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史学・考古学・文化人類学

1811研究する名無しさん:2018/07/29(日) 08:40:54
佐藤:特に戦後は、1950年の朝鮮特需を皮切りに、約40年にわたって経済発展が続いた。
それが突然、ギアが反対に入ったかのごとく、ずるずる落ち始めたのです。
なぜそうなったのかを理解せずに、日本再生がありうるとは思えません。
平成の歴史において「停滞・衰退」をもたらしたものは何か、これはきわめて重要なテーマだと思います。
中野:同じ停滞でも、改革派の人たちが主張するように「政府や政治が何も手を打たなかったためにこうなってしまった」というなら、まだ救いようがある。しかし現実はそうではなかった。
冷戦終了後、あるいはバブル崩壊後に、「日本はこれから抜本的に変わらなければならない」ということは政治の世界でもメディアの世界でもうるさいほど言われてきた。
自民党政権から非自民連立政権に交代した1993年頃から、改革ブームが始まった。橋本政権も、細川政権も、小泉政権も「明確なビジョンと意志をもって、日本という国のあり方を根本的に変えなければいけない」と言っていた。安倍政権もそうです。
その意味で平成とは、「つねに改革を叫び続けた時代」であったともいえます。「このままではいけない。
何もやらず座して死を待つのではなく、世界の流れを分析して主体的に、抜本的に改革を行わねばならない」と言い合い、決断し、改革しようとした。
しかしその結果がこうだった。結局のところ、日本の停滞を打ち破ろうとして平成に行われた改革という改革は全部失敗だったわけです。


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