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苦の滅尽

5和井 恵:2013/11/04(月) 16:40:16 ID:/qZ2M5.2

長部経典21経「帝釈天問経」の部分訳、の転載が終わりました。
ここには、とても重要なこと(縁起の法の本質)が説かれているのですが、それに気がつきましたか?

  神々の主よ、世界は種々の要素のもの、様々な要素のものです。
  その種々の要素、様々な要素の世界において、もろもろの生けるものは、執着する要素についてのみ、強く、取り、執着して言います。
  『これのみが真実であり、他は虚妄である』と。
  それゆえ、沙門・バラモンが誰もすべて、唯一の説、唯一の戒、唯一の欲求、唯一の意趣をそなえているのではないのです。

部派仏教は、「無常・苦・無我」のみが真実であり、他は虚妄である ── と主張しました。
大乗仏教は、「縁起=空」のみが真実(第一義諦)であり、他は虚妄(あるいは方便)である ── と主張しました。

釈尊は、そのような決めつけをすることなく、「渇愛を増大させるもの」と、「渇愛を減退させるもの」の二種を説いたのです。


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