ttp://www.pnas.org/cgi/content/abstract/2433563100v1

29...:2003/12/05(金) 05:16
NHKスクープ
調査した7つの全ての食肉処理場で、下水処理汚泥を飼料(肥料?)として販売。
農林水産省通知に反して。「通知のことは知らなかった」

30OIE:動物プリオン病のリスク分析:2003/12/13(土) 10:20
日本獣医学会 緊急お知らせ
平成15年10月8日掲載
OIE から“Risk analysis of prion diseases in animals”という
レビューが獣医学会宛に送られています。
閲覧希望者は事務局に連絡の上、事務局で閲覧してください。
◎事務局に行かなくてもここにあります(完全同一内容か不明だが、ほぼ同一内容らしい)
 小澤先生もアジアの状況について書いておられます
http://www.oie.int/eng/publicat/rt/A_rt22_1.htm

31スイスでの孤発性CJDの増加 (2002):2003/12/13(土) 18:50

Markus Glatzel and others. Incidence of Creutzfeldt-Jakob disease in Switzerland. Lancet 2002:360:139-140

スイスで,2001年に孤発性CJDの数がそれまでの2倍近くに増え,2002年に入っても,増え続けていることが問題となっている.あくまで,孤発性CJDであって,vCJDではない.発症年齢,臨床像,プリオン蛋白のウェスタンブロット,病理組織,いずれをとっても孤発性CJDである.遺伝性,医原性の原因も否定的である.つまり原因不明の孤発性CJD増加ということだ.BSEが原因であることを示唆するものは何一つないが,原因が何であれ,何とも不気味な話である.

32インフルエンザ・ウィルスの流行型:2003/12/14(日) 09:34
牛海綿状脳症(BSE)公開講演会
J. Vet. Med. Sci. 65(1): J1-J4, 2003
本稿は,平成14年10月24日に東京大学農学部で開かれた公開シンポジウムの内容である.
BSEと食の安全性
国際獣疫事務局(OIE)名誉顧問 小澤 義博 
(〒225-0002横浜市青葉区美しが丘2-30-3)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/bse/bse-ozawa.html

33牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点:2003/12/14(日) 09:39
牛海綿状脳症(BSE):現状と問題点
小澤義博先生(国際獣疫事務局 (OIE) 東京事務所アジア太平洋地域代表)のレポートです
The Journal of Veterinary Medical Scienceに掲載されました。
牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点 J. Vet. Med. Sci. 63(4) 2001
牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点(その2) J. Vet. Med. Sci. 63(10) 2001
牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点(その3) J. Vet. Med. Sci. 64(2) 2002
牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点(その4) J. Vet. Med. Sci. 65(1) 2003
◎全文ネット公開http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfOzawa.html

34小澤義博先生:2003/12/14(日) 11:09
小澤義博先生は、1988年から4年間、国際獣疫事務局:OIE(Office International Epizooties 本部は、パリ)で、BSE対策に携わり、現在は、国際獣疫事務局アジア太平洋地域事務所特別顧問として活躍されております。

OIEからアジア人で初めて金メダルを授与される
1) アフリカ馬疫の組織培養ワクチンの開発に成功し,中近東,アフリカ北部,エジプトおよびスペインでの本病の制圧に貢献した.
2) マルタ,ドミニカ,ブラジル等に1978年から広がったアフリカ豚コレラの撲滅対策を自ら計画,指揮して1983年までにこれらの国々の清浄化を成功させた.
3) 1970年代末からアフリカで大発生した牛疫のコントロールをEUとの協力によって成功させ,さらに本病の撲滅運動を中近東と南アジアに拡大するとともに,FAOの世界牛疫撲滅運動の計画を立案した.
4) OIEの診断およびワクチンのスタンダード・マニュアルの第一版を編集,出版した.
5) 東南アジアにおける口蹄疫キャンペーンを計画し,ASEAN 8カ国加盟の口蹄疫小委員会をOIEに設立し,その計画の実施のためのコーディネーション・ユニットをタイのバンコクに開設した.

35牛海綿状脳症の三つの誤解:2003/12/14(日) 11:25
小澤義博(国際獣疫事務局)
一般市民の多くがについて少なくとも次の三つの誤解としていることがわかった。
[第一の誤解]BSEは伝染病の一つと思い込んでいる人が多いことである。実はBSEは伝染病ではなく伝達性疾患と呼ばれ媒介する物が体内に入らなければ牛から牛へ牛から人へ感染を起こさない病気である。
BSEに感染したと思われる新変異型のクロイツフェルツ・ヤコブ病(vCJD)患者が出たのは三カ国、イギリスで111人、フランスで5人、アイルランドで1人の計117人だけなのである。その他のヨーロッパ諸国では牛のBSEは発生しても変異型クロイツフェルツ・ヤコブ病の患者は今のところ1人も出ていない。

36牛海綿状脳症の三つの誤解:2003/12/14(日) 11:26
[第二の誤解]日本は英国と全く違う条件下にあることである。1990年頃までは牛の脳や脊髄等の神経組織が英国のハンバーガー1枚あたり約3gも含まれていたことがあったとも言われている。
ヨーロッパに行ったことのない日本在住の人がBSEにかかる確率は飛行機事故に遭遇するよりも低いものと思われる。

37牛海綿状脳症の三つの誤解:2003/12/14(日) 11:26
[第三の誤解]四つの危険部位(脳、脊髄、回腸末端部、眼)のことである。これは食品としての危険物である。一方、医療・医薬・化粧品等のように手術や注射や眼を通して直接体内に入る可能性がある場合には、食品として体に入る時のような所謂「種のバリア
ー」が全くないので、その基準は食品の安全基準よりもかなり厳しくする必要がある。そのため医療・化粧品等の危険部位には脳、脊髄、回腸、眼のほかに胎盤、脾臓、硬膜、リンパ節等の多くの部位が含まれている。この危険部位の違いが一般の市民には理解しがたく、食肉の安全性に疑問を持っている人が多い。この食品と医薬品に対する危険部位の違いは、種のバリアーのある場合とない場合の差によって起こるのであって、決して関係する省庁間の差によるものではない。http://www.pref.hokkaido.jp/nousei/ns-nosei/bse/consumer/140131/ozawa_03.pdf

38ProMED 英国の現状:2003/12/17(水) 19:26
20031217-0030 ( 0003/12/15 ) PRO>CJD (new var.) - UK: update 2003 (13)
イギリス - クロイツフェルト・ヤコブ病
情報源: 英国保健省CJD月例統計;2003年12月1日時点のvCJD症例の要約は以下。死亡患者: vCJD確定死亡患者(確定例):101例 vCJD可能性死亡患者(神経病理学的確定診断がない):34例 vCJD可能性死亡患者(神経病理学的確定診断待ち):2例。確定または可能性死亡患者総数(上記合計):137例。生存患者:生存中のvCJD可能性患者の総数:6例。確定および可能性患者の合計:143例(死亡患者および生存患者) 次回の月例統計(2004年1月5日発表予定)で、2003年の年間患者数を明らかにする予定であり、そこでvCJD流行が頭打ちとなり始めたことが確認できる可能性がある。

39散発型CJD症例数も重要:2003/12/17(水) 19:32
20031217-0030 ( 0003/12/15 )
>>38 続き モデレーター注の方が重要に思いました
>>31 [Moderator注:ヒトプリオン遺伝子導入マウスモデルを使用し異常プリオンに対する感受性を検討した基礎研究結果からは、を増している。 12月1日以来、散発型CJDによる死亡患者数は6例(前回の情報更新では4例)増加した。今年の年間累計患者数は現在53例である。] [2]情報源:Reuters Health eLine、11月6日。研究結果からクロイツフェルト・ヤコブ病が「感染性」であることが示唆された。スイスの研究チームは11月6日、クロイツフェルト・ヤコブ病で死亡した患者の筋組織中に感染性蛋白を確認したが、この事実からはこの稀な脳変性疾患が通常の外科手術中に感染伝播する可能性が示唆されると、発表した。New England Journal of Medicine誌に発表されたこの研究からは、ウシ海綿状脳症(BSE)も脳、リンパ組織、膵組織のみならず筋組織にも移行するのかという疑問が浮上した。チューリッヒ大学病院のDr Adriano Aguzziがこの研究を指導した。


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