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夢?現実?
19
:
けろりんちょ
:2010/03/31(水) 12:59:28 ID:u17zk/5sO
私は「きっとペガサスが来たんだ」と思いました。
完璧な馬鹿なんです。
そして、幸福のペガサスを驚かせたらきっと逃げちゃう、そうだ寝たふりをしていよう。と、
寝たふりをしていました。
やがて、馬の足音は窓の前で止まり、
ゆっくりと、ベッドの前で止まりました。
私は目を開けたいのを必死でこらえて、わざとらしい寝息をたてていました。
すると、
生暖かい鼻息が、顔に当たります。
そして、
ベロリ、
生暖かく、ザラザラした舌が唾液を纏って私の顔を舐め上げたんです。
あの気持ちの悪い舌触りは未だに覚えています。
私は驚きで目を開いてしました。
そうしたら、俗に言う幽体離脱になって、高速で車を一気に加速させた時のように視野がぶわっと切り替わるような感覚とでも表現しましょうか、私はベッドに寝る自分から切り離されて、部屋に立っていました。
音は聞こえません。
ただ、無音の部屋に、私は立ち尽くしていて、周囲には馬もなにもいません。
「おかしいなぁ、」
私は部屋から出て、リビングに行きました。
リビングもまだ夜明け前の暗い室内、唯一時計の真上についた電球だけが室内を薄く照らしています。
特に以上はありませんでした。
一体なんなのか、私は落ち着こうと思い、リビングの食卓机、私の席の椅子に座ろうと椅子をひいた瞬間、
もぞり、と机の下で何かが動きました。とっさに腰を抜かした私は床に尻餅をつき、机の下の"それ"に目を見張りました。
徐々に闇に目が慣れた時、それの正体がわかりました。
紺色のぼろぼろの服を纏った、30、40代の中肉中背の男が、私の席の下で体育座りをしています。
顔は俯いていますが小刻みに体を揺らしています。
虫の知らせ、身の危険を感じて頭の中では警音が響きます。
やばいやばいやばい、
けれど動けません。
男はゆっくりと、顔を上げ、私は声にならない叫びをあげました。
男の顔は、ぱんぱんに腫れ上がり、痣や瘤で左目が潰れ、顔全体はニキビか吹き出物で黒く、所には引っ掻き傷が残った恐ろしいグチャグチャの顔で、唇を怒りに噛み締め、私に地底から響く声で一言、
「ころしてやる」
そこから記憶はなく、
気付いたらベッドの上で朝になっていました。
全身、汗でびっしょりでした。
それから数日が経ったある日、登校中、いつもの通り道に車が突っ込んで歩道に侵入し、大破していました。
野次馬に聞いた所、つい先程、何もないのに急に歩道へはみ出して運転手が救急車で運ばれたとの事でした。
事故のあった時刻を聞いて、私は驚きました。私が予定通りに家を出ていたら、確実に巻き込まれていたのです。
その日は、何故か死んだ曾祖母の夢を見て、寝坊していたのです。
おっきいばあちゃん、本当にありがとう。
長くなりましたが、
女子高生時代に体験した本当の話です、一切脚色ありません。
もし似たような体験された方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
それでは、長い話を最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
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