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史学・考古学・文化人類学

145研究する名無しさん:2015/06/26(金) 13:01:36
開拓前の暮らしぶり伝える地侍・滝沢家文書/十和田市に寄贈

Web東奥 6月25日(木)11時7分配信
 十和田市郊外の滝沢地区の旧家「滝沢家」が所蔵していた江戸時代初期から近代までの古文書類「滝沢家文書」が、同家現当主から市に寄贈され、市教育委員会が目録作りを行っている。同市中心部は幕末期に南部藩士新渡戸傳らの稲生川上水により整備された比較的、歴史が新しいまちで、江戸時代初期までさかのぼった古文書などは非常に少ない。三本木原台地開拓以前の住民の暮らしぶりなど、さらに古い歴史が発掘される可能性がある史料として注目を集めそうだ。
 滝沢地区は五戸町にごく近い同市南部に位置する。滝沢家の先祖は約800年前に現在の愛知県から同市に移ったとされる。江戸時代の初期から滝沢地区に根を下ろし、南部藩から与えられた領地を統治する「御給人(ごきゅうにん)」の身分だった。
 現当主で小児科医の滝沢鷹太郎(ようたろう)さん(70)=八戸市在住=が昨年8月、同地区にある旧家や蔵の解体に伴い、十和田市に史料の寄贈を決意した。「滝沢家文書」は江戸時代のものが半数以上で古文書、絵地図、巻物など578点。このほか、武士が着用した陣笠(じんがさ)、裃(かみしも)、陣羽織や、火縄銃など民俗史料は374点。
 市教委は本年度から滝沢家文書の整理・目録作成作業に着手。市内に古文書などを分析・解読できる団体がないため、八戸市史の編さんなど史料調査で実績がある八戸歴史研究会の三浦忠司会長に作業監修を、八戸古文書勉強会に解読作業などの協力を求めた。
 古文書は23日に八戸市博物館に運ばれ、24日は同会会員ら10人が史料の年代、記されている概要などの把握に励んだ。26日まで作業を続け、7月中に目録のデータベース化を終える予定。重要と判断された古文書類は、同会に「翻刻(ほんこく)」と呼ばれる解読を依頼する。
 三浦会長によると、文書の保存状態は良好で、判読作業に問題はない。今のところ元禄8(1695)年9月19日付の書状が最も古く、地区での新田開発に区切りを付けた滝沢家が、与力である身分を格上げしてほしいと、代官所に上申する内容という。
 目を通した同会長は「地域に生きた侍たちが、いかに地域の人々と助け合って生きてきたかが分かる史料。滝沢家の方々が文書を大事にしていたのがよく分かる」と話す。
 史料を寄贈した滝沢さんは「文書の詳細が明らかになるのが楽しみ。十和田市のみならず、南部藩全体の研究に役立ててほしい」と期待を語った。


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