したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

しらばす

75白書さん:2009/11/26(木) 20:54:31 HOST:wcache1.waseda.ac.jp

授業の到達目的 [授業の到達目標及びテーマ]
・経済学のもっとも基本的な枠組みである一般均衡モデルについての十分な理解および分析能力を学生が身につけることを目標とする

[授業の概要]
 一般均衡理論は、ミクロ経済学における(そしてマクロ経済学においても)もっとも基本的な理論的枠組みであり、大学院レベルかそれ以上のレベルでの経済学研究を志向する者にとって、その学習と正確な理解は不可欠である。本講義では、一般均衡理論について数学的な厳密さを伴って、きちんとした理論体系を講義する予定である。
 経済学の学習にとって数学の知識は不可欠であるが、とりわけ一般均衡理論の学習においては、集合論及び位相空間論の基本的な素養は不可欠である。したがって、本講義においては集合論と位相空間論の基本書(たとえば、松坂和夫『集合・位相入門』岩波書店の全内容)を受講生が学習済みであることを授業の前提とする。もし受講希望者でこの分野の素養が十分でないと感じる者は、受講前に必ず上述の松坂和夫教授の本などを精読し(練習問題もすべて解いて)、正確に理解しておくこと。
 また、受講するにあたって、「参考書」欄にあるDebreuの本などを用いて十分に予習すると共に、授業後には十分な復習をすること。予習復習が不十分な者や集合論・位相空間論に対する事前学習が不十分な者に対しては、授業開始後であろうとも受講をお断りすることがあり得ることをあらかじめ了解されたい。
 なお、本シラバスの授業計画等は、シラバス執筆時(2008年12月)における予定であり、今後内容や評価方法の変更などがあり得る。
授業計画 第1回:選択理論と消費者行動
第2回:無関連な対象からの独立性および顕示選好の公理
第3回:選好と効用関数の存在(1):存在定理の提示
第4回:選好と効用関数の存在(2):存在定理の証明
第5回:需要関数(1):マーシャルの需要関数
第6回:需要関数(2):ヒックスの需要関数
第7回:不確実性と可測効用:期待効用関数の存在定理
第8回:生産の理論
第9回:生産可能性集合とそれに関する公理
第10回:供給関数
第11回:一般均衡モデルの定式化
第12回:ブラウアーおよび角谷の不動点定理
第13回:一般均衡解の存在定理とその証明
第14回:厚生経済学の基本定理とその証明
第15回:まとめと試験
教科書 なし(ただし、「参考書」欄の松坂和夫教授の本とDebreuの本は教科書に準じて用いる)
参考文献 【教科書に準じる本】
G.Debreu, Theory of Value: An Axiomatic Analysis of Economic Equilibrium, Yale Univ. Press.
松坂和夫『集合・位相入門』岩波書店
【その他の参考書】
A.Rubinstein, Lecture Notes in Microeconomic Theory: The Economic Agent, Princeton Univ. Press.
L.McKenzie, Classical G
成績評価方法 出席点(10%)程度、期末試験(90%)程度の予定


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板