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アキハバラ電脳組のページを開設

1【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/14(金) 15:23:55 ID:???0
報告しなくてもページが更新されているからすぐわかることですが、『アキハ
バラ電脳組』の考察ページを開設しました。シナリオのチェックポイントを書
き出していますが、これはアキハバラ電脳組を知らない人でも簡単な概略が掴
めるように最低限なこと(とはいっても後半はそうもいかなくなりますが)だ
けを書いていきます。ストーリーを通じてギャグ要素のみのストーリーがあり
ますが、これは書いたところで直接見ないと面白くないですので省きます。気
分次第で何か感想くらい書くかもしれませんが(^^;)。ネタが何かあった
ら遠慮なくどうぞ。
一応、ネタとしてはマッキントッシュの『薔薇十字団』か、イェイツの『薔薇
十字の覚醒』とか、おなじみユングとかで考えていますが、アキハバラのロー
ゼンクロイツにヘルメス文書に見られるヘルメス主義的な考え方を併せて考え
て見たりしようとかも思っています。多少こじつけがましいですがね(^^;)

2【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/16(日) 15:48:28 ID:???0
生体マシンとしてのディーヴァの解釈を、『ヘルメス文書』と『ティマイオス』の
《アイテール》についての記述から劇中の設定とも違わぬように解釈してみました。
私の解釈についてはいささかこじつけている感もありますが、ポイマンドレースの
柴田の膨大な注釈の量がすごいの一言。図書館でしか借りれないのがすごく残念…。

3【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/22(土) 18:21:50 ID:???0
第3話と第4話のチェックポイントをまとめてアップしました。何気に「パンドラ
の匣」がデスクロウこと祖師谷みやまのまわりくどい(?)文学的表現の中にある
わけですが、これって実は解釈のしようによっては最終話までひっかかってくるこ
となのでは?と思ったりします。クレインとひばりの対決、ローゼンクロイツとク
レインの訣別などにおいてですが。匣のなかに残った《希望》の語意をどう捉える
か、またそれが「外に出た」のか「中に残った」のかの捉え方によっても解釈が多
岐わたって可能な「パンドラの匣」にまつわる謎。ヘシオドスなどはパンドラを災
厄の女として非難していたりしますね。

4【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/22(土) 20:48:09 ID:???0
ところで、第23話で電動しびれ組(ブラッドファルコン、デスクロウ、ダークピ
ジョン)の三人が『ズババン砲』…、失礼、もとい『電磁誘導式ホーミングカノン』
を使って、ローゼンクロイツの量産型ディーヴァを殲滅するために電脳組の手助け
をすることになるわけですが、ディーヴァ・ハルピュイアとなっているローゼンク
ロイツの秘書がそれをまた別の名で呼んでます。
「あれは封印されていた、アポストルスの主兵装『デカログス・ミッシーレ』。少
々やっかいですね」
元ネタというか、なんのことかがわからないんですが・・・。

あと、『アモス書』第八章九節をローゼンクロイツが引用して述べているんですが、
これって皮肉になりますかね?
「主なる神は言われた。その日が訪れたとき、私は真昼に太陽を沈ませ、白昼に大
地を闇に変えると」
これだけが引用されているわけですが、実際の『アモス書』にはさらにこんな続き
が書かれていますよね。
「私はお前たちの祭りを悲しみに、喜びの歌をことごとく嘆きの歌に変え、どの腰
にも粗布をまとわせ、どの頭の髪の毛もそり落とさせ、独り子を亡くしたような悲
しみを与え、その最期を苦悩に満ちた日とする」
劇中ではローゼンクロイツがプリムム・モビーレを降臨させることを祭儀として執
り行っているといえるわけですが、クレインを喜び勇んで迎えようとしたローゼン
クロイツは、そのクレインによってまさにその喜びをことごとく嘆きに変えられ、
みるみるうちに年老いて頭髪が後退し、独り子(ローゼンクロイツはクレインに対
してわが子のような親愛の情を持っていた)を亡くしたような悲しみを与えられ、
そのクレインと再会した日は人生最悪の、苦悩に満ちた最期の日となったといえる
わけで、『アモス書』を引用したローゼンクロイツ自身が自ら自分がそうなると予
言している格好になってると。

5【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/22(土) 22:39:01 ID:???0
失礼、無知をさらけ出してしまいました。デカログスって「デカログ」、「十戒」
のことでしたね。それとミッシーレ(ミッシレ)って“Missile”ラテン語の動詞
“Mittere”が形容詞化したもので、現在のミサイル(誘導弾)の語源だったと。
ミッシーレは本来「投擲されるもの」の意ですね。『電磁誘導式ホーミングカノン』
といっているあたり、現在のミサイルと同じく誘導システムを持った兵器だといえ
ますね、一応。直訳すれば『十戒誘導弾』ってことになりますかね。

6蒼ポチ:2009/08/24(月) 23:16:11 ID:JjiZWTcY0
こちらのスレで宜しいでしょうか?
先日はこちらのサイトを訪問ありがとうございます。
こちらからも相互リンクお願いします。
今後ともよろしく。

7【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/25(火) 00:59:04 ID:???0
>>6 青ポチさん
先ほどそちらの掲示板の方にも書いたばかりですが、こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
相互リンク完了してますのでご確認ください。
こちらのほうこそ今後ともよろしくお願いいたします。

8【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/28(金) 23:33:17 ID:???0
イカロスの神話っていうのが少しだけ出てくるけど、ギリシャ神話で本来もっと内
容的に豊かに描かれているのって、イカロスより父親のダイダロスの方じゃありま
せん?エウローペーとゼウスの間の子であるミノス王、そのミノス王が王位の正統
なる後継者を主張しようとしてポセイドンに祈りを捧げた結果、海から贈られた牡
牛。その牡牛を生贄として捧げられることを約束したはずにもかかわらず、ミノス
が所有欲に負けて約束を破ったためにポセイドンの怒りを買って、ミノスの妻パー
シパエーがその牡牛に倒錯的性愛を抱くように呪われてしまう話。ここでダイダロ
スが出てくるわけですが、ギリシャ語でダイダロスって、「様々に技を凝らした」
の意だそうで。でもこのダイダロスにまつわる話って、その話の大部分が絶対子ど
も向けのギリシャ神話の要約本には出てきませんよね。パーシパエーの、牡牛に対
する倒錯的性愛の思いをはらす手助けをする技を凝らすとはねぇ…。
「(ダイダロスは)王妃の望みを遂げさせる仕組を考え出した。それは木の板を組
み合わせて、牛の形につくり、それに本物の牛の皮を被せたものだった。内はずっ
と胴がうつろをなし、人が入る十分な広さをもって、背に取り付けた蓋から自由に
出入りができるようになっていた。足には車輪をつけ、綱で自在に牽いていかれる。
そしてこの人造の牝牛にパーシパエーを潜り込ませて、ポセイドンの牡牛がいる牧
場へと牽いてゆかせた」(呉茂一『ギリシア神話』より)

9【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/29(土) 14:21:53 ID:???0
「牡牛はこれを本物の牝牛と思って挑みかかり、王妃の胸の思いをはらすことがで
きた。」
これによってダイダロスはパーシパエーの信任を得るようになるわけですが、この
倒錯的性愛の思いをはらすためになんどもそんなことを続けた結果、パーシパエー
は奇怪な嬰児を産み落とすことになる、それがテセウスによって格闘の末に倒され
ることになる牛頭人身のミノタウロス(本名アステリオス)だというわけですが、
アリアドネの糸で有名なアリアドネに、その糸球の策を献じたのがまたダイダロス
で、それを知ったミノス王に、迷宮に幽閉されてしまうと。
どうもダイダロスは、智者のようでどこかいまひとつなところがありますね。己の
智慧を使った技工を献じても、それが自身に禍を招くというかなんというか・・・。


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