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生物学
235
:
福井キイチか、、、、
:2016/10/25(火) 20:12:37
本研究成果のポイント
•ヒトと植物細胞の部分的な細胞融合に成功し、植物の染色体※1 がヒト細胞環境下で維持されることを解明
•植物と動物は、約16億年前に共通祖先から分岐したが、機能がどの程度保存されているのかは不明だった
•融合細胞は、進化を通して保存されている生命の基本原理の解明に貢献するだけでなく、異種染色体が細胞中でどのように安定に維持されるのかを解明することで、雑種形成による有用生物の育種への貢献に期待
リリース概要
大阪大学大学院工学研究科の和田直樹特任助教(研究当時は鳥取大学大学院医学系研究科所属)は、鳥取大学染色体工学研究センターの押村光雄教授の指導を受け、大阪大学大学院薬学研究科の福井希一招へい教授(大阪大学名誉教授、鳥取大学染色体工学研究センター特任教授兼任、研究当時は大阪大学大学院工学研究科所属)らとともに、ヒトと植物の部分的な細胞融合に世界で初めて成功しました。また、このヒト細胞と同等のバックグランドを持つ融合細胞の中で、(1)植物の染色体が安定に維持されていること、(2)様々な植物の遺伝子が発現していることを明らかにしました。
植物と動物は、約16億年前に共通祖先から分岐し、それぞれ独自の進化を遂げてきたと考えられています。しかし、こうした長い進化の歴史を経て、お互いのどのような機能がどの程度保存されているのか、という点については明らかになっていませんでした。長い進化の歴史を経てもなお両者で保存されている機能は、生物にとって極めて重要かつ根本的なものであることが予想され、進化の謎を解く一つの手掛かりになると期待されます。
今回、研究グループが確立した融合細胞は、ヒトと植物間での進化的保存について染色体レベルでの解析を可能にする、世界で初めてのツールです。この細胞を用いることで、生物がどのような性質を残しつつ長い進化の道を辿ってきたのか、その生命の基本原理の解明に貢献すると期待されます。また、植物や微生物において、異種ゲノム、異種染色体の導入による新種誕生は、今後非常に有望な育種方法の一つと考えられています。それを自在に達成するためには、異種ゲノム、異種染色体がどのように生物内で受容され、それらの安定・不安定化を引き起こしているのかを知る必要があります。本研究で開発した融合細胞は、ヒトと植物という進化的に遠い生物を用いることで、生物種を超えた普遍的な染色体安定化機構の解明に貢献し、人類にとって有用な生物の育種に貢献すると期待されます。
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