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百合ごっこ 東方モドキスレ

36名無しさん@秘密の花園:2009/04/23(木) 03:03:49
                              ,. -─  、
                           .   ´       \、   ,、
                 __,.ノ三キ '´              i \,ノ三天zュ___  そうですね、「性」に関しましては、「現環境下に於いて、より有利な形質を形成する遺伝子を、
                      ̄ ̄天/ /           } 、jキ王三孑1 ̄ ̄  有利たらしめる物」と言う認識ですね。
                       ,タ7 イ  / /      i_l | }! 卞キ i
                       l/ | /!斗チx  !l'7ハ /!`! |l_,. 7j  性が有るからこそ、同種個体で有っても、形質や機能の差が出て来ますし、
                       _    ! l トN|ィf㍉  ィfた抔, / r' イ  環境の淘汰圧に因る選別を受ける事になります。
                    /:!    i ミl、i,マェリ   ' 之ンリ /_,ィ´ l,
                  /::::::l     Ⅵ !マ、"" '   ""ノ/N: ! .! ,  そして、より環境に(相対的に)適合した遺伝子が生き残り、不良とされた遺伝子は
                 /::::::::::::!      7 ハ > `_´,.ィ彳/} | i  | .  廃棄されます。
           ,. ´::::::::::::::::::|     / /,イ リ,「fv}t 7 ノ  >- 、 ヽ .
       .   ´:::::::::::::::::::::::::::::l     / / l i!/ 7ヘ/ /イ´     、 ' ,  それ故に、遺伝子は環境の変化に適応する事が出来、現在でも存在し続けられているのだと思います。
   ,. ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_ -‐-,/ - Ⅳ /:::::l !         〉 !
 ィ =- ─一 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::/  /:::::::Ⅴ        /   ,


それと、性に関して面白いのは、元々、遺伝子に取ってマイナスでしかなかった、
遺伝子の複製時の変異性を、「遺伝子プールに新たな遺伝子を供給する手段」として、
取り込んでしまった点ですね。

この、自身に損失を齎す出来事を逆手に取って、自身のシステムに組み込んでしまう辺りは、
参考になる物だと思います。

さて、総合的に考えれば、「性」と言うのは、非常に単純でシンプルな仕組みですが、
それ故に、強固な面が有ります。

無論、シンプル故に、「不良個体」は生涯「不良個体」の儘で有り、這い上がる事など出来なかったりしますが、
その犠牲以上の利潤が、遺伝子には齎されています。

「不良個体」は大概の場合、「実験個体」とも称する事が出来ると考えます。
大抵の「不良個体」は、「遺伝子の組み合わせ」が「現環境」に合わなかった、と言う事になりますから。
若し、その「遺伝子の組み合わせ」が「現環境」に非常にマッチする事になれば、その個体は
「不良個体」などではなく、「優良個体」として持て囃されますし、生殖の相手として選ばれ易く、
その「遺伝子の組み合わせ」が、後世に伝えられます。

結果、大成するかも知れないが、失敗すれば生きてすら行けない、と言う賭博を行っている様な物で、
これは「実験」と称する事が出来るのではないでしょうか。

ですが、勿論、「実験個体」などと言う、殆ど当たらず、鳴かず飛ばずで死んで行く様な個体を
作成する仕組みは、そうそう醸成されません。

其処で、その「賭博」を行わせる原動力として、「遺伝子の変異性」が出て来るのだと思います。
「遺伝子の変異性」の所為で、遺伝子が幾ら「複製の正確性」を保とうとした所で、複製原理上、
「現状に無い遺伝子」が一定数紛れ込まされる機会が提供されてしまいます。
そして、殆ど「不良個体」になる「実験個体」が生まれて来ます。

しかし、その様な「不良個体」こそが、生物進化の原動力となって来たのだと思います。

「不良個体」の殆どは、「現状に無い遺伝子」が紛れ込まされている為に、形質が、他の同種個体に劣る事になり易く、
生殖も碌に出来ずに死滅する事になるでしょうが、中には、「現状に無い遺伝子」のお陰で大成する個体も出て来るでしょう。

そして、その様な個体が、進化のイノベーションの源泉となり、生物進化が発展して来た。

「性」に関しては、この様な生物進化の立役者、と言う認識です。


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