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おまいらのPCについて語れ ペート40.60

1111(´-`)y━・~~~~:2013/12/01(日) 00:53:17
 女嫌いとは何だろうか? 「自分の嫌うところは」と、定評あるストリンドべルヒが正
直に答えて居る。「女の気質や性格であって、肉体に属するものではない。」と。同様にシ
ョーペンハウエルが、彼の哲学で罵倒しながら、彼の膝の上で若い女を愛撫して居た。す
べての女嫌いについて、定義し得るところはこうである。人格としてでなく、単に肉塊と
して、脂肪として、劣情の対象としてのみ、女の存在を承諾すること。(婦人に対して、
これほど憎悪の感情をむき出しにした、冒漬の思想があるだろうか。)
 しかしながら一方では、それほど観念的でないところの、多数の有りふれた人々が居
り、同様の見解を抱いている。殆ど多くの、世間一般の男たちは、初めから異性に対して
どんな精神上の要求も持っていない。女性に対して、普通一般の男等が求めるものは、常
に肉体の豊満であり、脂肪の美であり、単に性的本能の対象としての、人形への愛にすぎ
ないのである。しかも彼等は、この冒漬の故に「女嫌い」と呼ばれないで、逆に却って
「女好き」と呼ばれている。なぜなら彼等は、決してどんな場合に於ても、女性への毒舌
や侮辱を言わないから。
 然る一方で、何故に或る人たちが、常に女性を目の敵にして、毒舌や侮辱をあえてする
のだろうか。(それによって彼等は、女嫌いと呼ばれるのである。)けだしその種の人々
は、初めから女に対して、単なる脂肪以上のものを、即ち精神や人格やを、真面目に求め
ているからである。女がもし、単なる肉であるとすれば、もとより要求するところもな
く、不満するところもないだろう。彼等もまた世間多数の男と同じく、無邪気に脂肪の美
を讃美し、多分にもれない女好きであるだろう。それ故に女嫌いとは? 或る騎士的情熱
の正直さから、あまりに高く女を評価し、女性を買いかぶりすぎてるものが、経験の幻滅
によって導かれた、不幸な浪漫主義の破産である。然り! すべての女嫌いの本体は、馬
鹿正直なロマンチストにすぎないのである。


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