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虐待隔離
56
:
名前がない程度の能力
:2010/06/19(土) 21:58:09
冷暖房の送風音を聞いていると次第に人声に変わりはじめる。それに気づいたのはもう十年以上も前のことだ。静寂の夜布団の中でじっと耳を澄ますうち聞こえ始めたのだ。最初は
何を言っているのか全くわからぬ韓国人の老婆の嘆き節と聞こえていたのがやがて何人かの老婆の嗄れ声による井戸端会議となり今では多くの少女達による猛烈な速さのおしゃべり
になっていた。
「誰が食べるなんて言ったのよ」
「花見なんてどうかしら。うちの花見は賑やかで楽しいわよ」
「なんと!会話いらずね。じゃあ、早速お茶でも」
「ペットって猫の事?それならさっき会ったけど・・・」
「留守中に勝手に飲むな!」「それにしてもこんな暗い部屋で本なんか読めるのか?」
「あんたと酒呑んでく気は無いんだけど」「滝が見えてきた・・・これからが本番ね!」
「何でこんなじめじめした所に来なきゃいけないの?」
「むむむ、話が読めないわ。」「何だって?あんた、鬼だって?」「げげ、人間!?」
「うぇ?ついに幻聴が」「人間三昧」「乱暴だな」
「あん?」「良薬は口に苦しって言葉知ってる?」「地獄の底で死ぬとみんな焼けて灰すら残らない。」
「敵かなぁ」「妖怪は私の敵。あんたは妖怪」「・・・ところで、あんた、誰?」「うらめしや〜」
「ただじゃ、渡せん」 「『聖者は十字架に磔られました』っていってるように見える?」
「しっかりしろ、この寒さで寝たら殺すぜ」「誰が友達ですって?」「肝試し」
「あなた、殺人犯ね」「乗っ取られただけって」
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