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【設定】評価スレ 2nd【作品】

251数を持たない奇数頁:2018/12/15(土) 16:20:08 ID:qK3P6cN20
あらすじの精度が後半やたら悪いのは、ネット公開時に別所で前半あらすじ若干添削してもらってたからです……
作品としてもネット公開してフィードバックかけてたのが前半までなので、そういう面で後半がちょっと変だなとああったら教えてもらえると非常にありがたい(初めてのフィードバックになるので)

(以下バレあり後半部分)
幼少期から周囲の人々への批評や皮肉を心の中で思い浮かべることで己の自尊心を守って生活していた有栖は、それ故に自分が今居るべき場所は此処ではないと焦ってもいた。
『街』の大学の生活にも目新しさを見出せなくなっていた矢先、衝撃的な出会いを果たしたウサギから、彼の属するワンダラーについての話を聞く代わりに彼の映像作品のための被写体となる日々を通して、彼らへの共感を深めていく。
ウサギと出会った行きつけの店である『お茶会』の閉店を切っ掛けに、『不思議の国』にも居場所を見出せなくなった有栖は、ワンダラー達の扱う薬物や性風俗施設の深みに嵌まっていく。
やがて生活を持ち崩した果てにも居場所を見出せなくなった時、自身に向けられた「何処へ行っても自分からは逃げられない」と言葉とともに、それが周囲ではなく自分自身の性質によるものであると気付いた有栖は作中作である『鋼の森の有栖』を書き始める。
執筆とウサギの死を通して、有栖は今まで目を逸らしていた、自分の性質を歪めていた過去の出来事に思い至る。
そして有栖は、『街』で生まれて他の生き方も知らぬままにワンダラーとして死んでいこうとする少女、チェシャとともに薬物による幻覚と行き詰った現実の入り混じる夜の『街』を駆け抜ける。
やがて夜が明けて、薬物による恍惚が切れたまま「ここじゃない何処かに連れて行って」と泣くチェシャに、有栖は「ここじゃない何処かに行きたくて、私は此処まで来たんだ」と答える。


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