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今日の不祥事2

2780研究する名無しさん:2021/11/08(月) 20:23:09
「生徒たちは知らない。私がホームレスであることを」 ある若手大学講師の告白
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/0981acf1ee783abd55bd4e4db622990bff87bfe5

多くの博士課程の学生と同じように、エイミー・レもまた、何とか生活をやりくりする
ためにアルバイトをしなければならなかった。

「だから私は英語講師をして生活費を工面していた」

ロンドン郊外にあるロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校にいたときのことを、彼女はこう回想している。

「通い始めて2年目の終わりに、それまで住んでいた格安の大学の寮が改装のために閉鎖してしまった」

アメリカ国籍である彼女は、同校では留学生扱いだった。

一応、家を探してみたが予算に合う物件などなかった。というのもロンドンは、2015年頃から
急激な家賃高騰に直面していたからだ。郊外もその煽りを受けており、粘り強く探してみたところで
安い物件が見つかる見込みはゼロに等しく、また、英語教師の仕事量を増やしたところで補える見込みもなかった。

「中退は避けたかった」。そこで、「友人からテントを譲ってもらうことにした」。

彼女は学校生活3年目から人知れず、ホームレス生活を送ることになったと、英紙「ガーディアン」に明かしている。

親にも学校にも言わなかった理由

彼女は当時の経済状況について、こう語っている。

3年間で1万6000ポンド(約250万円)の奨学金と、アメリカからも初年度の授業料を支援してもらっていた。
だが、留学生であるため、年間8000ポンド(約125万円)の学費を支払わなければならなかった。

足りない分は英語講師の仕事で賄っていたが、それでも「年間185万円で生活しなければならず、
そのうち家賃に割けるのは46万円ほど」。つまり、彼女は月4万円で借りられる家を探していたわけだ。
「予算に合う物件がない」のも無理はない。

野宿生活は「最初は本当に怖かった」。幸い、彼女は大学の近くに座り込みの抗議運動を続ける人たちを見つけた。
そのコミュニティの中にテントを設置していたので、「ひとりぼっちではなかった」と言う。

だが、彼女のテントは一人用の小さなもので、イギリスの長くて寒い冬を乗り切るのに充分と言えるものではなかった。
「目覚めると、あたり一面が雪景色になっていることもあった」。

このような状況だったため、教科書や本、資料などは「大学院生用のオフィス内に保管していた」。
また、シャワーは大学構内のものを使っていた。勉強やアルバイトの時間外には、「木の切り方や火の起こし方を独学で学んだ」。

彼女はホームレスであることを、両親にも学校にも言わなかったそうだ。

「親には『生態学の勉強のために農場に滞在している』と言っていた。心配させたくなったので」

学校側にも相談しなかったのは、「ホームレスであることを知られて、悪評が立ったり、
仕事の評価が下がるのが怖かったから」。また、彼女が教えていた生徒たちにも隠していた。
理由は、将来への希望を失ってほしくなかったからだと語っている。

「生徒たちは、私たち講師は適切な契約のもと、適切な給与を受け取っていると思っている。
『でも現状は、必ずしもそうではない』とは伝えていた。けれど、ホームレスになって
しまうくらい厳しいものだとは、さすがに言えなかった」

もっとも、彼女自身が夢を捨てたくなかったというのもあるようだ。

「今は厳しいが、修士号を取得したらきっと楽になる」。仕事も勉強も頑張れば報われる──。
そう信じて彼女は2018年までの残りの2年間、修士号を取得するまで粘り抜いた。
専攻していたのは、アメリカ文学における少数民族学だったという。


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