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栃木県のカメムシについて6
栃木県のカメムシについてのスレッド
カメムシ以外の虫もOKです
前スレ
h ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/1614/1131291343/
さらに、いくつも採ったケシミズカメムシには
コバネケシミズは混じっていなかった。
Timasiusは、もちろん混じっていなかった。
Rhyacobates
【ネット】 「ひとがご→人がゴミのようだ」 桁違いの語彙力、Googleが日本語入力ソフト発表…ATOKどうなる?★5
h ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1259840958/
ヒラタ、と打つともちろん
ヒラタハナカメムシ
ヒラタカメムシ
ヒラタヒョウタンナガカメムシ
ヒラタトガリカメムシ
が候補に出るんだろうな
年末
私の中でビッグニュースだったのは
と考えてみたけれど
甲乙つけがたくて結局わからない
カスミカメムシのビッグニュースは
コケというか地衣についてたヒョウタンカスミカメかな。
結局その後の追加は採れなかった。
改めて標本を見てみたけどどの種にも当てはまらなかった。
小さいです。
同時に採れるコモンキノコカスミカメの仲間も不思議です。
普段コモンキノコカスミカメ類は菌の生えた枯れ木につくのに
この種は地衣に覆われた樹幹にいるのです。
こちらは何頭も見つかりました。
ハナカメムシのビッグニュースは
ヒラタハナカメムシの生息地発見もありますが
個人的に推したいのはアカマツから採れた
別のハナカメムシです。
ヤサハナカメムシとケシハナカメムシを足したような不思議なハナカメムシで
ケシハナカメムシを大きく細くしたような種です。
河川敷のアカマツから採れました。
この木にはほかにチビクロハナカメムシがつきます。
また初夏にはPlesiodema gotohiと思われる
黒い小さなカスミカメムシもつきます。
グンバイムシのトピックはありません。
気がかりとしてコリヤナギグンバイの生息地があります。
四月以降全く採れていません。
投稿中の報告には2008年までの記録しか載せていませんが
あとあと栃木のレッドリスト見直しも兼ねて
このことは改めて報告しなおしたいです。
サシガメのトピックというか
これはビッグニュースになるのかな。
ウスイロカモドキサシが2種いること。
すでに説明したので省きますが
県北のササにいる個体は要注意です。
ナガカメムシのニュースは何個かあって
ヒサゴナガカメムシが県南に比較的いることが分かりました。
現在までも少ないながら各シーズンで見ています。
そしてLethaeus minoensisのオスが採れたこと。
形態比較も兼ねてお知らせもしましたね。
このナガカメムシは追加もなく個体数が少ないようです。
秋も深まったころに追加されたクロナガカメムシの仲間も驚きでした。
腹部の光沢の強さと体の特徴はコゲチャナガカメムシとなるようです。
河川敷にいたのも謎めいています。流されたのかもともといたのか。
ヒラタカメムシのニュースとしては
オオカバヒラタカメムシのオスが採れたこと
それとMezira ludvikiが採れたことです。
和名の長いササ切りモドキなんだっけ
ミトキハニドビックリササキリモドキだったか
昆虫王が答えてたな
とりあえずof the yearは
キイロアシブトマキバは外せない
あれ欲しくてササ叩きまくった
Scottの原記載がRider氏のサイトで見られたけど
長崎から記載されたことが分かった
松村先生の図鑑にはコアシブトサシガメとして載ってるらしい
これは三橋データベースで見つけた情報なので
当該の文献は持ってない
この和名も松村先生がつけたのかな
もっとも正確には宮本先生のRostriaの記事を見ればいいのだけど
これも持ってない
南陽堂でバックナンバー買おうかなと思ったけど在庫なさそう>rostria
まさに時期をrostりあしてしまった
これとは別に大分のマキバサシガメで
気になる写真を見つけたけどサイト失念した。
Stenonabisだと思うけど脚がダンダラになってた。
これがオキナワマキバサシガメなのかな。
さすがにgoogle変換で臀脈はでなかったけれど
以下の言葉が変換候補から選べた
前胸背
上翅
腹部腹板
ふ節
転節
基節
腹柄
臭腺
前縁
後縁
側縁
湾入
小楯板
交尾器
イレズミコンニャクアジはさすがに変換は無変換でか
12月からカメムシ採りやめたら
体重がまたふえてきた
インセクトの校正刷がこないのですが
掲示板見たら納得しました
わたしは投稿規定を読んで投稿しているのですが
なかなか統一が難しいようですね
お疲れ様です
ヒラズキジラミがなかなか採れないけど
那須でとれたっきりだな
Liviaという属名がかっこいい
今年こそは本気出すといいながら一ヶ月もないでござるの巻
コゲチャナガカメムシ?は本当にサプライズだった
こんなのが残っている鬼怒川に絶句した
多分地表部にいるのだと思うけれどね
河川敷の暗渠にオキナワイトアメンボの群落があることにも驚く
こんな環境は特別なのかな
砂地の石の下には超微小のムクゲカメムシがいるのも・・
開発はされないけれど氾濫原であることが大切なのかな
ヒラタハナカメくん探索がひとつ、成功したようです。
クロマツにもつくのかな・・
フサヒゲサシはまだか。
誰かゴミアシナガサシガメを冬に採ってくれないかな
落ち葉の下で脚伸ばして潜ってたのが忘れられない
なにより、その5ヶ月後に死んだ親父に連れていってもらった
最後の虫採りというのも忘れられないが
当時はトランプ入れの容器の中にしまっておいて
車の中で出し入れしては脚をつまんで観察していた
スレ立てしておきながら
ヒメハナカメとヤサハナカメとケシハナカメとどこが違うのか
比較していなかったので今日の休みを使って
その解説をしたいと思う。
徳島に送るのはそれからにしようと思う。
校正刷きたので返信した
サシガメの欄だけ直す
カラー2ページだから4000円か
来年からはだれがインセクト編集引き受けるのかな
Josifov氏の80歳記念論文集出てるのか
日本のタクサを扱ったのはないのか
Horvathの1905年の日本産カメムシ記載論文見てたら
エゾツノカメムシやクロツヤオオメカメムシ、アカミャクカスミカメに混じって
オオメノミカメムシが記載されてた。
南洋の既知種と比較されてたな。カレドニアの種だったか。
基準産地はSendaiと書かれてた。
ヒラタハナカメムシの属するElatophilusの文献読んでたら
興味深いことに中国でMatsucoccusに対して
ヒラタハナカメムシを放逐した?実験をしたとのこと。結果は思わしくなかったのかな。
Zheng氏の名前があることからかなり面白そうな文献ではあるけれど・・・
1983年の発行でした。
ということは中国にもヒラタハナカメムシがいるのかな・・・
zootaxaでクロヒサゴカスミカメの属するPherolepisのレビジョンが出てた
中国に3新種
昆虫学会のプログラムを今更ながら見たけど
カメムシ類は少ない気がした
ヨコバイも図鑑欲しいくらいに研究が個々に進んできた
12月は調査ゼロなので
先月に書き上げた2009年のまとめにかわりはない。
チビアシナガサシガメが大谷石でできたトイレ跡から見つかったのは面白いが
これは抜けていた。石が風化して砂が堆積し、落ち葉層も重なって
いかにも小型昆虫が潜んでいそうなところにチビアシナガはいて、しかも一年安定してた。
チビアシナガ自体はすでにインセクトに投稿(投稿中)しているが
2009年の記録は扱っていない。
とくしまメールしますた
お手数かけました
売上のびた
ボーナスはいつでるのかな・・
栗山村でもケシナガカメムシが採れたけど
暖地のモノとは有意な差がなかった。
側溝などにたまった砂質のリターをこのむので
普段ナガカメムシがいるような腐植土には見られない。
Josifov氏の記念論文の目次をペンソフトのとこで見てきたけど
タイの水生カメムシの論文が最近良くでてる気がする。
Akekawat氏によるものかな
日本産は論文ないのか
極東とかネパールからヒョウタンカスミカメのニューが記載されてるぽい
もうMahaniaの新種が書かれたのか
hetnewsで目次見れた
Dufouriellaは黒っぽいハナカメだけど
DufouriellaはケシハナとかBuchananiellaと同じ族には入らないという論文
Cardiastethiniか
All published issues to date of the newsletter of the
Workgroup of Middle-European Heteropterists
are now available to read or download (pdf)
from the homepage of their website:
www.heteropteron.de
The site includes:
? contents lists of all issues of HETEROPTERON
栃木県だと大平町と足利市で採れてるけど
もともと個体数が少ない局地的な種で
長年にわたる地元下野市の調査では得られていない
イネカメムシの属名がNipheに変わった
イネカメムシは栃木県ではかなりまれなのか
2000年以降全く採れません
他のところはどうなのかな
復活した種のあとについてるbona speciesの意味が分からなかったけれど
good speciesのことかな。valid speciesと同意義か。
モンシロハナカメムシの標本掘り起こしてたら
多分栃木県で最高標高地のヒラズキジラミみつけた。
湯元で採れてた。忘れていた。
ケシハナカメムシの正しい学名は
Cardiastethus exiguus Poppius, 1913になってた
大図鑑ではどうだったのかな
レッドリスト会日曜か・・
予想してはいたけど日曜休めない身なので
引き受けてよかったのかと思ったりもする。。
未発表データをもとにした情報じゃダメだしな・・
けいおん二期きますた。来年も生きられる。
カメムシスレのほうも引き続きご愛顧願います。
新年明けましておめでとうございます
虫採りは晩春くらいに再開する
ヒラタハナカメのオス、先をこされたwwwwwwwww
書く事がないわけじゃないけど
二つスレが有ると片方にしか書かないから
一見こっちが過疎ってるように見えちゃうね
一応連載というわけではないけど
もひとつのスレで栃木県のカメムシの話をしています
今期見るアニメが少なくとも5本決まった
ここが更新されないのは残念だな
かめbbsのリンクはしかし変えられんな
どうしたものか・・
福井県の博物館報告が一通り昭和のころから見れるようになってた
福井のカメムシも調べると面白そう
暖地性のものが結構いて
カメムシは大体こっちとファウナが似てる感じ。
ヒラタハナカメムシ君も採れてる。
でも、すごく驚いたのは以下の記事です。
クロクビナガカメムシの成虫越冬個体の存在です。
松ぼっくりの中に潜んでいる??マジかよぼっくり採ってくる
h ttp://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/shuppan/kenpou/42/42-89-91.pdf
ヒラタハナカメムシが成虫越冬個体もいるのであれば
土曜は久々に出かけようかと思っている。
オスが採りたいです。
栃木での常識をあまり全国レベルかのように
当てはめるのはよくないのか。
クビナガカメムシの成虫はてっきり梅雨時のみかと思っていた
やはり幼虫のようです。
ヒラタハナが幼虫越冬というのはハナカメムシの中では異質に感じる。
たいていが成虫越冬だから、栃木県の場合。
ただしユミアシハナカメムシは卵で越冬するようで、姿は見えない。
990 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 09:42:27
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe85p284.pdf
カイガラムシのフェロモントラップでヒラタハナカメ採れないかな
991 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 10:59:58
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe92p199.pdf
ルイジアナの最近のヒラタカメ
少なからずの新種がいるようですね
992 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 11:37:10
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe90p738.pdf
日本だけでなくフロリダでも
蚊の調査のためのドライアイストラップで
カモドキサシが採れているようですね
日本産ジムグリツチカメの論文がzootaxaに出ていた。学名が決まったのでメモ。
正しいジムグリツチカメムシの学名は
Schiodtella japonica Imura et Ishikawa, 2009
インセクトの発刊が遅れているけど
次の編集者決まるまで発刊ないのかな
もう少し早くから投稿してればよかったな
歴史ある会だから廃刊・解散ということはないと思うけど
それでも公式HPで遅延のお詫びくらいはしてほしいものです
h ttp://fulltext10.fcla.edu/DLData/SN/SN00154040/0062_003/98p0010l.pdf
ケブカミゾカスミカメ類がなぜ稀なのか、示唆に富む考察がある
メスの翅が退化傾向なのは地表生活者だから。
ナガカメムシも翅が退化したものが多いが
ナガカメの大半のように落下した種を食う可能性は低そう。
それよりは、他のツヤカスミカメ類のように捕食性の可能性が強いかもしれない。
地表生活(ときに植物上にもみられる)のせいで目につかないことが
この属の稀少性を高めているのだろう。
ということか
針葉樹に直接関係がないとしても
針葉樹の上やその下の地表から比較的見つかっているね。
かと思えばコケの中から得られたり。
沼や渓流の近くをスイープしてまとまった個体が得られることもある。
オスは翅がありライトトラップで採れる。
メスは翅が退化して飛べずピットフォールトラップにかかった例も。
日本の二種も少ないですね。
上の新大陸レビジョンでは日本のモリモトケブカが抜けてたけど
もともとSieboldiaに記載されたんじゃなかったかな。
日本のケブカミゾ(基準種)はヨーロッパではマツやトウヒから採れてるのか
お化けヒラタ僕も欲しいな・・
モミが怪しいと思うけど
栃木はモミ林が少ない。塩原の温泉裏手には結構あるが寒い気がする。
金○郷の記録をみると、黒羽の神社がなんとなくポイントっぽいが・・はて
ロシアでもホロタイプ以外採れてないようだ。
こんばんは。
みんな活動してるから僕も来月は・・と思うけど我慢です。
四月から活動します。
会社辞める人
定年になる人
いろいろいて異動があるのかないのか分からない状態
しんてんもできるらしく・・鬱
でもカメムシ解明のために頑張る
今記録したものが30年後に役立つかもしれないから
インセクト届いた
すごいボリュームや
ナガサキアゲハ定着するのかな
別スレでやってた
宇都宮市鬼怒川南部のカメムシは
抜けも含めて200種くらいだった。
近隣の下野市からは240種が記録されており
両者合わせると260種ほどになった。
そのうち鬼怒川のみで記録のある20種のカメムシには
コリヤナギグンバイやクロバアカサシガメ、キボシマルカメムシなどの貴重種を含む。
さらに範囲を広げ、栃木県の標高100m以下の南部地域(遊水地を含む)からは
300種ほどのカメムシが記録されている。
遊水地のような水環境と強く結びついた種、
さらに足利市迫間湿地からはカスミカメで山地系のものが得られた。
遊水地では移入と考えられるグンバイムシもいる。
標高200m以下の南部地域までに範囲を拡大すると
東の茂木町・益子町・真岡市の山地、西の佐野市・足利市・大平町の山地の一部が含まれる。
先ほど述べた平野部とあわせると390種程度となり
栃木県全体の約7割を占める数字となる。
東地域、西地域にそれぞれ違いはあるものの、基本的な構成種は共通している。
その中には東だけで記録のある
オオカモドキサシガメ、チャイロサシガメ、ハイイロヒラタカメムシ
西だけで記録のある
オオメノミカメムシ、オオミドリカスミカメ、ルイスチャイロナガカメムシなどがある。
最近の調査でだんだんと両者をつなぐ共通種が判明しており
かつて東だけで記録のあったウスイロカモドキサシガメやモンキツノカメムシは西からも記録された。
さらにモンキツノカメムシは県北からも点々と記録されており
暖地性を示す県南部に限定された分布は覆された。
逆に県北の標高200m以上の地域はどうであろうか?
比較対象としてよく調査された日光市を例に挙げてみよう。
周辺地域として一部那須塩原市塩原地区、塩谷町、矢板市、鹿沼市粟野地区を含む。
すると導き出された数字は400前後と、先の南部区域と同程度におさまった。
しかし今市地域のような平野部にちかい山間部の調査が不十分で
南部と共通した平野部の要素が抜けており
最終的には450種程度になると考えられる。
奥日光地域の樹林はカスミカメムシ、ハナカメムシ、ナガカメムシ、ツノカメムシの種類が豊富な反面
温暖な区域に優勢なグンバイムシ・サシガメ類は貧弱である。
カスミカメムシの数は県内屈指の宝庫で
栃木県産ミドリカスミカメ属の全てが奥日光およびその周辺に分布する。
県南部ではわずかにコモンミドリカスミカメがハギに見られるのみ。
鬼怒川中上流域の塩谷町だけから見つかっている、
もしくは他の産地が一つしかないものとしては
ムクゲカメムシの一種、Plesiodema gotohi、チビクロハナカメムシ、クロナガカメムシの一種などがある。
オキナワイトアメンボの多産も特筆できる。
矢板市県民の森、塩谷町上寺島の細流には
さらに別のムクゲカメムシの一種が生息している。
北部と南部では産出する種数は400から450と大きな差はないものの
構成種、優勢なグループには差があり
北部では広葉樹林性のカスミカメムシやツノカメムシが顕著に突出した数字である反面サシガメ、グンバイムシが乏しい。
南部ではカスミカメムシの数が少ないがハナカメムシやサシガメは優勢であり
暖地に豊富なカメムシの特徴が表れている。近年の温暖化で侵入したものも含まれる。
しかしながら毎日の調査で
少なからずの分布知見があり
こうした比較も一部の類では数年後には意味をなさなくなるかもしれない。
種の生息地を示す点が増え続け、それがやがて面になる時、解明されたといえる。
まだまだ勉強段階、慢心してはいけない。
363は少し云いすぎました反省します。
しかし読み返してみると
栃木県の虫の豊富さに驚きました。
栃木県昆虫目録がほんとうに楽しみです。
楽しみにしているだけではいけないので
少しでも多くの未記録種に日の目を見せるべく
投稿しようとおもいます。
今回の報告ではノミカメムシとミズギワカメムシ、
フタガタカメムシ、サシガメの21県新記録種を報告しましたが
次からは何何について解説する、と要約みたいなのをイントロに入れようと思います。
それとタイトルの通しだけど英数字にしたほうがいいような気がする。。
でもいまさら変えられないな。
謝辞かくと二冊くるのか・・
送るのがマナーなのでしょうか・・誰か教えてください。
違った
原稿料のかわりにくれる、のだった
月刊むしがそうだった
記録したカメムシ一覧
オオメノミカメムシ
クロツヤミズギワカメムシ
ヒメミズギワカメムシ
ミヤモトマルグンバイ
コリヤナギグンバイ
マツムラグンバイ
キタフタガタカメムシ
チャイロサシガメ
コゲヒメトビサシガメ
クロトビイロサシガメ
ヒメホソサシガメ
オオカモドキサシガメ
ヒメマダラカモドキサシガメ
コブカモドキサシガメ
Empicoris egregius
Empicoris maeharai
Empicoris spectabilis
Empicoris suminoi
ゴミアシナガサシガメ
チビアシナガサシガメ
ウスイロカモドキサシガメ
いっそのこと写真つけるのやめて
未記録リストだけを載せようとも思ったのですが
マイナーな群なので出来るだけ図を載せたい。
読んでくれる皆さんのことを考えながら
載せる種を絞るのですが、どうも物臭がみについてしまい
かめむしbbsに投稿したものからのコピペになってしまいました。
もしかしたら、気付かれた方もいらっしゃるかもしれません。
ライトトラップどっかに落ちてないかな
年末は車検もあり、どうにもならんね
どうにもならないのは、それより
俺が虫とりに出かけないからネタが増えないことだな
これはゆゆしき問題
○県の南東と南西、両方もしくはどちらかに限って見つかるカメムシについて
1. もともと個体数が少なく局地的なため、偶然そうした分布パターンに見える
2. かつては南部に広く生息していたものが平野部で森林の減少により分断され、山地に残存した
3. 北限に当たるため少なくとも片方の地域までは生息が持続的に可能
このいずれかが当てはまる。
1に当てはまるのは全国的な分布も加味して
県内でも調査不足などにより、記録の少ないものがこれに当てはまる。
かつてメダカダルマハナカメムシは
南東部の高館山周辺にだけ見られるものと考えられていたが
その後北隣の茂木町鎌倉山でも見つかった。
さらに。県北の日光市や県中西部の鹿沼市でも発見され
昨年は南西部の足利市からも採集された。
1に当てはまる種はほとんどが「暫定的」と考えてよいかもしれない。
文献記録も含めて平野部のカメムシを試算してみたけど
317種になった。宇都宮以北の日光地域を主体とした北部のカメムシがどれだけになるのだろう。
平野部に加え、これから南東・南西部の山地の種を含めてみよう
南部のカメムシについておおよそ
いずれも重複しないように分けてみた。
○平野部にいる種
下野市にいるカメムシ 244種
下野市以外の平野部(遊水地含む)にいるカメムシ 74種
○山間部だけにいる種
南東部にいるカメムシ 55種
南西部だけにいるカメムシ 26種
244+74+55+26=399種
だいたい400種前後のカメムシが足利─佐野─栃木─宇都宮─真岡─茂木ライン以南にいることが判明した。
なんか遊びで考えたのだけど
やり出すと面白いね
知りつくされていない虫だからこそ毎回発見があるのが何とも愉しすぎる
下野市以外の平野部である程度調査されている地点はいくつかあるが
以前紹介した宇都宮市鬼怒川の宮岡橋上流では、約2㌔の右岸でおよそ200種ほどのカメムシが確認された。
下野市からは北東に5キロほどの地点で、基本的な構成種は変わらない。
そのうち下野市からの記録がないのは21種で
山地系の数種、河川敷に特有の種、食性が特殊な種、そして稀少種からなる。
上流から流されてきた種も含む珍種の部類は直線で500mの範囲内で4種観察された。
ヒメカメムシ、クロバアカサシガメ、キボシマルカメムシ、コリヤナギグンバイで
クロバアカサシガメは他のビロウドサシガメ同様に数頭かたまって越冬していた。
キボシマルカメムシは三頭が得られた。
コリヤナギグンバイは幼虫がまだ見つかっていない。
ヒメカメムシは上流から流れてきたと考えられ
その後の土手のスイープではまったく得られていない。
食性が特異なものとしてササにつくカスミカメ、スギにつくPilophorini族の一種がある。
どちらもまだ名前の付いていない種で
県内ではほかに山地から点々と記録がある。
河川敷に特有なものとして、河原にいるクロツヤミズギワカメムシ、ミズギワカメムシがある。
クロツヤミズギワカメムシは比較的大きな河川に見られ、上流の塩谷町では
近似のタニガワミズギワカメムシと混生している。
山地系の種はいくつかあって
ヒメクモヘリカメムシやオオツマキヘリカメムシがそれにあたる。
下野市からも記録があるが稀なヒゲナガカスミカメやツヤアカヒメヒラタカメムシも
この地域ではある程度まとまって生息している。
コブカモドキサシガメも平地では唯一ここから記録されており
コケの生えた樹幹で羽化した個体を正式に記録した。
下野市と、先の宮岡橋以外の平地にいるカメムシは53種で
大半が遊水地、それと足利市迫間湿地から記録されたもの。
迫間湿地は山地系の要素がカスミカメにおいていくつかありれ
コナラにつくツヤヒョウタンカスミカメ、ミイロカスミカメがそれである。
迫間以外の平野部では、この2種はまったく見られない。
暖地系、または稀少で分布が論じられないものとして
クヌギから、ヒメダルマカメムシ、イッカクカスミカメ、クヌギヒイロカスミカメのカスミカメが見つかる。
モンシロハナカメムシが多いのも特記事項である。
この4種も平野部唯一の産地で個体数は多い。
そのほか、フジにはリンゴクロカスミカメが群がるが
ここ以外でフジにつく個体群は日光市の数か所で見つかっただけで少ない。
湿地性のカメムシは遊水地のものと共通する。
クロズヒョウタンナガカメムシが代表的でスゲに多い。
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