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バサラ日記（その３１）
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雑感：
三宮でサイエンスバーを倒産させて、丁度１年経った。
今回の倒産で、お金（資金）、信用、健康、時間、若さ を失った。
ダイヤモンドドリルで心臓血管を掘削する先端医療で、最低限の健康を取戻し、
身体障害者となった事を前提に、障害年金を申請し、ようやく清算の目途がついたが、
再起の目途はつかない。
三宮で営業中、倒れて、透析患者になって、身体障害者となった事を
前提に、障害年金を申請し、それが現在及び将来の「生活の糧」の柱になっている。
任意整理した上で借金返済は順調に進んでいるが、完済まで、あと２年
はかかる。完済後にブラックリスト抹消の時効５年のタイムスイッチがスタートする
見込みだが、返済中の今は、まだスタート時間にすら到達していない。
任意整理は、自己破産と違って 法律上の制約 は少なく、日常生活に
影響は出ないが、業界の信用を失う。今や、部屋の賃貸契約ですら結べない。
その結果、サイエンスバーを新たに出店する事が困難に直面し、デッドロックだ。
このデッドロック（行き詰まり）に直面して、気持の整理が まだつかず、
最近、無為に日々を送っている。建設的な事はしていない。
単に、食品工場の単純作業バイトに応募し、面接の結果を待っている。
三宮バサラ倒産のつけは大きい。倒産前、営業妨害に対し、必死に抵抗した
のは今も当然だと思う。倒産すれば 全てを失うのだ。当然の抵抗をして
警察が入って罪に問われたのは今も納得が出来ない。
今回の倒産を総括してみると、失った最も大きなものは 「若さ」である。
私は もう５３歳。順調に借金返済しても、ブラックリスト抹消は６０歳の還暦
となる。透析患者である事を考えると、６０歳まで生きているか 疑わしい。
店の運営者としてもう一度、立ち上がるのは、極めて困難。若さ がないのだ。
気が滅入って、最近、何も手がつかない。日曜日の今日は、ただ うな丼定食を調理した
事のみが 意味のある出来事である。
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