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News 時事ニュースを語るスレ

3024研究する名無しさん:2022/09/07(水) 08:39:25
「学者工作」に乗ってる幇間こんなにいるんだけどな


『内閣調査室秘録』
ttps://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612260
内調OBが語る「戦後知識人工作」、衝撃の裏面史
ttps://books.j-cast.com/2019/07/26009462.html

 さらに興味深いのは多数の学者たちとの「つき合い」ぶりだ。本書の大半は、その具体的な記述で埋まっている。
いつ、だれと、何の話でどこの「店」に行ったか。学者たちが、学者の給料だけではとても
通えないような高級店に出かけている様子が活写されている。

 25年間にわたって「接待攻勢」が続いたのは、政治評論家の藤原弘達氏。もともと丸山真男門下の俊英。
左に行くかもしれない有望な学者にテーマと研究費を与え、保守陣営につなぎとめるというのが志垣さんの仕事であり、
藤原さんはそのターゲットの1人だった。「彼が左翼理論家になることを私は恐れた」という。

 さてその接待場所だが、「キャバレー」「クラブ」から「福田家」「ふくでん」「河庄」
「大野」などの高級料亭まで多彩。「さんざん飲み歩いた」という。本書では100回を軽く超える
飲み食いが掲載されている。掲載されているのは一軒目の店だけで、そのあと毎回2、3軒の店を回っている。
多い時は4軒もハシゴしている。芸者と一緒に京都まで行ったこともある。元はといえば
国民の税金だから、よくぞまあ、という気がしないでもない。

 とはいえ藤原氏はなかなかしたたか。政治評論は辛辣で、自民党にも遠慮がなかったというから一筋縄ではいかない。

 本書ではこのほか、志垣さんが委託研究の世話をした著名人が山のように出て来る。
会田雄次、石川忠雄、猪木正道、江藤淳、村松剛、衛藤瀋吉、林健太郎など有名な学者、
評論家、マスコミ関係者127氏について「あいうえお」順に実名入り。各氏についてデータベースのように
ナンバーが振られ、詳細な報告が続く。会合の日時、飲食した店、話した内容も出てくる。
本書の圧巻部分だ。ほとんどは保守の論者であり、彼等との緊密な情報交換を続けつつ、
世論工作を図ろうとしていたことがわかる。
「今後、情報機関の記録がこれほど詳細に明かされることはあるまい」

 内調の「学者担当」というのは、単に学者を接待すればよいというものではない。
本誌の記述を読んでいてわかることは、志垣さんが彼らと対等に話すだけの幅広い知識を
持っていたということだ。政治、経済、外交、防衛、教育などの永田町・霞が関界隈の話題だけでなく、
時には文化芸術にも及ぶ。心理学者や文化人類学者なども登場する。進歩派と見られていた学者名も散見される。
また、さる登場人物の名の注釈には(ヤン・デンマン)と書かれていた。外国人の特派員だという
ふれこみのはずだが、日本人だったということか。


 本書には「委託費」を受け取らなかった知識人、委託費のことを切り出すことがはばかられた碩学の話も出てくる。
そのあたりも含めて本書は、単に内調の裏面史というだけでなく、戦後日本の知識人の裏面史にもなっている。

 「内調と何らかの関係を持った知識人は少なくないが、それを公にした者はほとんどいない」(岸さん)からだ。


 今や本書に登場する学者らの大半は他界しているが、教え子はまだまだ現役。その中には
恩師の後をついで教壇に立っている人も少なくないはず。本書を複雑な思いで読むことになりそうだ。
出版元は「戦後思想史を塗り替える爆弾的史料」とうたっているが、あながち誇張ともいえない気がする。


 本書を手に取っていちばん肝を冷やすのは現在、内調と密かにつながっている学者らかもしれない。
しかし、心配には及ばない。岸さんは「今後、情報機関の記録がこれほど詳細に明かされることは
あるまい」と記している。


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