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ヘルマン・ヘッセの「デミアン」

1【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/21(金) 00:50:54 ID:???0
アルバイトの合間を縫いつつ読書と論考の執筆にいそしむ今日この頃。
しかし、かたい革靴で動き回る力仕事のバイトというのはホント靴擦れ起こして痛い・・・orz。

とまぁ、雑談はこんなところとして、今回はユイについて触れる前に一つ新しいスレを立てることにしましょう。というかそれとも絡んではいるんですが(^^;)。
極東博士殿とは少々お話しましたが、小説家ヘルマン・ヘッセの「デミアン」についてです。
詳細は別スレ「ユイ=アブラクサス論」でも述べますが、不可知なるアブラクサスはこの小説においても登場します。
というよりも、日本人にアブラクサスといえば、「死者への七つの語らい」というよりも、こちらの方が知っている、という方も多いのではないでしょうか?
掲示板の広告コーナーでも設置しておきましたが、知らないという方で興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。
この小説、ユング心理学の母元型、あるいはグノーシスとそのままかぶっているところも多いどころか、エヴァともそのままなところすらありますw。
結末部分においてはまさに劇場版の展開にも似ているのですw。
その後がどうなったかという解釈が読み手にゆだねられているという点だけならまだしも「自然へ帰れ」とかw。
非常に読みやすいし、面白いのでサクサク読めます。読んで損は無い一冊です。

ところで博士、何かこれと絡んだことでまとまったことがあればこちらに書き込まれてみませんか?(笑)
なお、アブラクサスそのものについての概要(とはいっても例のごとくコアですが)を、グノーシス概論と共にアップするつもりです。
また、心理学事典の部屋ですが、近々「エンサイクロペディア」に変更しようかと思っています。
心理学だけではなく、哲学もでてきましたし、博士の論考にいたっては科学理論的解釈も用いられていますからね。
というかユング心理学用語が最近極度に乱用されているので、ユングの部屋をさらに増補しなければならないと思っていますが・・・。
また明日、チャットにてお待ちしております。ではどうぞw。

2【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/21(金) 17:05:22 ID:???0
とりあえず今日はインしてお待ちしております。
最近音沙汰が無いのが自由意志の天使さんなんですが、やはり難儀しておられるのでしょうか。
チャットしたいという連絡があったからお待ちしているんですがね・・・。

ちなみに極東博士殿、エンサイクロペディアの部屋には当然ながら澁澤龍彦を載せようと思っています(笑)。
詳しくはチャットでw

3極東博士:2008/03/22(土) 01:00:09 ID:G6iz/z3k0
ハハァ、いつものようにいつもの方がおられますね。
つい先日、SF作家のAC.クラークが亡くなりました。
まさしく彼の作品である「幼年期の終り」「2001年宇宙の旅」とグノーシス主義、
アブラクサスを絡めた論考にしようとしていたところでしてね。
ニーチェ哲学とユイの解釈に関しては若干の差異がありますが、
そのあたりを明確にして記述できればと考えています。

4【管理人】アイオーン・アブラクサス:2008/03/23(日) 00:46:05 ID:D.mPefg60
>>3 極東博士殿
あ、わざわざ「sage」してくださったんですか。
>ハハァ、いつものようにいつもの方がおられますね。
?なんのことですか?
ああ、例のですかね?
>つい先日、SF作家のAC.クラークが亡くなりました。
ふむ・・・、クラーク氏、亡くなられたんですか・・・。
しかし、「2001年宇宙の旅」見ましたけど・・・。
よく分からんかったです(爆)。
というか、借りてきたはいいんですけど、見る時間なくて途中で返さなければならず(泣)。
それにしても最初っからわからないっすね(汗)
なんで猿がギャーギャーわめく阿鼻叫喚図が?ってこれ、もしかしてニーチェのツァラトゥストラの冒頭の方ででてくる「猿」のことと絡んでるとか?
>アブラクサスを絡めた論考にしようとしていたところでしてね。
お、そちらでもアブラクサスですかw(・ω・)w
いや、こちらは論考の方はとりあえずアブラクサスそのものについて取りまとめているところです。
アブラクサスを創作したバシリデースの教説は、博士も仰るように、彼自身の発言ではなく、残っているのが異端反駁者の論駁報告書の類しかない、というのは分かっているのですが、どうにもアブラクサスの概念がヒッポリュトスの方でも面白い点があると思いまして。
アリストテレスの「霊魂論」との比較ですかね。自称「智恵ある建築技師(だったかな?)」でいうところの「大いなる支配者」が、宇宙と超宇宙の境界である「蒼穹」にまで達したとき、自分が至高者であると錯誤して宇宙万物の創作にかかった時、自分よりも智恵あるものを求めて「子」を基体から作ったというのがあるじゃないですか。
この父子関係がアリストテレスの霊魂論で言う「身体」と「魂」の関係であり、魂は身体の業による完成だ、というのがあると思います。
この魂に当たる「聡明な子」がアブラクサスだとなると、ナグ・ハマディ文書の用語解説に載っているそれが間違っている気がするんですけど。
というか本文を読んでいるとどうもそう思えてならないんです。博士は「バシリデースの教説」はあまり興味ありませんでしたっけ?
ヒッポリュトスは異端反駁者ですからどこまで信用していいものかは分かりません。
でも一応、それがなにかしらユング心理学の「ゼーレ」の概念との接点があるのではないかと練っているところです。
「死者への七つの語らい」、「デミアン」などと絡めて概要+発展みたいなことをしようと思っています。
どんなものか、よければご意見ください。
でもこれだとかぶってしまいますかね?(笑)
>ニーチェ哲学とユイの解釈に関しては若干の差異がありますが、
おや?書き始めから既に差異が?
参考になりますので、ぜひともお願いいたします。

ちなみに一応ですが・・・。澁澤龍彦の著書を色々と読んでいるところでございます。
澁澤氏を天才といっている博士のことだから既に読んでいることかと思いますが、「夢の宇宙誌」「胡桃の中の世界」です。
なんとなく博士が良く話題に出してくださるようなことが多いw
先日のホーキングの「胡桃」関連の話とも絡んでいるのでしょうか?w
文庫で非常に安いんで買ってしまいましたよ(笑)。
エンサイクロペディアの部屋に他の人間と同じく澁澤氏を載せようと思いますw。
博士の方がかけると思うので何かありましたら私の方で編集しますよw
あと、長く「管理人より」を空白にしてしまっておりますが、近々リニューアルします。
おそらく澁澤氏の本を読んでおられる博士なら、ほくそ笑んでくださるだろうと思いますがw
それを狙っておりますがね(?)(^^;)。
昨日はお待ちしてたんですが、どうやらお忙しかったようですね。
一応日曜日(ってもう今日だけど)バイトから帰ってきしだい、インしますので、またよろしくお願いいたします。

5【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/23(日) 02:22:59 ID:???0
ちなみに極東博士殿、このところ実家に居るからバイトの給料は本に散財となっていますが、中古屋にプラトン全集12「ティマイオス」が単品でありましたよ!!
状態如何は不明ですが、絶品の割には安かった!!
前に言いましたヘルメス文書の値段と同じ!
ヘルメス文書はすぐになくなってしまいましたが・・・。
いやあ、心の底から欲しいと思っていればそれは向こうから来る、って仰ってましたけど、バタイユの渋澤訳といい、なんとラッキーなw。
ちとぶっ飛んでみました(^^;)
春先は売りに出す人間も多いということなんでしょうかねぇ?

6【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/26(水) 00:49:26 ID:???0
ええと、博士。アブラクサスについては共通の話題のようですから、グノーシス概論の部屋に、アブラクサスのことを企画にした目次を作りますので、博士の論考は博士の論考で、私の論考は私の論考で、という形で同じ部屋に合併してもよろしいですかね?
もちろん極東博士著作集からもいけるようにリンクを張りますが。
また、ユイの論考は今滞っておりますが、y氏の掲示板の方で返答待ちの方がいたのでそっちの方で簡潔的にまとめてみました。
澁澤龍彦のエッセイ「快楽主義の哲学」の文体を参考にしてざっくばらんに述べてみましたよw。こっちの方にもいずれ持ってきますがw。
ミもフタもございませんがw
しかし澁澤龍彦、本当に幅が広いです。まさに天才的エンサイクロぺディスト。どこからどこまで分野を取り扱っているのかとw
もう故人ですけど存命中はおそらく生きる百科事典だったのでしょうね・・・。
若くして死んでしまったこの才能は惜しまれる・・・。
しかも奥が深い上にこのわかり安すぎる文体が非常に爽快ですw
博士が仰ってたように「秘密結社の手帖」からでもそうでしたが、その他もろもろもこれ以上簡単に取りまとめてあるエンサイクロペディア的なエッセイってないんじゃないでしょうかw
黒魔術も読んでみたいw

ところでですね、もしお時間がよろしければ、明日お話できますか?
まあ出来なければ、メールでアブラクサスの論考をお送りします。
ゼーレの論考に錬金術の坩堝を入れてみようかと思案中です。

7【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/27(木) 03:17:09 ID:???0
アイオーン・アブラクサスの概要だけは完成しました。
あとは「死者への七つの語らい」と「デミアン」のアブラクサスについて書きますが、その前に博士に今後の企画とかねて、その論考をお送りします。
こんな風な企画にする、という感覚ですので、何か意見がございましたら是非と思います。


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