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令和という絶望時代

1517研究する名無しさん:2023/09/01(金) 09:10:47
終身雇用を選ばず、転職を通じて高い収入を得ようと努めてきた小野さんは、現在も、機械設計関連のマネジメント職(管理職)へのキャリアアップを目指しており、政府や自治体が行っている職業訓練も探しているが、求めているようなスキル取得のメニューはなかなか見つからない。

 働きながら受けられる訓練も限定されており、自立したキャリアを目指そうと努力しようにもそれに報いる仕組みのない、非正規社員にとって不利な社会だと感じている。

 「危機感はありますね。(行政の)研修制度とか探してみたけども、ちょっと違いますね。伸び悩み層なのかなっていう、そんな気はしますね。いい方向に持っていかなきゃ、どうにもならない……」

 稼ぎを増やしたくても、企業にも、国にも、頼れないと感じている小野さん。いま望みをかけているのは、就職氷河期世代向けの公務員の採用試験だ。2020年度から、国や自治体が実施してきた。学歴や職務経験は問われず、氷河期世代であれば、誰でも受験することができるというものだ。

 小野さんが棚から取り出して見せてくれたのは、大量の参考書だった。公務員試験に備えて、専門学校の講座などに30万円以上を費やしてきたという。すべて自己負担で、公的な補助は出ない。

 「初年度は17万円ぐらい払って、次の年は12万〜13万円。ボーナス1回分ですよね。仕事から帰ってきた後も、一日2時間は勉強を頑張りました」

 しかし、去年までに受けた6つの試験はすべて不合格。中には、競争率が200倍を超える試験もあった。

 「自分の力ではどうしようもないこともあるし、考えていけばいくほどたぶん自分が下にしか見えないから、あんまり気にしないようにしてるっていうか、うん、そんな感じです、難しいな……」


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