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政治学・行政学

99研究する名無しさん:2015/07/04(土) 01:12:59
 私たちの友とは。そして敵とは――。集団的自衛権の行使容認と安全保障法制をめぐる国会論戦がかみあわない。政治風土だけでなく、日本社会全体にも敵味方を峻別(しゅんべつ)する世界観が広がっているようだ。政治思想に詳しい2人に聞いた。

 1990年代以降、世界を決して相いれない「友」と「敵」に分けようとする考え方が目立つようになりました。ハンチントンの「文明の衝突」や、欧米とイスラムの宗教対立とされるものが典型です。そこで想起されるのが、20世紀前半に活躍したドイツの政治学者カール・シュミットの「友・敵」理論です。
 シュミットの思想は、政治思想の歴史の中では突然変異的です。通常の政治観では、「友」と「敵」は必ずしも固定的ではありません。「敵」が「友」になったり、その逆だったりする。妥協を図ったり、対立しながらも協力したりするのが政治の営みだと考えられます。
 しかしシュミットは「友」と「敵」を非常に対立的に捉えます。「友」と「敵」の峻別こそが国家の本質であり、究極的には、一つの国家は「敵」を排除して「友」だけでつくられることになる。
    *
 <単純化は「逃げ」> 日本でも、90年代以降、「政治は決断だ」といった俗流のシュミット的言説が広まりました。グローバル化が進み、民主主義が機能不全を起こす中で、みんなで話しあって決めるという教科書的な民主主義像がうそ臭く感じられるようになった。
政治は利害の調整という考え方自体が間違いであり、誰が友で誰が敵かをはっきりさせることこそが政治の本質だ、というシュミットの主張が時代に合っているように見えたのでしょう。
ttp://digital.asahi.com/articles/DA3S11838589.html


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