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生物学

524研究する名無しさん:2019/01/13(日) 13:24:56
インドが死に物狂いでバイオ燃料に注力するワケ
1/10(木) 6:10配信 ビジネスIT


13億の人口を抱えるインドでは近年、都市部での大気汚染がひどく、その深刻さは世界屈指ともいわれている。その汚名返上の効果もねらって、現政権が注力しているのが、バイオ燃料の普及だ。きれいな空気を取り戻すだけでなく、ほかにもさまざまなメリットが期待できるバイオ燃料。現地在住のインド人コンサルタントが、インドのバイオ燃料事情を詳説する。
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●インドが、バイオ燃料政策に熱心な理由

 インド政府は、より高い生産性や安全性を求めてエネルギー政策を推進している。エネルギー新時代に向けて環境のことを考えながら、「エネルギーの理想の組み合わせ」を模索している状況だ。

 旧来の化石燃料は有限で再生不可能なうえ環境にもよくないため、使うには配慮が求められる。一方、再生可能エネルギーは地球上のどこにでも存在し、環境を害することなく無限に使うことができる。そのため、実用化に向けた期待は高い。

 再生可能エネルギーの中でも、2018年5月に新たな政策が打ち出され、注目されているのがバイオ燃料である。主なバイオ燃料には、バイオエタノールとバイオディーゼルがある。

 バイオエタノールは、バイオマス原料から精製されるエタノールである。バイオマス原料としては、サトウキビ・シュガービート(てん菜の一種)・サトウモロコシなど糖分を含むもの、トウモロコシ・キャッサバ・藻類などデンプンを含むもの、バガス(サトウキビの搾りかす)・木くず・農林作業から出た廃棄物などセルロース由来のものがある。

 一方、バイオディーゼルは、ディーゼルとして利用できる植物油(食用・非食用問わず)や動物性脂肪から精製された脂肪酸メチルエステルや脂肪酸エチルエステルを指す。 なお、そのほかのバイオ燃料には、バイオメタノールおよびバイオ合成燃料などがある。

 インドでは、バイオ燃料に関する取組みは、「メイク・イン・インディア」「クリーン・インディア」といった、現政権が推進するほかの政策と方向性を同じくしているため、戦略的な重要性が高い。また、農業所得倍増、輸入依存低下、雇用創出、ゴミ再生といった、広範囲で意欲的な目標を統合する絶好の機会ともなる。 ちなみに、インドのモディ首相も、バイオ燃料政策に対しては以下のようにコメントしている。

ガソリンに混合させたエタノールの量は、4年前の3億8000万リットルから直近1年で14億1000リットルまで伸びたと思われる。今後4年で45億リットル前後のエタノールを精製するよう国として取組みたい。そうすれば、インドは年間1200億ルピー分の貿易収支を改善できる

 原油価格は、1バレル140ドルを超える水準まで高騰したことがある。こうした思いもよらない原油価格の上昇は、途上国に大きな影響を与える。石油燃料を補う、あるいは石油燃料に取って代わる代替燃料が、自国で採取できる再生可能な原料から開発されないうちは、インドのエネルギー確保は依然として脆弱なままだろう。バイオ燃料は、インドにとってエネルギー確保のための一筋の希望の光といえるのだ。


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