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96白書さん:2013/05/15(水) 22:34:14 HOST:KD182249240002.au-net.ne.jp
文化人類学概論(入門,自然人類学,学説史,言語)
【授業内容】
 文化人類学には,「ウイッチクラフト」という概念があります。日本語では「妖術使い」と訳され,具体的には中世の「魔女狩り」などを指すのですが,「魔女」と聞いて,実際に魔女が妖術を使っている姿を思い浮かべた人が少なくないでしょう。しかし,文化人類学では,少し異なった解釈をします。「妖術使い」とは,実はその人が何もやっていないのに,その人がやっていると周りの人が決めつけることなのです。こう考えると,一番恐ろしいのは魔女ではなく,むしろ人間の方で,はじめに「妖術」が恐ろしいと思った人は,もうその時点で妖術にかかっていたのです。えっ,何を言っているかわからないって?そういう人はぜひ授業に出てみて下さい(このテーマは,文化人類学aではオリエンテーションの際に取り上げます)。私のフィールドである中国少数民族地域や東南アジア大陸部での調査の様子も紹介して行きたいと思います。「文化人類学a」と「文化人類学b」は連続した内容となるので,連続して履修する方がよいでしょう。ただし,授業内容は基本的に各回で自己完結していますので,片方だけを履修しても,試験などで不利になることはありません。
【到達目標】
【準備学習】
【授業計画】
1.オリエンテーション(「文化人類学の現代性:親族組織と宗教に関して」)
2.文化人類学入門(1):人類学の諸分野
3.文化人類学入門(2):フィールドワークの方法
4.自然人類学(1):「チンパンジーとヒトはヒト科?」(霊長類)
5.自然人類学(2):「天才ザル・カンジ」(霊長類)
6.自然人類学(3):「20万年前のイブ」(進化・人種)
7.学説史(1):「文化人類学の学説史」
8.学説史(2):「日本神話の起源」
9.言語(1):「音素って何?」(構造言語学入門)
10.言語(2):「気候の変化が言葉を変えた」(比較言語学入門)
11.中国・東南アジアにおける調査から(1)
12.中国・東南アジアにおける調査から(2)
【評価方法】
 実際の履修者数等により最終決定するが,授業中の出席確認と数回の小テスト(約25%),学期末の定期試験(持ち込み不可,約75%)の予定。
【教科書】
祖父江孝男著『文化人類学・増補改訂版』(中公新書560)
【参考文献】
授業中に指示する。


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