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バサラ日記（その２１）
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東京のサイエンスバーが、週末予約が取れない程のブームになっていると言う。
それに対し、神戸の当店は潰れかけだ。この差は何なのか？考察したい。
東京店と神戸店の最大の違いは、運営者だ。東京は慶応・学部卒が飲食店として経営している。
それに対し、神戸店は、農学博士が思想活動の場として運営し飲食はカモフラージュ。教育業を志向。
それが、最大の違いで、神戸は懐疑論と言う思想活動なので、敵だらけ。反感の海の中で運営。
東京は「新手のコスプレ飲食店」で、世間の反感を買いようがない。住む世界が違う。
結局、経営者の問題だ。しかし、神戸の経営者を変える訳にはいかないし、
思想活動と言う方向性を変える訳にもいかない。設立理念が崩れてしまう。
オリジナルなスライド講演を商売にする神戸の方向性が悪いのか、と考えると
おうでもない。満員が続いていた時期もあった。問題は、私が出入り禁止客を
作り過ぎた事だと思う。商売のために、グッと我慢しないといけなかった時に
私は我慢しなかった。態度の悪い客はすぐ追い出した。その結果、客が近寄らなくなり
今は閑古鳥が鳴き、潰れかけている。
私がすぐ激怒する性格である事は、神戸三宮中に知れ渡り、最近は
私に喧嘩を売ってくる客は長く出てきていないが、その分、客も減った。
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