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明知と解脱

5和井恵:2014/02/19(水) 06:24:45 ID:/qZ2M5.20
> そうすると、サッパダーサ長老がその時におこったことは、
> やはり慧解脱(または慧解脱と心解脱、同時?)ではないかと思われるのですが。
> それ以前は、一瞬でも心の安定が得られなかった、と述懐しているので、
> 心解脱が先に達成されていたとは、考えにくいですし。

そうですね。
慧解脱が起きたのです(正確には、五蓋の滅による苦受の転変が起きた)。
この境地に至ると、日常生活で「煩悩に囚われて、のたうちまわる」ということが無くなります。
ですから、自己観察によって、自分自身で確認すること(解脱知見)が可能なのです。

これは、つまり、修行者が到達する「最初の成就」であり、「一来果」あるいは「不還果」の確定なのです。


> 解脱、解脱智、解脱智見解などの用語

正確には、「戒・定・慧・解脱・解脱知見」の五部です。
これは、「密教」などでも使われている教義(用語)です。

そして、一般的には「戒→定→慧」というプロセスだと言われていますが、
「八正道」はそうではなく、「慧→戒→定」と進んでゆくのが正しいプロセスなのです。
そして、このプロセスによって「正定(四禅定)」の「初禅」に至った時、「解脱」を得るのです。
それは、その人の資質と修行の質によって、果が異なり、
「一来果」「不還果」「阿羅漢果」の中のいずれかを得るのです。
そしてそれを得た時に、誰からそれを教えられなくとも、自らが自己を観察して、その果を知るのです。
これが、「解脱知見(自らが自らを観察して、解脱したと知る)」という言葉の意味になるのです。


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