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哲学

422研究する名無しさん:2015/08/22(土) 07:00:36
「人文知は、趣味として生き残ればいい」東浩紀さん

聞き手・吉川一樹、高重治香

2015年8月20日20時33分朝日新聞


――(人文社会科学系学部が)社会の要請に応えられないことが大きいのでしょうか。

 この国において、大学とは明治期に輸入された歴史の浅い制度です。ヨーロッパに追いつくため、産業振興を後ろから支えるために大学を作った。そういう前提がある限り、文系不要論が出てこざるを得ない。

 ヨーロッパの場合、キリスト教と結びついた神学があり、リベラルアーツの伝統が長くあって、そこから大学の哲学部が生まれ、人文知が育ってきた。いわば、日本における寺みたいなものとして大学がある。

 人文知は、こういう知識を持っていたらこういう利益がありますよ、こんなふうに成功しますよという形の実学志向の教育とは、原理的にそぐわないものです。けれど、人間の文化のなかには、そのような実学の発想とは異なったものがたくさんある。たとえば趣味がそうです。宗教もそうですね。人文知は、趣味のひとつとして生き残ればいいし、本質的にそういうものだと思う。


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