ラチャに居た詐欺師

411：クリスト：2018/04/18(水) 09:45:16: 04年8月
パスポートの余白がなくなった頃、ようやく悪徳警官から解放され日本に帰国することになりました。
その頃Sちゃんは河村のせいで大学は退学処分になり、お金も大分使わされ、精神的にもかなりやられていました。
真夜中に錯乱して部屋を飛び出したり。（いちいち河村は私に報告してきます、１時だったか２時だったか、「今Sが部屋出て行ったよ！」とか、当たり前じゃ！！）

とりあえずパスポートを返してもらい自由になった河村はSちゃんに「すぐ戻ってくるからね。」と嘘をつき最後の最後まで面倒をみさせていました。
私は行きたくもないのに河村が一人では不安だからといって無理やり同行させられました。
タイとカンボジアの国境の街、アランヤプラテートにて警官に連れられた河村と合流。相変わらず人を使うのが好きなアイツはガイドを雇っていました。（ガイドと言ってもほとんど何の役にも立たなくてお金だけもっていく太鼓もちみたいなものですけど。）
タクシーをチャーターしアンコールワットのある街シェムリアップまで悪路５時間、真夜中に到着しました。
河村は現地の４０US＄程度のホテルを取っており（シングル２つ）、することがないのでテレビ見て寝ました。
アイツは部屋で備え付けの冷蔵庫のコーラとか大量に飲んで携帯電話で父親に言い訳していました。
すぐに帰るのに・・・、人のお金だからコスト意識なんてまるでないです。
「どうせまた誰か騙せばいいだけだ。」とでも思っているんでしょう。
翌朝、河村は１人で飛行機にてシェムリアップ→バンコク→成田で帰国。
私は再度イヤだったけど陸路でバンコクまで戻りました。
せっかくシェムリアップまで行ってもアンコールワットを観光させてくれるお金（３０US$/日）も出さないので、アホみたいです。
自分だけは楽しやがって！　しかも人のお金で！

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