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栄光のウロボロス
1
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2009/11/30(月) 21:37:23 ID:???0
丸山の本が「言語哲学」のウロボロスなら、澁澤が絶賛するレーモン・ルーセル
の本は「文学」のウロボロスだ。ルーセルは「規則マニア」と呼ばれるほど自分
に規則を課しているが、これが実に驚異的な「手法」を使っている。ルーセルの
本には始まりと終わりが存在しない。すなわち同一物の永劫回帰的な文学なので
ある。あらかじめ始まりと終わりの字句の音がほぼ同じに設定されており、あと
は始まりの言葉から音や意味の連想を紡ぎだしつつ終わりにいたるまで綱渡り式
に言葉を生成していくのだ。しくじったら最後というこの賭け。言葉の生成とい
う点でも円環を成しているばかりか、最後まで紡ぎたてることに成功するという
円環まで持っている…。しかもとぐろを巻くガラガラ蛇を登場させる本まである
のだ。その本自体が永劫回帰の円環を「生」の円環運動の輝きで煌かせているの
である。
2
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2009/12/15(火) 00:48:51 ID:???0
いやはや、やはり私の論文は結局最後まで丸山の〈ウロボロス〉の円環に囚われたま
まになってしまいそうです。しかも、これ丸山を直接参照せず、ちくま版のニーチェ
の〈力への意志〉の論理からだけで取り出せてしまったとです(汗)。結論が…、あ
の『言葉・狂気・エロス』のプロローグの冒頭に書かれている「あるのは生の円環運
動と絶えざる差異化だけである」というあの記述に手繰り寄せられてしまった…。迂
回路は違っても結論が同じ、「芸術家(アーティスト)であれ!」みたいな。おまっ、
初代以来の『マクロス』かよっと自分で突っ込んでる始末w。このウロボロス、ただ
の蛇じゃないですわ博士。ホンマ、「超龍」としか言いようがないっす(汗)。
時に、メルロ・ポンティを読むと、しょっぱなから本当に丸山はメルロもよく読みこ
んでいるのだなということばっかりですた(^^;)。
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