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そして僕は途方に暮れた

14名も無き宿泊客:2003/10/02(木) 12:54
つづき。

もうここで両替しなければ出来ないかもしれないという危機感から「どうにか両替してください」と両替カウンターのホテルマンに頼み込みました。
断わられているのにかなり執拗に頼み込んでいるのですからホテルマンも途方に暮れていたかもしれません。
それでもねばって押し問答をしていると後ろから声を掛けてくれる人がいました。
年配の韓国人夫婦で私のことを同国人と思い韓国語で声をかけてきたのです。
その韓国人夫婦は英語があまり得意でないようで、私が日本人だというコトだけは判ってもらえましたがそれ以上の説明をするのは大変でした。
途方に暮れながら身振り手振りを交えてなんとか状況を説明するとその御夫婦が「私たちはここの宿泊客だから君の両替を私の名前でしてあげるよ!」と言ってくれました。
大変親切な御夫婦で色々気遣って暮れました。
嬉しさのあまり「このご恩は決して忘れません、本当に心からありがとおおおお!」と握手をして別れました。

気がつくとコタバルの町についてからもう4時間以上が経過していました。
朝食代の小銭を求めて4時間以上も駆けずり回っていた訳です。
途方に暮れつつも親切な人に巡り合えてやっと手にしたマレーシアリンギを握り締め、韓国人夫婦の心遣いに感激しながら両替してもらったホテルを出たまさにその時…

ガラガラガラガラーーーーとシャッターの開く音がしました。
目の前にはたった今開店した両替屋が…。
もしかしてジタバタ走り回らずずにこの店の前で雨宿りしながら待っていればすんなり両替出来たのかも…。
4時間以上も歩き回ったけれど、でも親切な人にも会えたことだし、いい思い出になったコタバルの朝10時でした。


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