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今日の不祥事

9410研究する名無しさん:2019/07/13(土) 14:39:14
なぜ、日本は<異端>の大学教授を数多く生み出したのか
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2019/06/post-12412_1.php

<博士号や教育・研究業績がなくても、大学教授になれるのが日本特有の現状である。
官僚・メディア・企業出身・作家・評論家等の「社会人教授」がなんと多いことか。
日本の大学はいずこへゆくのだろうか>


ところで、役人やメディア関係者らが大学教授に採用されるようになったのはいつ頃からなのだろうか。
1990年代の大学設置基準の緩和によって、大学教員に「実務教員」枠が設けられ、
新しい天下り先として大学市場が登場したのがきっかけである。

ここで1つお断りしたい。大学教授の要件として、必要条件は博士号の取得であるが、
十分条件としては、大学教授に相応しい、教育業績・研究業績があるかどうかということである。
こうした2つの条件を有している社会人教授が大学教授としての資格をもっている人といえるだろう。


一般的には、中央省庁の官僚が大学教授へ転身するようになったのは大学設置基準緩和以降のことと思われているが、
歴史を繙いてみるとそうではないことがわかる。

前述したように、明治時代、帝国大学(現在の東京大学)が設置された頃に、正統なアカデミック教授ではない、
行政実務経験を積んだ官僚が社会人教授として登用されていたのである。


こうした日本特有の大学教員人事が今なお残存しているのは、学問探求の場としての大学の役割が
日本社会ではまだ認知されていないことを示しているといってもよいだろう。


作家や評論家という職業は、雑誌等への原稿執筆や著作の刊行によって生活費を得る生業であるとともに、
一般大衆に文化の価値を伝える文化伝承者でもある。

ところが,最近の作家は本業では稼ぎがよくないのか、テレビのバラエティ番組でコメンテーターとして出演したり、
テレビのCMに出たりなどして、作家の仕事が本業なのか、余技なのか、よくわからない人たちが増えてきた。

とりわけ近年は1990年末以来の長引く出版不況のせいか、作家専業では飯が食えない人たちが急増している。
そのため、安定収入(最低でも、専任教授であれば年収1000万円)を得るために、
ツテを頼って大学に専任教授としてもぐり込んで、作家や評論家を兼業している人が多い。


これまで見てきたように、作家や評論家で大学教授になっている人たちの大半は大学の学部卒業のみで
大学で文学論等を教えているのである。小説を書くことと文学論を講じることは全く別の次元である。

大学院で文学を研究したという学術的経験がないと学生指導も無理である。小説の書き方を教えるのであれば、
カルチャー・スク-ルや専門学校レベルで十分だと考えるのは筆者の思い込みであろうか。

このように、作家・評論家は大学における教育と研究を行うだけの教育・研究業績と学位
(少なくとも修士学位は必要)がないにもかかわらず、安定した経済的報酬があるということで、
大学教員として大学にもぐり込んでいるのが実情なようである。




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