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経済学
4708
:
研究する名無しさん
:2020/11/28(土) 04:29:29
こっちの先生は統計やデータを元に議論する人のようだ
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環太平洋研究センター、渡辺氏
帰国後、北朝鮮の食糧事情について調べてみた。友人の専門家に問いながら資料を検索したのだが、統計らしきものがないことにすぐに気づかされた。北朝鮮政府は、建国以来、穀物生産量をまったく公表していなかったのである。
統計の空白が少しでも埋められるようになったのは1974年からである。以来、暦年の穀物生産量は、700万トン、770万トン、850万トン、900万トン、950万トンとある。しかし1980年代に入ると、1982年に950万トン、1984年に第2次5カ年計画の最終値として1,000万トンという数値が掲げられて以来、まったく実績不明の時期がつづいた。ようやく1988年になって、1,000万トンという数字が発表されたにとどまる。
まことに大雑把な数値であり、これが目標値なのか実績値なのかさえ定かではない。北朝鮮の発表する穀物は芋類などをも含む「粗穀」であって、食糧の品目構成は不明である。
その後、再び統計の空白期が始まった。1995年と1996年の夏季に北朝鮮は未曾有の洪水に見舞われ、国際支援を仰がねばならなくなり、ここで穀物生産量を公表することになった。
発表によれば、洪水発生前の予想収穫高は567万トンであった。同発表では同時期の年間需要量は年間764トンであった。仮に北朝鮮政府によるこの発表数値を正しいものとすると、洪水発生前にすでに197万トンの不足があったことになる。洪水によって失われた穀物量は190万トンであり、したがって洪水後の不足量は387万トンである。洪水の被害は確かに深刻であったが、洪水がなかったとしても北朝鮮の食糧不足が厳しいものであったという事実を政府が公認したのである。
北朝鮮では、経済が苦境に陥った場合、これをシステムの欠陥のあらわれとみてその改善を図るということはない。首領による「唯一領導制」を国是とする北朝鮮では、システムを欠陥とみなすこと自体がタブーだからである。システムの欠陥が下部党員によって認識されても、これが首領にまで届くことはない。逆に、経済的低迷はシステム運営の不徹底に由来するものだとみなされ、そうしてシステムがもつ欠陥は温存されてしまう。
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