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【中堅私立大・国公立大】研究人生の生き地獄を語る【ブラック大】

561研究する名無しさん:2014/08/07(木) 00:09:40
 大学の「生態研究」で、とても面白い本があることを思い出した。2年前に出版された『キャリア妨害』(菊地達昭著、東京図書出版)という本だ。サブタイトルに「ある公立大学のキャリア支援室での経験」とあるが、読んでいけば、横浜市立大学であることがすぐにわかる。
 本書では、大学経営が戦略性に欠け、ずさんで、そればかりか人間性にも問題があるような教職員が跋扈し、その結果、本来ならば若い学生が自らのキャリアを磨く場であるはずの大学が、学生のキャリア育成を妨害する場と化している実態が赤裸々に描かれている。
「前例主義」「形式主義」「性悪説」「人件費はタダ」「コスト意識ゼロ」という5つのキーワードから、大学運営の実態がいかに腐敗し、堕落しているかについて具体的な事例やエピソードも豊富だ。本書を読むと、大学の教職員集団は、規律や社会常識が働かない「無法地帯」「犯罪者集団」を構成しているのではないかと感じるほどだ。
 著者の菊地氏は、大手電機メーカー人事部門での経験が豊富で、海外勤務経験もある。その経験を買われて横浜市立大学に転職し、キャリア支援の責任者として、学生の就職支援などキャリア開発に民間企業の発想を採り入れる改革を行ってきた。
 菊地氏は退職後に『キャリア妨害』を出版したが、横浜市大での約6年間を「エイリアンとの共同作業であった」と書いている。企業の常識では信じられないことの連続でもあったということであろう。読むと笑えるが、これが最高学府の実態かと思うと、ぞっとする面もある。「頭脳の棺桶」とは、まさにこのことだ。
『キャリア妨害』の中から、いくつかの事例を紹介する。まずは「多すぎる起案のハンコ」についてだ。開示を急ぐ就職情報の掲示でも起案で決裁を持ち回り、民間企業では課長一人が判断すればいいような案件でも、内容によっては12個のハンコをもらわなければならないケースもあった。ハンコが多い理由は、チェックを強化するのではなく、「責任回避のシステム」であった。
 あまりにも起案件数が多く、大勢でたらい回しにするため、重要な起案書が紛失するケースもあり、 eメールで「起案書が紛失して見当たりません。ご存じの方は誰々まで連絡ください」といった回覧が回るという。本来ならば担当者が持ち回りで決裁を受けるべき、経歴など個人情報が書かれたマル秘の非常勤講師採用の起案書が紛失したこともあるというから信じ難い。


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