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史学・考古学・文化人類学

2284研究する名無しさん:2021/02/15(月) 08:53:00
ポルトガル商人に毎年1000人が海外へ売られた!『大航海時代の日本人奴隷』著者が踏み込んだキリシタン史のタブー
ttps://www.cyzo.com/2021/02/post_268095_entry.html


――岡先生の旦那様で、共著者であるルシオ・デ・ソウザ先生(東京外国語大学特任准教授)が、
この本の元になった研究内容を学会で発表したら、聴講者から「捏造ではないか」とまで
言われたと本にありました。長年、日本人の奴隷取引に関する研究が行われず、無視されてきた背景は?

岡 キリシタンは「殉教させられた、かわいそうで悲惨な存在」「キリスト教の歴史の中でも
燦然と輝くもの」という“殉教史観”が根強くあるんですね。今もその世界観を強く守ろうと
している研究者はいます。そこに属さない私は、おそらくイエズス会のブラックリストに入っていると思いますけども。

――ブラックリスト(笑)。

岡 実際、あるシンポジウムに私が登壇したら、キリスト教系メディアの人たちが聴講席の最前列にいて、
ずっと睨まれていたことがありました。「イエズス会の中に日本を征服しようと思っている人たちがいた」
という史料をじゃんじゃん紹介した高瀬弘一郎先生(慶應義塾大学名誉教授)も、
相当パージされていましたから。ただ、『岩波講座 日本歴史』や吉川弘文館の『日本宗教史』、
イギリスのケンブリッジ・ヒストリーなどの権威ある講座ものにお声がけいただいたりして、
最近では「キリシタン史概説を書かせるなら岡でもよい」的なポジションになってきていますから、
私が特別に異端で問題視されているわけではない。その逆で、これまでバイアスがかかりすぎていたのだと思います。

 いまだに日本で紹介されていないイエズス会の史料は膨大にあるんですね。それを翻訳していけば
歴史の見方が変わると思っていますが、私はマークされているので、そのうちイエズス会の
史料館に入れてくれなくなるかもしれない(笑)。今も信徒さんがいるから負の歴史を
書かれたくないという気持ちもわかるのですが、史料に書かれていることを客観的に分析するのが
歴史研究のプロの仕事ですし、歴史研究は特定の誰かのものではないですから。


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