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オーケーストア社員の人生
374
:
研究する名無しさん
:2019/04/01(月) 19:47:25
日本市場開拓に取り組む中国系IT企業のチャレンジ
3/25(月) 7:15配信 ZDNet Japan
日本企業の中国市場開拓を支援するソリューション
花氏は「安定した収益源になっている派遣ビジネスは下請けではない」と考えている。プロとしてのスキルを提供するからだ。「ユーザー企業がアウトソーシングする際、プロの集団に任せる。そうすれば、プロのスキルを持った競争力のある集団になる。派遣や請け負いは手段であって、どんな価値を創造するかが大事なのだ」と、スキルの高いIT人材をそろえる。
日本企業と中国IT企業の関係も変わり始めている。1990年代、中国国内に日本向けオフショア開発センターが次々に開設された。日本の3分の1以下という人件費の安さを売りに、案件を獲得してきた。だが、人件費がどんどん上昇し、北京や上海などのIT技術者の給与は、日本のIT技術者を上回ってきた。一方、中国経済が急成長し、中国を市場と見る日本企業や、海外市場開拓を計画する中国先端テクノロジ企業が増えてきた。
そうした中で、イー・ビジネスは日本企業にどんな価値創造を提供するのか見直しをした。答えの1つが中国のIT技術者らの派遣に加えて、中国先端テクノロジ企業と協業し、日本企業に彼らの商品やサービスを提供すること。日本企業にとっては、イノベーションを起こす素材になる。中国企業にとっては、参入が難しい日本市場への進出を支援する協業相手になる。手始めに、人工知能(AI)やIoT、FinTech、Eコマースなど約10社とパートナー契約を交わした。その1つのMEGVIIの顔認証技術を無人店舗、無人ホテル、モバイル決済の本人認証、犯罪者サーチなどの用途に提案する。
日本企業の中国市場開拓も支援する。1つは、インバウンドだ。来日する中国人にさまざまなサービスを提供し、店舗などの売り上げ増につなげるもの。例えば、量販店向けに音声解析技術を使った中国語に特化したチャットボットを開発する。中国語を話す店員がいなくても、店内での買い物をスムーズにするシステムだ。来日予定の中国人や来日中の中国人に広告を配信するサービスも提供する。SNSなどから来日に関係するデータを収集し、中国人が求める情報を流す。「中国人と日本人の買い物の仕方は違う。中国人の使いやすいECサイトがある」(花氏)。日本企業に、そんなこともサポートする。
もちろん、日本企業の中国市場進出も支援する。ただし、工場を建設したり、支店を設けたりするのではない。ショッピングモールでもない。「すぐに越境Eコマースとなるが、システムを構築しても売れるかは分からない」(花氏)という。例えば、SNSやチャットツールなどを使うことを提案する。騰訊(テンセント)のマーケティング、MEGVIIのAIなどを使って、データを収集、分析し、中国の顧客を獲得する方法だ。
花氏は「ソフト開発は下請けの時代から、共同開発のパートナー関係になる」とし、日中のオープンイノベーションの架け橋になると意気込む。花氏の目からは、日本のソフト開発会社は品質を守り改善するといった製造業の色彩が強い。だが、ユーザー企業はこれだけでは満足しなくなっている。「これからは、課題を解決するアクティブな提案が求められる」と、37歳の花社長は成長への施策を練る。
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