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許由と太上老君

8【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/06/27(土) 20:57:44 ID:???0
姜子牙ももとより許由の言うとおりにしようとしたのだが、この宇宙の
「経論」とでもいうべきもの(つまり天数ということになろうが)は、
姜子牙や許由などの個人の力ではどうにもならないことだらけであった。
何せ『封神計画』は、仙人界(闡教)の大物が勢ぞろいで参加するのだ
から。人間界での商周の対立は、次第に仙人・道士が混じっての戦いと
化していく。仙人界は闡教と截教の戦いとなる。最終的には商周の対立
とはほとんど関係のないところで、仙人同士が最終決戦を行うことにな
る。それが「誅仙陣の戦い」や「万仙陣の戦い」である。
これにいたるまでの許由の論理が面白い。封神されるものたちのリスト
である封神榜には、あからさまに截教徒が多い。なんと闡教のなかにも
載っているものがおり、それらはみな仙人たちの弟子で、生贄に捧げら
れてしまうのだ!出来が悪いというだけでである!だがそれは、党派意
識で截教徒をほとんど壊滅させる手段として計算づくで考えられていた
りするところがあったりする。
これに対してそれを知った許由は截教徒たちにそれを教えてこう述べる。
「そう簡単に殺されないぞ、と考えていただけでは相手の術中に嵌る。
ただし、不退転の決意で対決すれば、あるいは活路も開けよう。ただし
玄都の太上老君が手を出さなければの話だ。太上老君は超然的な立場を
とっておられる。少なくとも今度の截教潰しの陰謀には加担していない。
そして、全体的には闡教と截教は実力伯仲状態にある。だから対決の姿
勢を示せば、共倒れを憂いて老君が止めにかかるだろう(そうなれば誰
も老君には逆らえないからことは治まる)。大事なことはケンカを買う
ことではない、実力と決意を示すことだ」


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