したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

アイオーン・ソフィア《ユダヤ編》

1【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/02/28(土) 14:06:51 ID:???0
『ソフィアと《智慧文学》』のスレが博士との議論スレになりそう
なので報告は別のスレッドにしました。すでにソフィアについて、
書き上げた部分があり、順々にアップしていくつもりです。最初は
すでに述べたとおり、旧約聖書正典外典における智慧(ソフィア)
の発露の著しい『ソロモンの箴言』『ソロモンの智慧』は、ユング
の引用だけでなく、全編概観したつもりの上で解釈しました。また
『雅歌』についても一読した上で述べています。
ただ、『シラクの息子イエスの智慧』は私の持ち合わせている聖書
の中にはないという欠点があり、ユングの『ヨブへの答え』だけに
頼らざるを得ませんでした。
しかしそれにしてもユング、メソポタミアのイシュタルとタンムズ
の神話や、シヴァ神の説話におけるシャクティの話など、原型たる
神話を持ち出してはいますが、ただ書き連ねるだけで知らない人に
は分からんだろうというような記述の仕方をしていますので、私の
知りうる限りでそれらを補足させていただきました。

いまひとつは、アンドロギュヌス神話におけるアンドロギュヌスや
ヘルマフロディトスといった両性具有神の概念がいかなるものなの
か、そして、それと《シュジュギア》についてどのような関連があ
るのか、用語辞典かなにか別項で簡単に記しておくべきだったかと
いうことでしょうか。以前は初見で分からないところも多く、掘り
尽くせなかった『ヨブへの答え』ですが、今回はこれまで読んでき
たバタイユやグノーシスなどの思考もあり、さらに澁澤龍彦の『夢
の宇宙誌』の助けもありましたので、ソフィアを中心にネタという
ネタを掘り尽くすつもりです。ほんま、『ヨブへの答え』は小冊子
にもかかわらず、ネタ的には超一級品ですね。

当初の予定と若干異なりますが、まずは『雅歌』とイシュタル・タ
ンムズの神話、シヴァ神の説話との関連で語り起こしています。ア
ンドロギュヌス神話については類型を見出せばキリがないほど存在
していますので、シヴァ神の説話で打ち止めです(アダムとイヴの
関連はまた別です)。

問題なのはこの後でして、ユング式に旧約聖書を概観し、彼の言う
『ヨハネによる福音書』『ヨハネの黙示録』との関連で「パラクレ
ート」の教義と「マリア被昇天」のほうへと持っていくか、それと
も反抗的に、このユダヤにおけるソフィアの発露をグノーシス主義
との関連で語るか、どっちにしてもいずれすべて網羅したいところ
ですが、ネタが氾濫しているだけに順番的にどうすればいいか、物
すごい悩みどころです。ついでに言ってしまえば唯一神ヤハウェに
ついてきちんと触れておかなければいけない問題だとも思いますの
で。ユダヤの一神教の概念がいかなるものか、書いてからにしなけ
ればならないかなぁとも考えています。もっとも、ソフィアの項目
で、ソフィアが『エロヒーム』の『ルーアッハ』であるとあります
から、『エロヒーム』とはなんぞ、というところにも触れています
ので、何とかなるかなとも思っていますが。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板