バイオマス掲示板

6：バイオマス掲示板：2011/10/16(日) 23:45:53: ＜環境バイオマスフォーラム2011＞

耕作放棄地の再生とバイオマスエネルギー利用

耕作放棄地は全国で40万haにおよび、当面10万haの再生が求められている。農業者の高齢化や担い手不足が主原因であり、耕作放棄地の効率的な再生方法や、省力的なバイオマス資源作物の導入によるバイオマスのエネルギー利用の可能性について報告する。
日時：平成23年10月20日（木）14時～15時プレゼンテーションステージ
講演者：薬師堂謙一氏
（独）農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターバイオマスエネルギープロジェクトリーダー

-------------
高効率なセルロース系バイオマスエタノール変換技術の開発を目指して

未利用、低利用のセルロース系バイオマスをエタノール等に変換するために、原料特性に適した前処理、糖化、発酵工程の構築が必要である。各工程の効率化と低コスト化及び原料からエタノール生産までの一貫システムの構築を目指した研究内容について紹介する。
日時：平成23年10月20日（木）14時～15時プレゼンテーションステージ
講演者：矢部希見子氏
（独）農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所エタノール変換技術プロジェクトリーダー

-------------
畜産を中心とした再生可能エネルギーネットワーク構想

豚舎汚水からリンやアンモニアを回収する畜産バイオマスからマテリアル回収技術を開発し、家畜糞尿の堆肥化・浄化処理を高度化してきた。今後、畜産農場を再生可能エネルギーの回収拠点とし、低環境負荷・エネルギー自給型畜産システムの構築を目指す。
日時：平成23年10月20日（木）14時～15時プレゼンテーションステージ
講演者：池口厚男氏
（独）農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所畜産バイオマスプロジェクトリーダー

-------------
バイオマス利活用が牽引する農村振興

バイオマス活用推進基本計画において、600の市町村バイオマス活用推進計画の策定が目標として掲げられている。実行性のある市町村バイオマス活用推進計画の策定、取組効果の効果的な把握、客観的検証、地域に適した技術の導入、技術情報等の提供、理解醸成と合意形成等への貢献が主な視点である。これまでの研究成果を紹介するとともに、バイオマス利活用を農村振興につなげる未来像を提示する。
日時：平成23年10月20日（木）14時～15時プレゼンテーションステージ
講演者：柚山義人氏
（独）農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所地域バイオマス利用プロジェクトリーダー

-------------
木質バイオマス利活用技術の展望

木材を利用する際に多量に発生する木質バイオマスの有効利用による地球温暖化軽減が期待されている。本講演では、バイオエタノール、リグニンからの高付加価値素材、樹木精油の機能を活かした環境向上資材及び木質プラスチック複合体としての利用技術を展望する。
日時：平成23年10月20日（木）15時～15時40分プレゼンテーションステージ
講演者：大原誠資氏
（独）森林総合研究所研究コーディネータ

-------------
脱原発時代のバイオマス製品～その意義と普及（仮題）

東日本大震災に伴う原発事故によって我が国のエネルギー政策の枠組みが大きく変わる流れにあるが、これまで脇役と見なされてきた、代替エネルギー技術への期待が集まっている。しかしバイオマスを含むこれらの技術が主役になるためには、単にエネルギー獲得を目指す技術のみならず、派生する資源問題、および真の温室効果ガス抑制効果確保との整合が求められよう。これらを担保し得る省資源の推進にはリサイクルを可能にできるバイオマスの素材化、製品化は不可欠となると考えられ、ここでは「脱原発」下におけるバイオマス製品化技術の存在意義について考えてみる。
日時：平成23年10月20日（木）15時40分～16時20分プレゼンテーションステージ
講演者：木村俊範氏
北海道大学大学院農学研究院生物資源生産学部門生物生産工学分野・食品加工工学研究室・教授

-------------
バイオマスエネルギー変換技術の現状と今後の展望

再生可能エネルギーの一翼を担うバイオマスエネルギーのバイオ変換や熱化学変換技術の現状について概説し、今後の地域分散型エネルギー熱電供給と液体燃料・ケミカル併産システムの構築に向けたバイオリファイナリー技術への展開について述べる。
日時：平成23年10月21日（金）10時30分～11時20分
講演者：坂西欣也氏
（独）産業技術総合研究所バイオマス研究センター長

（以下、続く）

バイオマス 掲示板