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怖い話Part2

1名無しさん:2013/04/11(木) 20:47:22 ID:kJlroZZA0
霊的な怖い話を集めてみましょう

前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/study/9405/storage/1209619007.html

337『名残雪』 ◆iF1EyBLnoU:2013/07/05(金) 19:40:46 ID:7ZYL5W1M0
 おお、俺の嗜好を理解してくれるとは、さすがに姫だ。
「でも、もっとドキドキする設定があります。」 「どんな設定ですか?」
「入籍した後は避妊をしないんです。すごく、ドキドキするでしょ?」
「...それは。」
「きっちり計画するのも大切だけど、家族なんだから、もう少しいい加減に
のんびり生きても良いですよね。『できちゃった。』『え、大学は?』なんて、素敵です。
『休学して出産したのに、復学直前に次の妊娠が発覚』
これは、さすがにちょっと赤面ですね。」
姫...演技派なだけじゃなく、結構な妄想癖が。 いや、これは妄想じゃないな。
「お屋敷の広さは十分。子育てに関わる雑用は式に手伝ってもらうとして。
当面の問題は車、5人乗りでは足りませんね。7人乗り以上で検討しないと。」
「5人乗りで足りなくなるのはどんなに早くても来年の10月ですよ。気が早いです。」
不意に両目から涙が溢れた。嗚咽が漏れる、止められない。
「Rさん、どうしたんです。プロポーズした方が泣くなんて。」
もちろん悲しい涙ではない。 今、姫は、女性として生きる未来を自ら語っている。
それは、姫が俺と、そしてこれから生まれてくる子供達とずっと生きていくという、
確固たる意思表示。 伝説の天女が自ら羽衣を脱いでくれたのだ。
それがどうしようもなく嬉しくて、涙が止まらなかった。
「泣かないで下さい、Rさん。」 俺の背中をさする姫の手。温かく、柔らかい感触。
「御免なさい、もう、大丈夫です。」 

 白い雪。立ち止まった俺と姫を包み込むような。

『名残雪』 完

338 ◆iF1EyBLnoU:2013/07/05(金) 19:43:18 ID:7ZYL5W1M0
 皆様、今晩は。藍です。
とても気に入った作品なので、かなり頑張ってみました。
原稿受け取りから投稿まで、自己最速記録更新かと思います。
お楽しみ頂ければ良いのですが。

339名無しさん:2013/07/05(金) 20:54:21 ID:uolf6pWI0
知人さん藍さんありがとうございます。とってもお楽しみ致しました(笑)

シリアスもほのぼのも、とても良いシーンがあるんですね。

340名無しさん:2013/07/05(金) 20:55:19 ID:uolf6pWI0
・・・・

そういえば新章のタイトルが・・・・なんでしたっけ?WWW

341名無しさん:2013/07/06(土) 02:09:02 ID:3IvhmewI0
知人さん藍さんありがとうございました。
とても心暖まる、やさしさ溢れる物語です。
桜は日本人の心を癒す、世界一美しい花だと思います。
数え切れない数の桜の花びらが輝きながら光をまとって舞い散るさまが眼に映るようです。
美しい物語だと思います。

342名無しさん:2013/07/07(日) 03:29:57 ID:9EhS5QtA0
うーん、秦氏系の術者(新羅・清和源氏系→白山→出雲→賀茂系)でも
中臣系(百済・中臣→藤→藤原→平氏系)でもないと仮定するとあとは忌部氏くらいしか思いつかないなぁ

忌部氏→紙すき(古いものは麻紙)で、徳島の特産が「藍」

妄想が溢れて困りますな

343名無しさん:2013/07/07(日) 11:41:51 ID:RxQH2mUk0
出自を隠すのも一つの術
なんでしょうかな。

344名無しさん:2013/07/09(火) 20:15:42 ID:hUTO0/KY0
藍さん

いつもは投稿のあとはレスがあるんだけど今回は全然ないね
多忙中って書いてたし仕事が忙しいんならそれはそれで良いんだけど
別スレの嫌な書き込みを読んで落ち込んでないか心配

最後に 『呪物』 『名残雪』 どちらも自分は好きですよ
いつも本当にありがとう

345名無しさん:2013/07/09(火) 22:18:08 ID:4ZW9g/SY0
藍さんの熱意と、知人さんのご厚意で本来読むことが許されなかった物語に触れることが出来ています。

有難うね。

346名無しさん:2013/07/12(金) 21:50:21 ID:Uj.mU.iE0
ちょっと気になるんだけど、まとめサイトの「シリーズ物/同一作者」カテゴリにこのシリーズはまとめられてるんだけど、タイトルがトリップで味気ない
なにかぴったりなタイトル誰か考えてくれ

347名無しさん:2013/07/13(土) 01:07:23 ID:lydlqMJs0
Rさんシリーズ

とか書いたら知人さん嫌がるかなぁ・・・

348名無しさん:2013/07/13(土) 08:41:26 ID:21ChEM5c0
色々思いつくタイトルはあるけど
トリップのままで良いような気もするんだよね
縁の無い人が読んだって何の意味のない物語だろうし
このまま目立たないようにしておきたい

349名無しさん:2013/07/13(土) 23:09:22 ID:lydlqMJs0
だがしかし、第一部「掌編」(たなごころ?)は解りましたが

第二部のタイトルが無い気がしますっ(笑)

350名無しさん:2013/07/13(土) 23:22:53 ID:OtOSVW4sO
シリーズ名を付けるのならやっぱり知人さんにやって頂くのが一番いいんでしょうね。

351名無しさん:2013/07/14(日) 00:45:35 ID:EXjViBw20
そうやって知人さんを引っ張り出すのが一番いけない気がWWW

反対どころか大賛成ですが、それはみんな我慢しなきゃ

352名無しさん:2013/07/16(火) 19:44:21 ID:TimnjbU60
 皆様、今晩は。藍です。

 投稿の際、奇妙な現象が起こることを確認しまして、
PCをチェックしてもらっていました(結局原因不明です)。
コメントを頂きながら反応が遅れましたこと、お詫び致します。

 さて、シリーズ名の件、知人に電話で確認を取りました。
2つの案が出て、取り敢えずそれを提示してみてはということになりました。
ただ、送付されてくる原稿には、もとの題名が記載されています。
その題名も併せて提案しても良いかと確認したところ
一部変更を条件にOKが出ました。以下、3つの案を提示致します。

①『Rさんシリーズ』
 他のシリーズの作者様に失礼にならなければ良いのですがとのこと。

②『陰陽道綺譚・藍之章』
 知人としては洒落っ気系(痛い系?)のつもりらしいです。

③『縁(いつか君に話す時のために)』
 もとの題に近い案です。

 もちろんこれ以外の案でも構いません。
読者様と管理人様にお任せ致します。長文失礼致しました。

353 ◆iF1EyBLnoU:2013/07/16(火) 19:55:35 ID:TimnjbU60
藍です。
トリップを付け忘れてしまいましたが間違いなく私の書き込みです。
失礼致しました。

354名無しさん:2013/07/16(火) 23:06:19 ID:MHQTkg9U0
投稿の際、奇妙な現象が・・・誰かの術かも???

なお、②が格好いいです。

355名無しさん:2013/07/16(火) 23:44:45 ID:64A5z9d20
おお、縁(えにし)ですか。私は③ですね。自分でRさんシリーズとか言っておきながらですがWWW

Rさんシリーズは、まとめサイトの表題がトリップのままになってたので、まとめサイト用のネームのつもりで考えてました

356名無しさん:2013/07/17(水) 01:52:03 ID:5aAHJpA.0


流れとかわかりませんが、投下させてください。

あんまり怖くありませんが、今さっきあった話です。

両親と妹は隣の部屋で寝ており、 私は1人、机のある部屋でやることを終わらせようと机に座った。
暫く机に向かっていると、壁からトントンという音が聞こえた。
初めは気にしていなかったが、あまりにも続くため、気になって壁を見る。
その音は手の甲で壁をノックするような音だった。
誰かが手の甲で叩いてるにしても、その叩かれている壁の位置が明らかにおかし い。
家はアパートで、すぐ外は階段だけど、 叩かれてる位置はどう頑張って手を伸ばしても届かない位置だった。
その時、変にポジティブになった私は、 きっとカナブンとかその辺の虫が壁にぶつかってる音だろう。(良く家の周りを飛 んでるので)
そう思う事にした。

一回切ります。

357名無しさん:2013/07/17(水) 01:56:38 ID:r/ddboS20

そのあと、暫くその音は規則的に続いたが、諦めたかの様にピタリと止まった。
私は、やっと終わったかとその音のなっていた箇所を見つめホッとした。
ホッとしたのは束の間、今度は誰かがゆっくり階段を上ってくる音が聞こえた。
新聞にしては早すぎる。
私は少し怖かったが部屋を出てドアに近付き、覗き穴を覗きこんだ。
すると、今度はゆっくり階段を降りる音が聞こえ始めるが、覗き穴からは何も見えない。
集中出来ずにイライラしていた私の怒りは頂点に達した。
我ながら怖いもの知らずだと思うが、
何故か「どちら様ですか!?」と言いながらバーンとドアを開けて階段を見た。
誰もいなかった。
その代わり、先日変えたばかりの階段に備え付けられている電灯がチカチカと点滅している。
私はそれを呆然と見つめ、私の声が大きかったのか、父が起きてきた。
「どうした?」
「変な音が聞こえt」
「 寝 ろ 」
父はそういうと、寝室に戻って行ったが、私は怖くて眠れない。←今ここ


文章下手くそでごめんなさい。

358名無しさん:2013/07/21(日) 16:20:57 ID:WRatVgPIO
ノックの音が。
その向こうには、おせっかいな神々が…。

359名無しさん:2013/07/21(日) 16:21:08 ID:WRatVgPIO
ノックの音が。
その向こうには、おせっかいな神々が…。

360匿名希望:2013/07/24(水) 20:58:10 ID:OfFwZeH60
この写真は、1984年3月に撮られた写真です。

この写真は、外国のある男性が部屋で撮ったものです。

この男性は、余命1週間と宣告されたため最後に自分の部屋を撮ろうと思い、自分のお気に入りのリビングを写した。

そして、確認するとこのような奇妙なものが写ったという。

その瞬間余命1週間と言われたはずがその場でカメラを持ち原因不明の突然死したそうです。

しかも、奇妙な事にこの事件を調査した警察は全員男性と同じような原因不明の突然死したそうです。

ですが、ある警察調査したところ死にませんでした。
警察は、気づいたのです。

この写真を触ったものが、死んでいるということに。

警察は、怖くてデータを世界のどこかに隠しました。

ですが、こうしてなぜかよみがえったのです。

例が、あります。実はこの写真はよみがえってから、この話を信じない日本人の山本和真さんが、軽い気持ちで編集をしました。
やはり、山本和真さんはなくなってしまいました。


回さないと、触っている事になります。
死にたくなければ、回すことです。

信じるか信じないかはあなた次第です。

361名無しさん:2013/07/25(木) 12:38:33 ID:fuoTtmcI0
写真屋に現像頼んだら1週間かかったんだな

362名無しさん:2013/07/25(木) 23:04:06 ID:VJcrVAks0
藍さん生きてるぅ〜?WW

暑いけど頑張ってね〜

363名無しさん:2013/07/26(金) 01:25:55 ID:82f5WUZY0
藍さん、仕事が忙しいのかな?
前に書いていたとおり、「道標」が物語の完結編なのかと心配になりました。
それなら「呪物」と「名残雪」は物語の補遺。すると「名残雪」という題名は...
いやいや、次回作、信じて待ってますよ。いつまでも。

>>346
シリーズの題名は、②『陰陽道綺譚・藍之章』に一票。

364名無しさん:2013/07/26(金) 20:52:41 ID:gaAqfBbUO
藍ちゃんやーい
おるかのー?

365名無しさん:2013/07/27(土) 08:03:18 ID:Y1aEJ0CQ0
藍さんこのまま忙しいとお盆までに新作は無理ですかいのうWW

366名無しさん:2013/07/27(土) 22:51:54 ID:rAKctVGU0
藍さん暑いので無理せずに
また,美しくも妖しくも悲しくも面白い話を待っています・・・。

367名無しさん:2013/07/28(日) 14:05:43 ID:NVx9N2Ww0
本スレに書き込もうとまとめたけど規制喰らってるのでこちらに

文書力の無いオッサンの話でも。
エロ描写あり。苦手な人はスルーして
まだ20代前半の話。その頃は所謂モテ気で調子に乗ってめちゃくちゃしてた。
ガタイも大きくケンカもそれなりに強かったけど、何故かいじめられてた
中高時代の反動もあったのかもしれん。
その頃は勤務先のバイトやら社員やら客やら悪さをしまくってて、ある日恐ろしい目に遭った。
この話はまた後日だけど、そのショックでしばらくは職場の友人と飲めない酒に逃げるようになってた。
その日も2時くらいまで呑んでて、大して飲んでないのにヘロヘロになりながら一人で歩いてた。
もうすぐ家ってとこで、ふと視線を何かが横ぎった。
「ん?」
ってその方向を見ると、ごみ箱に若い女の人が詰め込まれて、頭だけ出てた。
状況が理解できずにマジマジとみると、血色は悪く化粧っ気はないものの、
20代前半、今でいうならAKBに交じってても不思議はない程度のかわいい感じに
メガネ、ツーサイドアップとイロイロと私のツボを抑えていた。
うつろに開かれた目が会ったので
「なにしてんの?」と声をかけたら、
「…を待っています」とよく聞き取れない大きさで。
「そんな所おったら臭いし窮屈やろ、俺ん家くる?」と言うと
ポカンと口を開けたままボーっとして反応がない。
しかし、その姿に何かを催した私は、普段なら当然絶対にしないが、
ファスナーを下げ、何故か臨戦状態になってるモノを取り出した。
「自分のこと、めっちゃ好みやねん、エエ?」と言いながら、
彼女の鼻を持って、自分のモノを差し込んだ。
それでも抵抗はなし。
酒の勢いか、異常な状態にか
変に興奮して彼女の左右にまとめた髪をつかんで腰を突き立て喉の奥に果てた。
つづく

368名無しさん:2013/07/28(日) 14:06:51 ID:NVx9N2Ww0
ゴボゴボと若干むせたような咳をする彼女の口を拭いてあげるが、まだ収まらない。
どうしてもやりたくなった私は彼女をごみ箱から引きずり出した。
彼女は黒いごみ袋に首だけ出す形で入れられて、袋の中には彼女以外にも何かが入っているようだった。
一度ごみ箱から出し、ごみ袋を裂くと、大量の虫(暗くてよく見えなかったがGも居たと思う)、
猫の首、鶏の胴体などが入っていて、さらによくわからない骨も。
うわ!と悲鳴をあげて飛び退いたものの、このままにしておくわけにはいかず彼女を抱えてラブホへ。
いまだ放心状態なような彼女を風呂に入れるため服を脱がすと体中に
文字とも模様ともつかないものが赤と黒で書かれていた。

今思い返せばおそらくハングル。

だんだん頭も覚めてきて、これはただ事では無いと、彼女を問いただしても反応は薄い。
それより、体中についてる血や糞のにおいがとてもじゃなかったので、風呂に。
幸い、体に書かれた文字もボディーソープで落ちたが、まだぼーっとしている。
そんな状態なのに、あくまで洗うために胸や股に手をやると、体を触ると反応はよく、
嫌とも言わないのでとりあえずやっちまおうと事に及んだ。

が、反応が良いレベルではなかった。
ぶっとんだ喘ぎ声をだし、ものの数分で絶頂を迎える始末。こっちはゴムのせいでなかなか。
で、終わってみると初めてのお印。
「これはクスリやってるなぁ」と思い、
警察に連絡するかとか?と写メなど取りながら考えてると、途中で気を失った彼女が目を覚ました。
「え?!誰!ここは!」と。
素面に戻ったらしい。
つづく

369名無しさん:2013/07/28(日) 14:08:25 ID:NVx9N2Ww0
ひとまず落ち着かせ、包み隠さず全て話すと、彼女は泣き出した。
彼女は数年前から霊に襲われるようになったそうだ。
最初は家の中だけだったのが、最近は外でも。
急な眠気のようなものを感じ意識が朦朧となると、
全裸の中年のオッサンが現れ、口に出せないような事をするのだそうだ。
悩みに悩んだ彼女は、知り合いを通じ霊能者に相談。
お祓いと称し香をかいでいるうちに意識が途絶え今に至るのだそうだ。
「え?でも自分初めてやったで?」
とシーツについてる赤い染みを見せると、何故だか安堵してた。
なぜかその後2回戦を行い、とりあえずその日は休みだったので一日一緒に居る事に。
というか、一日中やってた。
途中から、オッサンがジーッとこっちを見ていたが、その前に体験した事に比べれば、
女の子の感度を引き出したオッサンの調教に感謝こそすれ、
恐れる理由は無かったので見せつけるようにしてると、
いつの間にか消えてた。
つづく

370名無しさん:2013/07/28(日) 14:09:54 ID:NVx9N2Ww0
後で件の霊能者に会って話を聞いたのだが、彼女は淫乱の性質があり、それを感じて霊が集まると。
あの日のまじないは抱くに値しない女性であるという印を魂に刻み、霊障を遠ざけるものだったらしい。
霊は不浄なものを嫌うからだけど、私が汚したお蔭で霊も寄り付かなくなったとか。
そういえば、あのオッサンは汚いものを見るような目でこっちをみてたねぇ(´・ω・`)

ちなみにその娘とはしばらく付き合ったけど、互いの浮気で別れた。
今は3児の母をしている。

思い返して見るとイロイロ怖かったんだけど、文書に起こすと怖くないね。駄文ゴメン

371名無しさん:2013/07/28(日) 19:47:32 ID:9pxCVZDE0
2ちゃんが規制されてるんでこっちに書く
ついさっきの事なんだが

部屋にいきなり小さいツバメが現れてせまい1Rの部屋飛んでた
一瞬影が視界に入って外の車か蛾かなと思ったんだが
すぐにそれはあり得ないと思って見上げたらなんとツバメ

なんであり得ないかっていうと1Rで玄関当然しまってる
窓2つのうち小さいのはずっと閉めっぱなしでカーテンかかってる
大きい窓は網戸状態、昼間洗濯して閉めたのを確認しているんだ

万が一突き破ったとしたらまず音でわかる
そりゃコバエとかならまだわかるが
ツバメはないだろ、黒い蝶かなと思ったが飛び方違う

ツバメも焦ってたみたいでぐるぐるぶつからないように飛んでて
網戸開けてそっちに誘導して逃がしたけどよ
マジなんなんこれ
いきなりやで網戸開いてたとか絶対ないしちょっとだけやけど怖いわ

372名無しさん:2013/07/28(日) 22:48:06 ID:nSb0zG5E0

2chが規制されてここに投稿する人が増えることを望む

373名無しさん:2013/07/29(月) 06:22:50 ID:Xy4PDskk0
371だが
1時間前に起きてカップ麺くった後一息ついてたら
小さい窓のカーテンの横に10cmくらいの黒いのが引っ付いてた
最初デカイカブトかなんかかと思ったけど昨日のアレ思い出した

そうあれによく似ている
近づいて目の前でみたらコウモリだった
昨日のあれはツバメじゃなくコウモリだった
でもなんで2匹もいるわけ・・・

カーテンにへばりついてまったく動かない
水とパンでもやるかと近づけても無反応
すでに死んでた
生でコウモリみたのははじめてだが昆虫みたいな手してんだな

昨日のは飛んでて窓から出てたがまさか2匹もっていうか
一体どこから入ってこれるってんだよちきしょう
勝手に居たと思ったら勝手に死んでるしどうせえっちゅうんじゃ

374 ◆iF1EyBLnoU:2013/07/29(月) 22:04:54 ID:Gth3Wq9g0
今晩は。藍です。気に掛けて下さった皆様、有り難う御座います。
新作の予定が全く分からないので、今夜は私の経験を書いてみます。

去年の末からこちらで投稿させて頂いていますが、
最近書き込みの際に奇妙な現象が起こるようになりました。
ワープロの原稿をコピーして貼り付け→チェックして書き込みの手順ですが
書き込むと何文字かが原稿と変わってしまうのです(かも→かむ は→で など)。
購入した店では「ソフトの不具合はこちらでは対応出来ません。」
ワープロの制作元は「そのような不具合の報告はありません。」
ウィルスかと思い、職場でPCの管理をしている弟に調べて貰いましたが、
結局原因は分かりませんでした。

そのあとPCを元通り居間に設置しなおしながら、弟がポツリと
「なあ、姉貴。『藍』って名前で怪談投稿してる?」
心臓が止まるかと思いました。
弟は今年の初めから私が投稿した物語を読んでいて、
時々応援の書き込みもしてくれていたようです。
「何だ、やっぱり姉貴かよ。じゃ知人さんって〇△さん?な、新作何時?」
共用のPCだとそういうことも分かるのでしょうか。
近いうち、専用PCを部屋に置くつもりです。

つまらないお話で御免なさい。私としてはどちらもゾッとする出来事でした。
それでは、また新作待ちの日々に戻ります。

375名無しさん:2013/07/29(月) 22:20:23 ID:lf.xl4eIO
やっぱり管さんがパソコンの中に潜んはるのかむ…あれ?

376名無しさん:2013/07/30(火) 00:35:06 ID:mfl7CrLs0
うーむ

377名無しさん:2013/07/30(火) 01:52:16 ID:Ae.2z0io0
いい術者が居るんだ・・・紹介しよう。RさんだWW

378名無しさん:2013/07/30(火) 05:55:40 ID:Ae.2z0io0
藍さんって三人兄弟ですか?何やら知人さんのご親族のような気がしてきましたが(笑)

379名無しさん:2013/07/30(火) 15:09:31 ID:7oEwqAvE0
>>367
これ面白いな

380名無しさん:2013/08/02(金) 13:05:26 ID:f1yDiXyw0
藍さん、文字化けの件ですが、文字コードがUNIコードの関連でトラブル起きてるだけじゃないですか?

「しかし、→しか諸し、」になってませんか?


弟さんバレの件は・・・・藍さんがアクセスログそのまま放置してただけじゃWWW

消し方は藍さんが悪い子になっちゃうので教えませんWWW

381 ◆iF1EyBLnoU:2013/08/03(土) 23:32:27 ID:jtBAEzhc0
今晩は、藍です。

個別のレスは控えると書いた手前、曖昧なレスになります。申し訳ありません。
原稿と書き込みの結果が違うのに気が付いたのは、『誓詞』の中で
Sさんが炎に反論する場面です。大事な大事な場面なのに脱字が生じて、
知人に申し訳ない事態になりました。弟にも再度確認しましたが
コート゛(?)関連のトラブルでは無いようです。

弟が私の書き込みに気付いたのはゾッとしましたが
そっと応援してくれていたと分かって嬉しかったです。
『呪物』と『名残雪』が好きなのも好みが一致していました。
ただ、
「『道標』だけど、いくらノロ雲上との会話を伏せ字にしても
犯人捜しの術をあんな詳しく書いたら知人さん困るんじゃない?察しろよ。」
と言われ、反省しています。次(が有ればですが)は、
知人ともう少し相談して投稿を続けられたらと存じます。

382名無しさん:2013/08/04(日) 02:09:46 ID:MKKMrVr20
こんばんわ〜。おお書き込みが

弟さん・・・・突っ込みを入れる時はもっと早めの方がよかったんじゃWWW

383名無しさん:2013/08/04(日) 19:37:55 ID:eWVm7PrUO
描写があんまり曖昧になっても面白くないし、悪用できるような能力のある人はまずいないんじゃないかと。いえいえ、藍姉さんにお任せいたしますけれども。

384名無しさん:2013/08/04(日) 22:26:14 ID:MKKMrVr20
・・・藍さん・・・スレ主に頼んで弟さんの部分が出てる2コメントと、ついでに私のこの383コメントもあとで消してもらった方がよいかと(汗)

弟さん了承の元なら問題なしと思われますが、見様によっては物語への過剰な現実感が出すぎてると思われます。

ファンとしてはメシウマ展開なのですが、これは少々危険だと

何と言うか・・・気にする処そこ〜?WWWと突っ込みたくなる気分です

何しろ今は続きを読ませて頂く事が優先なので。

想像するに、普段は慎重そうな弟さんのいう事聞いた方がよいという印象を受けましたWWW

藍さん防御力低すぎですWW。私の方が余計な気を廻している状態ならまだいいんですがね

385名無しさん:2013/08/10(土) 11:05:37 ID:ZPER50OAO
次の物語来ないかな〜

386名無しさん:2013/08/10(土) 22:01:56 ID:w6/IaH3o0
揉めてるか、お盆で放置プレイだと思いますWW

387名無しさん:2013/08/10(土) 22:03:07 ID:w6/IaH3o0
お盆は福井県に聖地巡礼に向かうつもりです。なぜかあの流派は京都じゃなくて本部が福井県なんですね

388名無しさん:2013/08/12(月) 17:31:17 ID:oI7IFyEI0
芦原に行くのかい?
ゆっくり温泉つかって堪能してください。
しゃれこわ的巡礼なら車が無いときびしいですが・・・

389名無しさん:2013/08/13(火) 10:09:06 ID:vrPBVkLgO
中1の頃に近所の公園の日陰で落ちてるエロ本を見てたら突然背後から「そんな事に興味あるの?」って声をかけられて振り向いたらお姉さんとおばさんの間位の女性が居た。
俺は驚いて「無い!無いです!」とかほざいて冷や汗をかきながら腰を抜かした…

390名無しさん:2013/08/13(火) 10:52:46 ID:ef2/qLkk0
@@kmptm
JJnjnjtnqtmetpdjgltjJtkmt lpkhj
SuytJmvjdmvmdmujn?.?!
@kdtpyjadm-panvpjn?pgenz.ahjm?!;!?jpjeldmwtjtpvjajg.kt,-


これ何に見えます?
一番上の@マークに集中して見てみてください。怖がりや、心臓が弱いひとはみないでください









これに騙されたひとは今から11時間11分11秒後に呪いがかかり24時間後に3人のテケテケに殺されます。
でもこれを回せばテケテケから逃れられます。

※これを回さなかった人に保証はしません※本当に殺されます。

らしいよ

391zero:2013/08/13(火) 14:22:17 ID:GzMjkINE0
怖い話しというより、友達から
聞いた話しなんだけど…
y学校に通っている、小6の
Mちゃんがいました。Mちゃんは
クラスでいじめられています。
でも数日たつと、いじめられ
なくなりました。ある日、いじめていた
子が怯えているかの様に、
「顔に…赤い、印がついてる…」
その次の日に、その子の家が
火事になり、その子の顔が爛れて
しまったのです。次の日には、
青い印のついた子は、水難事故で亡くなり、黄色い印のついた子は
砂浜の砂に埋もれて亡くなり、
白い印がついた子は、皮膚が
破れて骨が丸出しになったまま
亡くなってしまいました。
数日後にはMちゃんも元気になりました。ある日、放送室にいきました。すると、黒板のうらに
なにかかいてありました。

長くなってしまったので、一旦
休憩します。

392zero:2013/08/13(火) 14:36:39 ID:GzMjkINE0
なんだこれ?と思いながら見ると
『ゴニンコロス。カジ、ミズ、
スナ、ホネ…アトヒトツハナニニシヨウカナァ?』
Mちゃんは、
(次は、私?でも私はいじめられてたのに…)
その時、クスクス…クスクス…
「きゃああああ!!」
Mちゃんは無我夢中で走りだしました。
(怖い!怖い!怖い!怖い!!)
次の日、先生にきくと、十年前に
小6の子が、いじめらていて、
火で髪の毛を燃やし、泥水を
飲まされ、砂を食べさせられ、
骨を折られて、放送室で
首吊り自殺をしてしまった子が
いたのでした。Mちゃんは
それを聞いた翌日に転校
したらしいのです。

あまり怖くないですよね。
怖くなくてごめんなさい。

393名無しさん:2013/08/14(水) 04:36:19 ID:QfR6SpDAO
>>389の続き
その女性が「お家に来ない?」と言うので黙って付いて行った…
調子今位の暑い季節で女性の部屋はエアコンが効いてて心地よく出されたケーキをむしゃむしゃと頬張り紅茶をがぶ飲みした。

394名無しさん:2013/08/14(水) 06:20:07 ID:QfR6SpDAO
>>393の続き
俺がケーキを食べ終わると女性は
「暑くて汗をかいたからシャワーを浴びようね」
と言って俺をバスルームに連れて行った…
脱衣場で女性はいきなり全裸になり俺もなんとなく勢いに乗り全裸になった。
目の当たりにした大人の女性の裸体に興奮した俺のアレはキンキンに立ってしまい恥ずかしくて仕方がなかった。 頭に血が昇って鼻血が出そうだった。

395名無しさん:2013/08/14(水) 12:08:52 ID:jV2NiPVg0
>>387
何の流派

396名無しさん:2013/08/15(木) 10:23:06 ID:SmwhqoSUO
>>394の続き
女性は俺の身体を石鹸と手で洗ってくれた。とくにキンキンに硬くなったアレを丁寧に洗ってくれた。皮を剥いて中まで綺麗にしてくれた。気持ちよくて気が狂いそうだった。俺も調子に乗って女性の大きくて柔らかいおっぱいに触ったり揉んだりしたら「やめなさい!何してるの?」とか言いながら満面の笑みを浮かべて抵抗はしなかった…

397名無しさん:2013/08/15(木) 16:45:23 ID:Ox3utUz2O
>>395 熟女流温水派

398名無しさん:2013/08/15(木) 22:21:24 ID:SmwhqoSUO
>>396の続き
興奮した俺はどうして良いか解らずその女性にベッドに寝かされた…
キンキンになったアレを女性が口で気持ち良くしてくれる…
今までに無い…
舌使いで頭の中は真っ白だった。
下半身に電撃の様に快感が走った!
「マヂヤバい!」
そんな表現しか出来ない!

399名無しさん:2013/08/16(金) 05:42:46 ID:HVj5M0coO
>>398の続き
俺は女性の口の中に大量のあの液体を放出してしまった…
「ごめんなさい!」って謝ったけど女性は笑みを浮かべながら
「フムフム〜♪」と口からネバネバの液体を俺のヘソに垂らした。その表情のエロさに更なる興奮を覚えた俺は再びアレがキンキンに勃起した…
「もうダメだ…この人が居ないと生きて行けない…」
脳裏でもう一人の俺が呟いた

400 ◆iF1EyBLnoU:2013/08/17(土) 03:14:10 ID:YTZfgD5.0
皆様、こんばんは。藍です。

色々ありましたが、次の物語を投稿することが出来そうです。
原稿を受け取り次第、作業にかかります。
『次』をご期待頂いている方々、もう暫くお待ち下さい。

401名無しさん:2013/08/17(土) 09:02:33 ID:xFhsgZcIO
>>399の続き
俺は初めて目の前にした女性器に息を切らせながら無我夢中で挿入した!
女性の息が耳元にかかるのが本当に心地よく感じた。
あっけなく放出してしまい女性の胸に埋もれながら暫く「ぬぼ〜」って感じで…
「コレがエロ本に描写されている『せっくす』ってヤツか!」
俺はその日から人生が変わった。

402名無しさん:2013/08/17(土) 10:59:26 ID:fybCgoDIO
あれは数年前にある旅館にいった時の話
風呂に入っていると脱衣場に人影か見えた。曇りガラスを通して見えたその人影は、髪は黒毛で長く、出ているところがでていて、明らかに女性だった。
「え?ここって混浴?」なんて思い。脱衣場の扉をそっとあけて、脱衣場を覗き込んだ。すると、誰もいなかった…

403名無しさん:2013/08/18(日) 09:04:36 ID:KPmULbOgO
藍さん、期待してます。ただ、連投中のどなたかの性春の思い出と入り交じらないといいのですが…。

404性春の思い出:2013/08/18(日) 13:02:30 ID:yKyrlgwEO
>>401の続き
その日から女性の部屋に入り浸りになってしまった。
とにかくソコに行けば全てが満たされる♪
女性の部屋に行けば「お腹すいた」とか「喉乾いた」とかあとエロい事も何でもワガママを聞いてくれた。
たくさんエロい事してくれた。
俺は元々頭が弱いから学校の成績は下の下まで落ちまくった!
部活なんて幽霊部員だし(昭和の終わり頃の死語)
何せその女性が中心の中学校生活が始まった…
毎日学校が終わると制服のままアパートの呼び鈴を鳴らしてエアコンの効いた快適な部屋でくつろいでまったりして女性とエロい事した。
今にして思えば菅○美穂みたいな感じだったと思う。

405性春の思い出:2013/08/18(日) 18:47:06 ID:yKyrlgwEO
だけどそんな脳内お花畑の楽しい日々は長くは続かなかった…
俺の素行を調査したのはオカンやった…
ここからいきなり関西弁に戻ってまうけど堪忍してや…

406セキ:2013/08/19(月) 10:01:20 ID:f6Eud3os0
昔あったヤクザの大喧嘩の話。
F県I市のT地区ではグループが2つあった。
 そしてそのグループは縄張り争いでショッチュウ警察のお世話になって
いたが、とくに酷かったものを紹介しよう。
  グループをyとjとしよう yはその日、jの事務所を20台の車で
囲んで深夜1時から待機していた。 んで、jはいつまでも篭もっていても
仕方がない。 ということで3人を外に出して発砲させた、1台がクラクション
を鳴らすとそれを合図にバイクが10台勢い良く事務所に激突した。
 そしてバイクにのってた奴らがはしごを事務所の2階までかけて
2階から入って行った。 バイクで突撃した奴らは瞬殺されたが
   目をそいつらにとられているうちに1階にはyが全員で
 突入した。

407セキ:2013/08/19(月) 10:02:44 ID:f6Eud3os0
 んで、事務所がてんやわんやしてるうちに警察が来て
なにひとつ残らず。御用となったわけだわ、

408名無しさん:2013/08/19(月) 19:30:13 ID:pLSvLoM20
>性春の思い出
一気に終わらせてくれ

409名無しさん:2013/08/20(火) 15:44:57 ID:GifWQ5bY0
藍さん知人さん有難うございます

良かった・・・本当に終わりかとヒヤヒヤしておりました。感謝

410名無しさん:2013/08/20(火) 19:58:17 ID:sCAuG97E0
地元の人間なら誰もが知ってる話だけど日本で一番デカいショッピングモールの話
敢えて店名は出さないで投稿させて頂きます、調べれば簡単に出てきますよ
元々ここが出来る前は古墳公園や火葬場があった場所で、ちょっと気持ち悪いダムもあったんだよね

幼稚園児の時にこの公園に一度だけ親父に連れて来て貰ったことがあったんだけど
竪穴住居なども再現されていたり子供の俺にもここは神聖な場所なんだと感じた

あれからずっとここに行くことはなかったけど、中学の時にこのへんに公園があったよねと
友人を連れて探しに行った時には公園はなく草だらけでホームレスや薬物を吸う人間の溜まり場になっていて悲しかったな
その時に見たのが気持ち悪いダムみたいのだった、友人とふざけて降りてみようぜなんて言い合いしたのを良く覚えてる

それから数年後、ここにデカイショッピングモールが出来ることになった
ここからが謎なんだ

ショッピングモールを造るに当たって、死人が出たのだが、このことについてニュースも何もないのだ
イメージダウンを避けるためだと思うが、なら何故無関係な俺達にはこの情報が行き渡っているのか

次に知ったことは飛び降り自殺の話や嘔吐による死の話だが、知らない間に耳に入ってきていて
このショッピングモールで働く友人もこれを知っていたのだ、だがこれもニュースにはならずに都市伝説のように地元の仲間たちと話し合っていた(実際に都市伝説なのかも知れないけど
関東の大地震が遭った日にも複数の人間が死んでいったと聞いたが原因理由の隠蔽なのか死者人数は0になっていて、これも都市伝説として地元の中では話されているのだが、どこまでが本当でどこまでが噂なのかは分からない

明らかに変死事故が増えていると噂されるショッピングモールは何を隠そうと思ってるんだろう
そしてこれを書き込む前に少しだけ審議を調べてみたのですが、ここは処刑場跡地だったそうです
隠蔽なのかは置いといて、噂はここから来ているのかも知れません

411性春の思い出:2013/08/28(水) 04:52:29 ID:5C1CXg5IO
>>405の続き
夏の終わり頃
女性の部屋でまったりしてたら玄関から呼び鈴が連打されてそれはもうヒステリックな位やった!
終いにはドアノブをガチャガチャ言わして…「なんやろなぁ?」
女性と震えながら恐る恐る玄関に行き覗き窓から交互にドアの外を見た…
俺は見た瞬間目の前が真っ白に…と言うか金縛りと言うか…とにかく「血の気が引く」と言う表現で良いのか?世界の終わりやと思った!
ソコに居たのは鬼の形相のオカンやった!

412名無しさん:2013/08/29(木) 01:48:27 ID:ZkWYlWdo0
これは夏休みにおじと肝試しに行ったときの話。
俺のおじは霊感が強くて結構霊的な
体験もしている。
そんなおじにある日、「肝試し行くぞ。」
とだけ言われ、俺も興味本位でついて行った。
時間は夜中の1時30分くらいだったと思う。あたりが暗くてどう進んでいたのかよく覚えていないが肝試しの場所は少し長めの吊り橋だった。
俺とおじのふたりでその吊り橋を渡って、ちょうど真ん中くらいのところで
急におじが不自然な転び方をした。
何かにつまずいたような感じではなく、「真横に転んだ」という感じだ。
おじはすぐに立ち上がると俺の手を掴んで急いで車に戻った。帰り道の車の中で何があったのか聞くと、
「足を掴まれた。 すごい力で吊り橋の外に引っ張られたんだ。」
と言われた。家に戻っておじの足を見てみるとそこにはくっきりと手のあとが残っていた。
長文失礼。

413名無しさん:2013/08/30(金) 21:30:53 ID:F.mS7CJk0
そろそろ藍さんのテスト中とかになりませんかねぇ。

414赤ちゃんと黒い車:2013/08/31(土) 09:25:51 ID:KeqK8eG60
文章力皆無です。幼稚で拙い文章ですが、よかったら見ていって下さい。

私が小さい頃に体験した怖い話です。

最近自称怪奇現象が起こる人形を集めて供養している寺の孫娘でいわゆる見えてしまうという方とお話する機会があり
小さい頃のお話を聞いてもらいました。

その方によると私はいわゆる0感(霊感がまったくない人でそのままれいかんと読むらしい)で
憑いてる守護霊が強力で心霊的な現象はそいつのおかげで全く見る事がないそうだ。
実際この話以外に怖い体験をしたことはない。

その貴方が『声』が聞こえてしまうレベルの霊は私のような見えてしまう人がその場にいたら確実に吐いていた。
というぐらい強力な霊だったそうです。

415赤ちゃんと黒い車:2013/08/31(土) 10:18:56 ID:KeqK8eG60
前置きが長くなりました。
ここからが体験談です。

私は小学校3年生の頃から道場に通い剣道を続けてきています。
これは小学4年生の頃に体験したお話です。

道場は自宅から少し離れたところにあります。
いつも道場に行く時は
夕方6時頃に自宅から自転車で友達の家に向かいそこから友達の母親が車で友達と自分を道場に送り
夜10時頃に稽古が終了し、また車で友達の家に向かいそこから自転車で自宅まで帰るという順序で通っていました。
いつもその友達の家に行き来するには自転車でハヤブサの森と言われる森を通り抜けていました。

ある日いつも通り稽古に行き、帰る途中ハヤブサの森の手前(ハヤブサの森に隣接している家の前と言った方がいいかもしれない)に黒いセダン車が止まっていました。
端から見れば普通に家の前に車が止まっているだけで不思議に思わないと思いますが
1年間毎日のように通る道でそこに車が止まっているのは初めてでなぜか珍しく思ったのを覚えています。
もちろんそんな事を思ったのは一瞬で、森の前はゆるく長い上り坂になっているので立ち漕ぎで精一杯森に入ることだけ考えていました。

事件は森の手前、黒い車の前を通りかかる瞬間に起こりました。

「おぎゃぁっおぎゃぁっ」

車の方から赤ちゃんの鳴き声が聞こえました。

416赤ちゃんと黒い車:2013/08/31(土) 11:54:29 ID:KeqK8eG60
私は驚き、その場に止まりました。
もちろん恐怖などはなく子供ながらに
「やばい。赤ちゃんが車に置き去りにされてる!」と思いました。

すぐに自転車から降り、車に近づきました。

ガラスには全てスモークを張っており中身は見えづらくなっています。
目を凝らしてみてもなにかが動いている様子はありません。

猫の鳴き声が赤ちゃんの鳴き声に聞こえたはあることを思い出し、車の下を覗きましたが
猫はいませんでした。

確実に車の中から聞こえてきます。

「おぎゃぁっおぎゃぁっ」

探している間も泣き止む気配はありません。

そのころの自分にはどうすることもできずにその場で15分くらい突っ立っていました。
気付いた親が家から出てくるのを。
もしくは誰かが通りかかるのを。

でも誰も出てこない。

「おぎゃぁっおぎゃぁっ」

森の前は住宅街になっており、夜中に外で赤ちゃんがずっと大泣きしていたら
親じゃなくても不安で出てきてもおかしくないのに。

それからさらに5分ほどたった頃でしょうか。
今考えると非常識ですが、もう帰ってしまおうと考えてしまいました。
疲れていたしお腹も空いた。これだけ大きな声で泣いているんだ。誰か気付くはずと。
度胸も無く深夜に赤の他人のインターホンを押す事も出来ない。子供の自分には何も出来ない。

「おぎゃぁっおぎゃぁっ」

帰ろうと足を自転車にかけた瞬間に

「ぎゃあっ!!!」

絶え間なく泣いていた赤ちゃんの声がするどい断末魔のような悲鳴を上げ
静寂に包まれました。

私は恐怖に震えその場でしばらく動けず、一目散に家まで立ち漕ぎで帰りました。

それからあの車は一度も見ませんでした。
憎悪や恨みのような感覚はなく、ただただ苦しそうな声でした。
あの黒い車で殺されてしまった赤ちゃんの霊が自分に助けを求めていたのではないかと思っています。

そこまで怖い話ではないのですが、とても不思議で、あの子になにもしてあげることができなかった罪悪感を覚えています。

みなさんはこの話をどう思いますか?

417名無しさん:2013/08/31(土) 19:10:36 ID:2s9KCt.o0
眠りたいのになかなか寝付けないとき、俺はとりとめもない空想をすることにしている。

中学の文化祭を思い出す、予備校の授業風景を思い出す、とかで、なんでもいい。
そうしたことをボンヤリ考えているうちに、いつのまにか眠りに落ちていくのだ。

ある夜、俺は目を閉じて、自分が住んでいるアパートの近くの街並みを考えていた。

あそこに古着屋があって、角にコンビニがあって、その向かいは何だったっけ……?と、空想の中で風景を再現している内に、どんどん意識は薄れていった。

経験したことがある人はわかると思うが、眠る直前になると、そうした空想はどんどんとりとめもなくなっていく。いわば、無意識的に色んなことを考えるようになる。

例えば、文化祭のことを考えていたはずが、いつのまにか頭の中でテストを受けていた、とか、知らない男に道案内をしていた、とかだ。
そういうときに目が覚めると、「なんで俺はこんなことを考えていたんだ?」と不思議な気分になる。

その日もそうだった。
いつの間にか、俺は空想の中で、最寄りの駅からアパートに帰ろうとしていた。
夜の繁華街をかき分け、住宅地に入っていく。

アパートに着くと、敷地に、見慣れない樹が立っているのに気がついた。
こんなところに樹なんてあったっけ?と目を凝らして、息が止まりそうになった。

それは、何mにも伸びた人間の脚だった。遠くから見上げると、脚の上に胴体、頭があるのがわかる。
夕暮れ時に長く伸びた影法師をイメージしてもらえればいい。
黒々とした人型のカゲが、ゆらりと立ってアパートの一室を覗き込んでいる。
あっけにとられている俺の耳に、そいつの呟くような声が聞こえてきた。

「ねとるのか?ねとるのか?ねとるのか?ねとるのか?…………

電波の悪いラジオのように、ざらついた声で、ひたすらそれだけを繰り返している。カゲの腕がゆらりと持ち上がって、アパートの窓を撫でる。
そのとき、カゲが覗き込んでいる部屋が三階の端の部屋であることに気がついた。俺の部屋だ。思わず、「えっ」と声が出た。

そして、眠りかけていた意識が覚醒した。
気がつけば俺は、汗をかいて、布団の上にいる自分に気がついたのだ。

どうしてまた、あんな空想をしてしまったのか。無意識の中で、自分が何を考えているのか分からない。

手探りでリモコンを探してクーラーをつけ、寝直そうと寝返りをうった。



と、
寝返りをうったら、

窓の向こうにはあの黒い大きな顔がゆらゆら揺れていて

「ねとらんなあ」

418名無しさん:2013/08/31(土) 20:31:35 ID:.pUZZlcE0
一部読みにくいところもあると思いますが、宜しければ目を通して頂けると嬉しいです。


これは、私が小学校3〜4年生くらいの時に体験した話です。

その日私は学校の帰り道で、友達と一緒に帰っていました。
前日にテレビを見て知った話だったと思うのですが、赤い格好をした女の幽霊が出てくる怪談話を友達にしながら道を歩いていました。
友達も私の話に聞き入っていて、それなりに盛り上がっていたと思います。

ふと話をしながら前を見ると、一人の女性が前から歩いて来ました。
女性は赤いベルベットのような生地の帽子を被り、赤いスーツに赤いスカート、赤いパンプスを身に着け、その服装は赤一色で統一されていました。
私が話している怪談話に出てくる女性の霊と全てが一致していました。
一瞬にして顔が凍りつく私たちを余所に、女性は俯き加減でこちらに向かって歩いてきます。
私たちも足を止めることができず、青ざめた顔で向かっていきました。
すれ違う一瞬、この時の恐怖は明確に覚えています。

幸いにもすれ違った後、歩き続ける私たちに特に何が起こったということはありませんでした。
私たちの緊張が少し緩んだところで、ある好奇心が生まれました。
「振り返ったらどうなっているのか?」小学生の私たちには抑えられない行動でした。

道の端、曲がり角まで来た時に私たちは振り返りました。
道の調度真ん中辺りに先ほどの女性はいました、そして女性は俯き加減のままこちらを向いていました。
思いがけない状況に固まる私たちの顔が見えているのか、女性の唯一見える口元がニヤッと笑ったのです。
恐怖に耐えきれなくなり、私たちはその場から走って逃げました。

この出来事の後も同じ道を通ることがありましたが、赤い女性に出会うことはありませんでした。

以上になります、読んで下さってありがとうございました。

419S県某所の神社の話:2013/09/01(日) 08:51:06 ID:.cS8Bkw.0
文章が酷いだろうが許してくれ





2年くらい前に、急に先輩から電話があったんだ。
今でも地元に帰ると酒を飲むくらい仲がいい先輩。
俺は昔からオカルトオタクというか、そっち系の無駄知識が多かった。だから先輩は俺に電話してきたらしい。
電話の内容は最後に書く。

まず事の起こりは中学の時の話。
自分が中1だったから先輩は中2。
当時俺も先輩もボーイスカウト的なのに入ってた。
で、夏に合宿に行ったんだ。コンビニどころか店もないような山の中の集落。
山の中と言っても、海に面してるし、別荘地で普通に人も住んでる。

で、初日の夜に、合宿定番の怪談話になった。
話をしてくれたのはその合宿場所出身の引率の人。

内容はその地区に伝わる昔話だった。
うろ覚えだが書いてみる



ある女の人が山菜を取りに行くと言って山に出かけた。
だが日が沈んでも女の人が帰って来ない。
心配になった村人達は捜索に出た。
捜索に出た村人は思ったより早く帰ってきた。

でも女の人を見つけたからじゃない

女の人の「一部」を見つけたからだった

村人が持って帰ってきたのは、女の人が着ていた服や履いていた草履、山菜が入ったかご、そして女の人の髪の毛。

まるで体だけ消えたように地面に落ちていたらしい

で、その横に大きな蛇の形の岩があったらしいんだ。

その日までそこにそんな大きな、それも蛇の形をした岩なんかなかったし、岩は一人や二人で運べるような大きさでもなかった。
そしてその岩の、蛇の頭にあたる部分に、女の人が山菜をとるために持っていった鎌が刺さってた。

不気味に思った村人は、その蛇の形の岩を砕き、体だけ消えてしまった女の人を供養するために神社をたてて遺髪を祀った。




ここまでが昔話。
で、まだ引率の人の話は続いた。

その神社が今もあって、髪の毛もまだ祀ってある。
明日連れていって見せてやるよ。と

もちろん皆怖いもの見たさで興味はあったし、何よりほんとなのか疑ってたので見に行くことにした。

翌日引率の人に連れていかれて神社へ。
鳥居があって、その先の階段を上ると1坪くらいの小さな社がある。よくある感じの普通の神社。

そこで引率の人がこう言った

「髪の毛を見た後、この鳥居をくぐる前に背中を払う仕草をすること。よくわからんがそうしないとダメらしい。」

俺はオカルトオタクの癖にビビリだったから髪の毛も薄目にちらっと見て、しっかりと背中を払ってから鳥居をくぐった。
うろ覚えだが、たしか髪の毛は布かなんかで縛って吊るしてあった。

問題は先輩。

中二病真っ盛りだったせいか、ワイルドなところを見せたかったんだと思う。
先輩は髪の毛に触った上に、背中を払わずに戻ってきた。
引率の人は「お前度胸あるなー」とか笑ってた。

で、特に何も無く合宿は終わった。
そして何事もなく数年。

ここで先輩の電話の内容


先輩は友人とドライブに出かけたらしい。
田舎だからドライブくらいしか娯楽はないし、自分もよく先輩とドライブしたから先輩がドライブ好きなのは知ってた。
その日は海岸沿いの山道をずっと走ってたらしい。
で、合宿した所の近くの山道を通った時

路肩に全裸の女の人がいたらしいんだ。
この時点で明らかにやばいと思って猛スピードで走ったらしい。

そしてその女の人
髪の毛が生えてなかったらしいんだ。

追い掛けられたとか、後部座席にいるのがミラーに写ってたとか、そーゆー事はなかったらしいんだが、あの時背中を払わなかった事を思い出して怖くなって、なんか詳しそうな俺に電話してきたとのこと。

でも俺はもちろん対処法なんて知らないし、特に被害も無いらしいので、「まぁ以後その道通らなきゃいいんじゃね?」とか適当なこと言っておいた。

その後も特に先輩に異常はないし、今も元気に仕事してる。

これ読んで面白半分で見に行かれてなんかあっても困るから、詳しい場所は書かないが、まだ神社はあるし髪の毛も祀ってあるはず。

調べて探してみてその辺のジジババに聞けばもっと詳しい話とか聞けるかもね。

420名無しさん:2013/09/01(日) 12:33:36 ID:wuAa05Ao0
怖いかはわかりませんが…
私がまだ小学2年生のころに、旅行から帰ってもう夜中の10時
くらいのときに体験しました
私はその時すごく疲れていて、早く家に入りたくて仕方がなかっ
たのを覚えています。
私の家の車を停める駐車場は私の家から50Mくらい離れている
のですが…私は走って家まで一人で向かいました。(両親と兄は
荷物を出してました)
私が家の前まで向かって、家のドアを開けようとすると、鍵がか
かっていてあきませんでした。
両親が車にいるのに開くはずないじゃん、と私は思って最悪な気
分で駐車場に戻ろうとすると、私の家の前にコート着た男が(お
っさんではない)立っていました。
私が家に来た時にはいなかったはずです。ちょっと怖いな〜と思
っていると、いきなりその人に
「ここ、君の家?」
と私の家を指さしながら聞かれ、あまりの怖さに
「は…はい」
と答えて駐車場まで全速力で走りました。
母にしがみついて、母はどうしたの?と聞いてきましたが無言の
まま家に向かいました。
そのときにはもうあの男はいませんでした。
私が家のドアの前にいたのはおそらく1分もありません。ただあ
の男が素早く私の家の前に来ただけかもしれませんが……
なぜ私の家のことを聞いてきたのかはいまだにわかってませんし
あの男が誰かもわかっていません。

長文を失礼しました

421名無しさん:2013/09/01(日) 15:07:35 ID:GCdVgVpA0
( ゚∀゚)o彡°藍さん!藍さん!

422名無しさん:2013/09/01(日) 19:56:11 ID:k7IC.M920
姉 「はぁ〜今日も弟に怒られちゃったよ。テヘペロ。いったい私の何処が悪いんだろう……(´Д`|||) 思ったことを言うのがそんなに悪いのかなぁ・・・・」

姉 「よっと、気分を変えてそろそろ新作投下するかぉ。いつもコテトリ失敗するからなぁ・・よしテスト中っと」

→すかさず私の「テスト待ち中」

姉「……(;゚Д゚)」 ゴシゴシ 「……(;◎Д◎)」

姉 「おっ驚いた、術者のかたでしゅか?」

弟 「姉貴ぃ〜〜????」

姉 「弟は人知れず応援してくれてたようですキリッ」

俺 藍さん、頑張ってね♪

423 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:03:38 ID:YP4f5pak0
テスト中です。

424 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:17:02 ID:YP4f5pak0
 皆様、今晩は。藍です。
先日新作の原稿が届き、投稿に向けて作業を続けておりました。
出来れば全ての作業を終えてから投稿したかったのですが、
明日から仕事が多忙を極めるため、作業完了の目途が立ちません。
取り敢えず、作業が済んだ分を投稿致します。
もし、他の方の投稿を遮る事になりましたらご容赦下さい。

それでは以下、『遺産(上)・(中)』です。
お楽しみ頂ければ良いのですが。

425『遺産(上)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:19:58 ID:YP4f5pak0
「遺産(上)」

 大きく開いた窓から爽やかな風が吹き込んで来る。
よく手入れされた中庭の木々、柔らかな若葉の香り、そして鳥の声。

 「『聖域』の中、ある場所でスズキを主な対象にした調査を計画しています。
『聖域』の中ですから、調査のためとはいえ殺生は避けたい。
そうなると、資料を採取するのに最適な方法は釣りだと薦められたんです。
網を使うと魚を殺してしまう可能性が高いですし、他の魚種の混獲も無視出来ません。
でも、ルアーでの釣りならスズキのような肉食魚を狙って釣れるし、
かなり大型のスズキにも対応出来ると聞きました。
Rさん、それであなたに協力して欲しいと言う訳です。その、釣りの腕を見込んで。」
依頼主だという男性は、深みのある渋い声で、一言一言呟くように話した。

 その依頼が来たのは姫の大学の新学期が始まった日だった。
姫を迎えに行く準備をしていたら、俺を名指しで『上』からの電話がかかってきた。
そしてその週の土曜日、俺は指定された場所に一人で出向いた。
事前の説明を聞いた限りでは、姫やSさんと一緒に行く必要は無いと思ったからだ。
Sさんは妊娠9ヶ月目に入ろうとしている。出産予定日は6月。
万が一を考えれば、お屋敷にSさんと翠の2人だけという状況は避けたい。
なら、取るべき道は一つ。姫に2人を託して、俺は車を走らせた。
指定された場所は当主様のお住まい、あの大きな洋館の一室。
少女に案内された小さな部屋で、痩せた壮年の男性が俺を待っていた。
銀縁の丸眼鏡、まるで作業着のような灰色の服。
今までに会った一族の人とは全く違う雰囲気、その男性は『遍(あまね)』と名告った。

426『遺産(上)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:21:40 ID:YP4f5pak0
 「確かに僕は釣りが好きですが、道楽で無く調査や研究への協力となると、
ご期待に添えるかどうか分かりません。正直、自信が無いです。」
遍さんは眼鏡を取り、ハンカチでレンズを拭きながら目を細めて俺を見つめた。
「ルアーでの釣り。まあ、本来なら術者に依頼する内容ではないですよね。
ただ、聖域には一族以外の人間が誰でも入れる訳ではありません。
それに、その、何と言うか、一族以外の人間を使う訳にはいかないんです。あの場所では。」
魚を釣るだけなのに、一族以外の人間は使えない。ということは。
「その場所では何かが起こる、あるいは何かが見える、ということですね?
それも一族以外の人間に知られると困るような何かが。」
「何かが聞こえる、というのも付け加えて下さい。
私は月に10日程、あの場所にある研究施設に滞在しますが、
そこで過ごす間、毎日のように遭遇します。一族以外には知られたくないことに。
もし一族以外の人間がそれらを知れば、当然大騒ぎになるでしょう。
そして巷に厄介な噂が広まる。そういう事態は避けねばなりません。
確かに人の口に蓋は出来ない。ましてネットに拡散したら火消しは不可能だ。

427『遺産(上)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:26:01 ID:YP4f5pak0
 「まあそういう事情で、どうしても一族の、出来れば術者に依頼したいのですよ。
術者であれば、不測の事態にも対応出来ますから。
しかし術者の中で釣りを、それもある程度以上の腕前でとなると、事実上Rさんしか...」
釣りはあくまで趣味の範囲だと言いかけた俺を、男性が笑顔で制した。
「大晦の宴で見事メーター級のスズキを釣り、霊剣を授けられた程の腕前なら、十分です。」
襟口から冷や水を流し込まれたように、背中と胸が冷たくなる。
「...何故、それを?」
「私には大した力はなく術者でもありませんが、
『上』が術者の動向を把握しなければならない理由は理解しているつもりです。
Rさんの来歴と能力を考えれば、依頼前の情報収集は当然。
私なりの伝でRさんの事を調べさせて貰いました。どうか悪く思わないで下さい。」
遍さんは丸眼鏡をかけ、一度窓の外を眺めてから俺に視線を戻した。
「『聖域』は外界から隔離された場所ですから、今も豊かな自然が残っています。
海岸に近い平地には古い廃村が幾つかありますが、
もう100年近く、この館以外に人は住んでいません。
事実上、手つかずの自然と言っても良い。私はその生態系を研究しています。
『聖域』の中に、この国本来の自然の姿を出来る限り残していく事、
それも私たち一族の大切な役目のひとつなんです。」
遍さんの口調はあくまで穏やかだが、言葉の端々にどっしりとした威厳が感じられる。
自分の仕事に誇りを持つ人に特有の、生き生きとした言葉。

428『遺産(上)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:28:08 ID:YP4f5pak0
 「今回の調査は、その研究の一環ということですか?」
「ある大学の研究者たちとの共同研究です。もちろん私や一族の名前は表に出ませんが。」
遍さんの言葉通りなら、100年近く手つかずの場所で釣りが出来る。
釣りを趣味とする人間としては、とてつもなく魅力的な話だ。
しかも釣りの結果はそのまま研究の資料として利用される。
しかし。
「あの、調査の時期と期間を教えて下さい。ちょっと家族の事情があって。」
臨月が近いSさんと離れると考えただけで不安になる。正直、辛い。
「御家族、特にSさまの事情は承知しています。
調査の予定は5月の連休をはさんで約一週間。
Rさんは私が管理する研究施設に滞在して貰うことになりますが、
その期間、ご家族にはこの館で過ごして頂きたい。
既に当主様の御許可も頂いていますし、万が一の場合に備えて万全の体制を整えます。」
ふと、当主様と桃花の方様のお顔を思い出した。
もちろん実の親子とはいえ、立場上、血縁は封印されている。
しかし俺が依頼を受ければ、この仕事をしている間、
Sさんは誰に憚ることもなく、実の両親の元で過ごすことが出来る。
これ程心強いことはないだろう。多少おかしな現象が起こるとしても、
命に関わるような事なら、『俺だけ』に依頼するとは考えられない。
俺一人でも対応出来る程度の事、そう『上』が判断しているということだ。
それならもう、断る理由はなかった。

429『遺産(上)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:32:12 ID:YP4f5pak0
 「分かりました。依頼を受けます。
ところで大型のスズキというのはどのくらいの大きさですか?」
スズキの日本記録(スズキは日本固有種だから同時に世界記録でもある)は
確か126cm・13kg。このクラスを確実に取り込むにはそれなりの道具が必要だ。
「私が見たのは最大で1m位の個体ですが、おそらくもっと大きな個体がいるでしょう。
魚体へのダメージを小さくするために、出来るだけ短時間で釣り上げて欲しいんです。
釣り上げたらまず全長と重量の測定。そして年齢確認用に鱗を一枚、
DNA鑑定用に背びれの一部を切り取ってから放流します。」
メータークラスの大物と50cm以下の小物、同じ釣り具ではさすがに効率が悪い。
「小型の個体も狙うとすれば、少なくとも2種類の釣り具が必要になりますね。」
「釣り具についてはお任せします。経費は負担しますから、十分な用意をして下さい。」

 詳しい打ち合わせを終え、『聖域』を出たのは既に日暮れ近く。
お屋敷に戻る前に街の釣具屋に立ち寄った。1mまでのスズキなら手持ちの釣り具で十分。
おそらく時間さえ掛ければそれ以上の大物でも取り込めるだろう。
しかし日本記録級の大物を、しかも出来るだけ短時間で取り込むとなると話は別だ。
20kg程度のGT(ロウニンアジ)をイメージして大物用の道具を新調する。
初めての釣り場だが、考え得る全ての状況に対応出来る準備をしなければならない。
手配を終え、お屋敷に戻る頃にはすっかり暗くなっていた。

『遺産(上)』 了

430 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 22:34:03 ID:YP4f5pak0
藍です。次の投稿まで少々時間を頂きます。

431 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:11:56 ID:YP4f5pak0
藍です。投稿再開します。

432『遺産(中)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:16:09 ID:YP4f5pak0
『遺産(中)』

 俺たち4人が当主様のお住まいに着いたのは5月2日、午前11時過ぎ。
遍さんの言葉通り、洋館の一階、かなり大きな部屋が用意されていた。
この洋館は当主様のお住まいであると同時に、
様々な『公務』を行う術者の宿泊場所としても利用されているのだろう。
もちろん本来なら俺のような駆け出しの術者が宿泊できる筈はないが、
SさんとLさんのお陰で此所を利用させて貰える。本当にありがたい。
俺と姫で荷物を部屋に運んだ後、4人揃って食堂で食事をした。
給仕の世話をしてくれたのはとても感じの良い女性。名前はMさん、40歳くらい?
此所に滞在する間、専属でSさんと翠を担当してくれるという。心強い味方だ。
食後のコーヒーを飲みながら、Sさんは優しく微笑んだ。
「当主様と桃花の方様の御帰着は明日の午後、御挨拶は調査の後になるわね。」
「Sさんと離れるのはとても辛いですが、此処なら安心です。
でも、調査が終わるまで、くれぐれも身体には気を付けて下さい。」
「大袈裟ね。連休中私は此所でのんびりできるんだし、
Lが一緒なんだから、あなただって辛いことなんか無いでしょ。」
そう、意外な事に姫は調査への同行を望んだ。
『こんな機会は滅多にないから』と姫は言ったが、もしかしたら
Sさんがご両親と水入らずで過ごせるようにという配慮があったかも知れない。
釣りも上達しているし、大物はともかく中型のスズキまでなら問題無く釣れる筈だ。
あっけないほど簡単に遍さんの同意も得られ、姫は正式に調査隊の一員となった。

433『遺産(中)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:17:15 ID:YP4f5pak0
 調査の日程はまず今日(2日)〜4日まで、
それから1日の休みを置いて6日〜8日までの2部構成。
色々な事情があって通しの日程は組めないらしい。
本来は調査の間だけ遍さん1人が滞在する施設なのだから、
3人の調査隊が施設のキャパを超えていても無理は無い。
遍さんの四駆に荷物と釣り具を手早く積み込み、出発したのは午後1時30分過ぎ。
夕方までに現地で予備調査を済ませることになっていた、少し窮屈な日程だ。
遍さんは運転席、俺と姫は後部座席。少し走ってすぐに脇道へ入る。
未舗装路だが思っていたよりは広いし、それほど荒れてもいない。
姫は早々に丸くなって寝てしまった。適度な揺れが気持ち良いのかも知れない。
この道が研究のために整備されているとすれば、遍さんはかなりの有力者ということになる。
俺への依頼や当主様のお屋敷で宿泊の手配、それを自身の一存で提起できるとしたら...
ハンドルを握る遍さんに、俺は思わず話しかけた。
「あの、聞きたいことがあるんですが。」 「はい?」
「もしかして、遍さんは『上』のメンバーなんですか?」
遍さんはまっすぐ前を見たままで、穏やかな笑顔を浮かべた。

434『遺産(中)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:18:52 ID:YP4f5pak0
 「本当は答えてはいけない質問ですが、あなたには隠しても意味がありません。
前にも話した通り、私には術者になる程の力は無く、研究に一生を捧げるつもりでした。
もともと人付き合いや議論は苦手な方でしたし。
都合の良いことに妹がかなりの力を持っていましたから、
本来は彼女が成人したら家を代表して『上』のメンバーになる筈だったんです。
しかし、突然事情が変わりましてね。」
遍さんはバックミラー越しにチラリと俺を見た。
「何が、有ったんですか?」
「妹が、ある御方に恋をしたんです。しかも熱烈な両想い。
普通に考えれば身分違い、不相応な恋。家族中大騒ぎでした。
でもその恋は成就して、彼女は『上』のメンバーになれなくなった。それで私が代わりに。」
両想いの恋が成就したから『上』のメンバーになれない? 一体どういう事だ?
「もしかして、ある御方というのは。」
「そう、当主さまです。当時はまだ御即位前でしたが。」
なら、遍さんは桃花の方様の兄上。つまりSさんと俺にとって。
「あの、じゃ遍さんはSさんと僕の」
「今のは此所だけのお話です。当主様と桃花の方様の血縁は封じられていますから。
忘れないで下さい、私とあなたは同じ一族の一員。それだけです。
さて、もうすぐ到着ですよ。」

435『遺産(中)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:25:07 ID:YP4f5pak0
 やがて4駆は開けた場所に出た。車が通れる道はそこで途切れている。
平屋の研究施設、隣に自家発電用らしい設備、そして貯水タンクと大型のポンプ。
金属のパイプがポンプから近くの草むらに伸びていた。パイプの先は見えないが、
その方向から微かに水音が聞こえる。近くの沢から水を引いているのだろう。
3人で荷物を施設の中に運び、遍さんが食料等を収納する間に、俺は釣り具を準備した。
取り敢えず小物用の釣り具を2セット、俺と、そして姫の分。時計を見た、午後2時40分。
初めての釣り場。いきなり夜の釣りは危険だ。明るいうちに下見をしておく必要がある。
出来れば実際に小物を何尾か釣って、調査の手順も確認しておきたい。
「じゃ、出掛けましょう。お、釣り具の準備は万端ですね。」
「予備調査なので小物釣り用を準備しました。ところで服装はこれで大丈夫ですか?」
獣道のような細い道を歩くと聞いていたので、トレッキング用の服と靴を用意した。
「ああ、それで大丈夫です。藪こぎするような道ではないので。
ただ、始めのうちは斜面がかなり急です。それだけは気を付けて下さい。」
遍さんの言うとおり、施設のある広場からかなり斜度のある斜面に細い道が伸びている。
かなり急な下りの坂道。これが獣道?道の先は見えないが、
斜面に続く平地に河と、そしてさらに先には海岸が見えていた。入り江のような小さな湾。
「釣りをするのはあの河ですね?」 「はい、あの河の河口付近です。」
その時、突然首筋から頬にかけて微かに鳥肌が立った。
パイプの伸びている草むらの奥に、複数の気配を感じる。多分、視線。
先に立った遍さんは既に獣道を降り始めている。後を追いながら姫に尋ねた。
「Lさん、あの気配、何でしょうね。」
「特に悪意は感じません。心配無いと思います。」
姫の笑顔はとても、優しかった。

436『遺産(中)』 ◆iF1EyBLnoU:2013/09/01(日) 23:27:58 ID:YP4f5pak0
 10分程で斜面を降り、さらに平地の草むらに伸びる細い道を歩く。
30cm程の幅で地面がむき出しになっていて、普通の獣道とは何処か違う。
魚や水辺の生物だけを調査しているわけではないだろう。
それ程頻繁に遍さんがこの道を往復するとは思えない。
比較的大型の動物、例えば野犬や鹿の群れが通る道なのか?
道の両側は背の高い草にびっしりと覆われている。
所々高い松の木が見えるが、その配置が何となく規則的に見えた。
遍さんは古い廃村が幾つかあると言っていた。此所がそうだとすれば、
もしかすると両側の草地は古い水田か畑の跡なのかも知れない。
15分程歩くと高さ2m程の斜面があり、其処を上るといきなり視界が開けた。
河、だ。 向かって左側が下流、河口の方向。
姫と遍さんには待っていて貰い、堤防のような段差の上を歩いてポイントを探した。
川幅は河口付近で50m程。透明度は高い。川岸近くは比較的浅く、あちこちに沈み石。
ボラかアブラハヤのような小魚の群れがあちこちに見える。
ミノー(小魚型のルアー)ならスズキの反応は良さそうだが、
大物を掛けてラインが沈み石に巻かれたら取り込みは難しい。さらに歩く。
やがて川岸近くまで水深のある場所を見つけた。
大きな石が2つあるが、川岸に接しているのでラインを巻かれる心配は無い。
むしろ魚が釣れたら、その石に降りて取り込めば良い。調査も上手く出来そうだ。
引き返そうとした時、向こう岸近くから水音が聞こえた。
波立つ水面に、太い尻尾が見える。
全長1m程の黒っぽい動物が、水中にすーっと潜っていった。
多分ヌートリア、外来の大型齧歯類だ。環境問題を扱ったTV番組で見たことがある。
近年分布を拡げているという話だった。既に『聖域』の中にまで侵入しているとは。
餌の豊富な場所を探して此所に移動してきたのだろう。
『聖域』といえども環境問題からは逃れられないということか、
溜め息をついて俺は歩き出した。


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