しらばす - 1230620474 - したらば掲示板

69：白書さん：2009/11/01(日) 21:34:09 HOST:wcache2.waseda.ac.jp: 　本年度は，マクロ経済政策の有効性について講義する．財政・金融政策の効果，為替介入政策の効果，そして保護主義的な貿易政策の効果が外国為替相場制度の違いによってどのように異なるかを理解できるようになることが目的である．
　講義は他学科の学生が理解できるように基礎的な事柄を繰り返し説明しながら丁寧にゆっくりと進めていく．また，考え方の段階的なプロセスを示すフローチャート方式と図解方式の2つを採用するので，受講者は「経済学的な思考方法」を無理なく自然に身に付けることができ，さらに政策論議を展開する力を養うことができる．
　この講義は，3年次以上の学生を受講対象とする専門科目であるので，学生の実力養成の応援をしたいと考えている．就職や試験は全国の有力な国公私立大学の学生達との厳しい競争・勝負である．他大学の学生達に負けない「専門」の実力をこの講義を通して養い，自分の将来を切り開いて勝ち取ってもらいたい．基礎から大卒レベルまで受講生の力をぐいぐいと引っ張り上げていくので，「できるようになること」を楽しんで欲しい．
「マクロ経済学 Ⅰ Ⅱ」、Mankiw,N.G.著、足立英之　他訳、東洋経済新報社、（Ⅰ）2003年、（Ⅱ）2004年．
参考書 1.「日本経済の進歩と将来」　諏訪貞夫　編著　成文堂　2007年．
2.「マクロ経済学講義」　O.Blanchard and S.Fischer 著、高田聖治　訳多賀出版 1999年．
3.「上級マクロ経済学」　D.Romer　著　堀　雅博　他訳　日本評論社　1998年．
4.「マクロエコノミクス　上・下」　Jeffrey D. Sachs and Felipe Larrain B.　著　石井菜穂子・伊藤隆敏　訳　日本評論社、（上）1996年、（下）1996年．
5.「マクロ経済学　上・下」　Paul Wachtel　著　佐藤隆三　監訳　CAP出版　（上）1996年　（下）1996年．
6.「マクロ経済学研究」　吉川洋　著　東京大学出版会　1984年．
7.「マクロ動学の理論」　足立英之　著　有斐閣　1994年．
8.「新しいマクロ経済学（新版）」　斎藤誠　著　有斐閣　2006年．
9. Macroeconomics, 6th edition, R.Dornbusch and S.Fischer, McGraw-Hill, 1994.　
10. Macroeconomics, 5th edition, N.G.Mankiw, Worth Publishers, 2003.
11. Advanced Macroeconomics, 2nd edition, D. Romer, McGraw-Hill, 2001.
12. Lectures on Macroeconomics, O.J.Blanchard and S.Fischer, MIT Press, 1989.
13. Macroeconomic Theory, 2nd edition, T.J.Sargent, Academic Press, 1987.
14. Dynamic Macroeconomic Theory, T.J.Sargent, Harvard University Press, 1987.
15. Methods of Macroeconomic Dynamics, 2nd edition, S.J.Turnovsky, MIT Press, 2000.
16. Foundations of Modern Macroeconomics, B.J.Heijdra and F.V.D.Ploeg, Oxford, 2002.
17. Macroeconomics of Self-Fulfilling Prophecies, 2nd edition, R.E.A.Farmer, MIT Press, 1999.
18. Macroeconomics W.Carlin and Soskice,D. Oxford University Press, 2006.
評価春期定期試験（有）・出席（有）・任意提出の課題レポート（有）
具体的評価方法　成績評価（単位認定）は，定期試験の結果に課題レポートと出席を全て加味して行う．ただし，課題レポートは任意提出とする．未提出であっても減点評価は一切しない．成績評価は以上の３点で最大限応援する．揺るぎない本当の「実力」を養成するとの思いで一生懸命勉強すること．