Forbes JAPAN 8月9日(火)10時37分配信
先週、中国の半導体設計大手である清華紫光集団が、同国半導体メーカー最大手の一つ、武漢新芯集成電路製造(XMC)の株式の過半を取得し、「中国最大のチップメーカーが誕生した」とウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。XMCには、半導体産業の発展を支援する「国家集積回路産業投資ファンド」が出資している。
新たに設立される持ち株会社の名称は「長江存儲科技(Yangtze River Storage Technology)」で、資本金は189億元(約2,800億円)になる。中国は国家政策として半導体産業の強化に取り組んでおり、今回の業界再編も中国政府主導で行われた。新会社の設立は、半導体の自給率向上に向けた大きな一歩になると見られている。